CoinPostで今最も読まれています

米SECとバイナンスUS、資産凍結を巡り協議を開始 キプロスでは事業ライセンスの取り消しを申請

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

資産凍結の協議を開始

米証券取引委員会(SEC)と大手暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの米国部門「バイナンスUS」は、14日に調停会議を行なっていることがわかった。海外メディアが報じた。

報道によると、バイナンス本体も参加している模様。この調停会議では、バイナンスUSの資産凍結について協議する。

関連バイナンスとコインベースのSEC訴訟|仮想通貨規制の現状と業界の反応を整理

SECはバイナンスらを合計13の容疑で提訴した後、バイナンスUSの資産を凍結するよう緊急の申し立てを行なった。資産が凍結されれば、バイナンスUSは事業を継続できなくなるが、13日に米地裁の裁判官は、凍結について話し合いを行うように命じている。原告と被告が合意できる可能性があるため、SECの資産凍結の申し立ては不要と判断した模様だ。

関連米SEC、バイナンスUSの全資産凍結を回避するために協議へ=報道

バイナンスUSの事業継続が関係しているため、この調停会議は注目度が高い。調停会議を担当するのはZia M. Faruqui治安判事。Faruqui氏は検察官として仮想通貨関連の事案に関わったことがあり、地裁の公式サイトには、「テロリストが仮想通貨を使用した事件などを担当した」と記載されている。

Faruqui氏については昨年5月、経済制裁を回避するためにビットコイン(BTC)を使った被告に対する刑事告訴を承認した事例がある。

関連米国初、ビットコイン利用の制裁回避で刑事告訴

SECとは

「Securities and Exchange Commission」の略。株や債券など証券の取引を監督する米政府機関のこと。SECのミッションは「投資家を保護すること」「公正で秩序のある効率的な市場を維持すること」「資本形成を促進すること」である。

▶️仮想通貨用語集

関連世界最大級の仮想通貨取引所バイナンスとは|企業としての取り組みを紹介

ライセンスの取り消しを申請

バイナンスについては、地中海の島国キプロスにある「Binance Cyprus Limited」の事業ライセンスを取り消す申請を行なったことがわかった。現在、キプロスの規制当局のウェブサイトに「申請を確認中」と掲載されている。バイナンスが規制当局に登録したのは、2022年3月だった。

The Block」の取材によるとバイナンスは、欧州の仮想通貨規制「MiCA」に準拠する準備に注力する模様。欧州では、フランスやイタリア、スペインといったより大きな市場で、規制に準拠して事業を行っていく計画だと説明している。

関連EU、包括的な仮想通貨規制案MiCAを正式承認 段階的発効へ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
07/27 土曜日
09:45
3兆円運用の米ミシガン州の退職年金、10億円以上のビットコイン現物ETF保有
仮想通貨ビットコインの現物ETFに対する米国の年金基金からの需要は増加傾向にある。運用資産総額3兆円に相当するミシガン州の退職年金はウィスコンシン州とニュージャージー州のジャージー市の年金基金に続き、ビットコインETFの株を保有していることを報告した。
08:10
マスク氏のX(旧ツイッター)、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除か
イーロン・マスク氏がオーナーのX(旧ツイッター)は、ビットコインなどの仮想通貨絵文字表示を削除した。ドージコイン擁護のためか。
07:35
BitwiseのETH現物ETFの横断幕、NYSEに掲揚
仮想通貨運用企業Bitwiseのイーサリアム現物ETFの横断幕が、ニューヨーク証券取引所に掲げられた。同社は、取引終了のベルを鳴らすことも報告している。
07:05
野村傘下のレーザーデジタル、利回り提供のイーサリアムファンド販売予定か
野村ホールディングスの仮想通貨資産子会社であるLaser Digital(レーザーデジタル)は、イーサリアム現物ETFの代替商品の導入を計画しているようだ。
06:40
米SEC、グレースケールのミニ版ビットコインETFを承認
仮想通貨投資企業グレースケールが提供するGBTCは手数料(1.5%)が最も高く資金流出は続いていたが、新商品を導入し0.15%という業界最安の手数料設定で競争力を高める狙いだ。
06:20
ビットコイン価格が21年後に最大で75億円に到達か、マイケル・セイラー氏の強気予想
ビットコインを最も保有する米上場企業マイクロストラテジーのマイケル・セイラー氏はカンファレンス「ビットコイン2024」で、BTCの今後の強気予想のプレゼンテーションを行った。
07/26 金曜日
17:10
「米大統領選で価格変動 トランプやハリス由来のミームコインの買い方
トランプトークンの概要 ドナルド・トランプ前米大統領とその「Make America Great Again」(アメリカを再び偉大に)というスローガンからインスピレーションを得…
17:10
ヤマハ発動機が初のVTuberコラボNFTを発行、Yamaha E-Ride Baseを訪れて進化可能
ヤマハ発動機が初のNFTデジタルステッカーを発行。横浜のYamaha E-Ride Baseで進化するダイナミックNFTを体験し、限定グッズをゲットできる。
15:13
ビットフライヤーがFTX Japan買収完了、カストディ事業展開へ
株式会社bitFlyer HoldingsはFTX Japanの株式100%を取得し、完全子会社化を発表。8月26日までに社名を変更し、クリプトカストディ事業を展開予定。法制度整備後の暗号資産現物ETF関連サービス提供も視野に入れている。
14:43
Neo Xメインネットが正式稼働 EVM互換でネオのエコシステムを拡張
Neoは高性能EVMベースのサイドチェーン「Neo X」のメインネット正式稼働を発表。クロスチェーンブリッジで流動性と互換性が向上し、エコシステムの可能性が広がる。
14:15
カマラ・ハリス氏のミームコインが過去最高値を記録、大統領候補指名の期待受け
PolitiFiと呼ばれる政治パロディのミームコインが、仮想通貨領域で独自のジャンルを形成しており、カマラ・ハリス副大統領のパロディコイン「 Kamala Horris(KAMA)」が急騰し話題となっている。
12:55
アルトコインETFの未来、ブラックロックが語る現実と可能性
ブラックロックのデジタル資産責任者は、イーサリアム現物ETFが承認されていても他のアルトコインETF誕生には困難があると話した。
12:14
仮想通貨相場反発、ビットコイン・カンファレンスのトランプ登壇に関心集まる
昨日までの大幅下落とは打って変わり暗号資産(仮想通貨)相場は反発した。強気シグナルのハッシュリボンが点灯しているほか、今週末にはビットコインカンファレンスに米国のトランプ前大統領が登壇予定であり、投資家の関心が集まる。
11:00
トランプ前大統領の陣営、4〜6月期で仮想通貨で6億円の寄付金調達
トランプ前大統領は、ビットコインなど仮想通貨で6億円以上の選挙資金を調達。「ビットコイン2024」でもさらに資金を集める予定だ。
10:30
BTCが290万ドルに到達するシナリオ、VanEckが公開
仮想通貨ビットコインが2050年までに290万ドルに到達するシナリオをVanEckのアナリストが公開。このシナリオを実現するための条件を説明している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア