はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

「DAOで新しく挑戦する人々を支援するルール作りを」自民党web3PTがハッカソンを総括

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DAOのルール作り

初代デジタル大臣の平井卓也議員は24日、「DAOルールメイクハッカソン」に関する振り返りと提言案に関する議論を行なったことを公表した。

これまで着実にweb3の発展に向けて論点の整理や法令・税制の整備を進めてきたと説明。そして、web3時代の新しい組織のあり方についても、新しくチャレンジする人々を応援できるようなルール作りを推進したいと述べている。

DAOとは

「Decentralized Autonomous Organization」の略。一般的な企業などとは違って経営者のような中央管理者が存在せず、参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる組織を指す。

▶️仮想通貨用語集

DAOルールメイクハッカソンは、自由民主党のデジタル社会推進本部のweb3プロジェクトチーム(PT)が昨年11月から開催。日本でDAO(自律分散型組織)が増えていることなどを背景に、制度的な側面から更なるDAO支援を検討していくことを目的にしていた。

関連「ユーザーがポテンシャルを最大化できる環境を作っていきたい」自民党、DAOのハッカソンを開始

「コインデスクジャパン」によれば、web3PT座長の平将明議員は今回、以下のようにコメントしている。

(DAOは)ブロックチェーンをベースにして動かす組織、まさにインセンティブ革命として捉えている。ハッカソンの成果も踏まえて、まずはできるところから進めていく。

さらには将来の最終形を見据えて政策を実装していきたい。

平議員は先月23日、2024年の年明けにDAOのルールに関する方向性を示すと説明していた。また今月23日には、DAOに関する政策提言を渡海政調会長に事前説明したことを報告している。

コインデスクジャパンは、数日のうちに提言案が公表される予定であると報じた。

関連日本暗号資産ビジネス協会が「地方創生DAOの構築に係るガイドライン」を発表

ハッカソンの内容

今回のハッカソンは、web3PTで発表したことのある関連団体や企業、推薦された事業者を招待して開催。平井議員は合計4回の開催で21の企業や組織が参加したと報告している。

検討したいポイントとしては事前に、以下のような内容を挙げていた。

  • DAOを作る理由は何か?法人格で困ることはあるか?
  • 既存の法人格はあるが、そこに属さない理由は何か?
  • 金銭的な価値の流通が発生するか?金商法で困ることはあるか?
  • 非金銭的な価値の流通が発生するか?既存の法律で困ることはあるか?

ハッカソンの内容は塩崎議員が「note」にまとめている。例えば、ゲームやスポーツなどの事業を行うディー・エヌ・エー(DeNA)の資料には「ルール形成に求めること」の欄に以下のような課題が記載されている。

DAOやNFTには雛形となるプログラムがあり、それらのコードをコピーすることで簡単に仕組みを複製、拡張できるというメリットがあるものの、既存の法人格の整理や法制度上、このような柔軟な動きが難しく、利点を活用できていないのではないか。

関連DeNA、Web3クイズゲームをローンチ ブロックチェーンはETHのL2「Base」を採用

これから公開される提言では法整備や税務、登記などについて方向性が示されるとみられる。

日本のWeb3政策特集

海外からも注目 日本政府が仮想通貨企業の資金調達に関する規制を緩和へ 日本の仮想通貨税制は本当に変わる?|WebXレポート&インタビュー
CoinPostアプリで優位性を 「暗号資産法人税制のさらなる改正を」金融庁が令和6年度税制改正要望を公開
なぜ日本政府は「Web3政策」を推進し始めたのか?重要ポイントと関連ニュースまとめ 6月1日施行の改正資金決済法で国内ステーブルコイン発行可能に、多国籍企業にメリットも
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
06/30 月曜日
17:30
ポンタポイントで暗号資産運用体験「Pontaビットコin牧場」開始 総額1,000万円キャンペーンも実施
BACKSEATとロイヤリティマーケティングが、Pontaポイントで暗号資産の運用体験ができるサービスを開始。実際の売買は行わず、ゲーム感覚で楽しめる。
15:52
仮想通貨は「やめとけ」って本当?損失回避のカギとなる4つのリスクと対策を紹介
仮想通貨=危険という印象の背景 「暗号資産(仮想通貨)=危険」という先入観は依然として根強く残っています。激しい価格変動やセキュリティ事故などのネガティブなニュースが注目を集め…
14:26
『ビットコイン財務戦略の成功は少数企業に限られる』Breedレポート、ストラテジー社の先行事例に注目
仮想通貨VCのBreedがビットコイン財務戦略企業についての記事を発表。弱気相場が到来した場合、株価プレミアムを維持できる企業は少数だとの見解を示した。
12:54
メタプラネット、1,005BTC追加購入 ビットコイン保有量は上場企業5位に
156億円分を追加購入 株式会社メタプラネットは6月30日、ビットコイントレジャリー事業の一環として、1,005BTCを追加購入したと発表した。平均購入価格は1BTCあたり1,…
12:16
暗号資産とは?広がりと注目の背景を初心者向けに解説
ビットコインや暗号資産はなぜ今、国家や企業から注目されているのか?世界的な広がりとその背景を、初心者にもわかりやすく解説します。
11:30
仮想通貨にまつわる5つの誤解|“しくみ”と考え方を整理する
仮想通貨に対する5つの誤解を、初心者向けにわかりやすく解説。簡単な答えと詳細な背景で正しい理解をサポートします。
11:21
堅調推移のビットコイン過去最高値に迫る、米株指数上昇で強気ムード継続
仮想通貨市況 暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比+1.1%の1BTC=108,590ドルに。 過去最高値は、今年5月に記録した112,000ドル。 先…
09:23
米タイム誌『最も影響力のある企業100選』にコインベース、仮想通貨業界の政策牽引で選出
米TIME誌が発表した「最も影響力のある企業100選」に米国の仮想通貨取引所最大手であるコインベースが選出された。株価は先週最高値を更新した。
06/29 日曜日
14:27
コインチェックの使い方・メリットと口座開設手順、アプリ活用法を解説
東証1部上場企業マネックスグループ傘下の仮想通貨取引所コインチェックについて、投資家目線でオススメする3つの注目ポイントを紹介。ビットコインのほかリップル(XRP)やネム(XEM)など多数のアルトコインを取り扱うなど、サービス充実度は目を見張るものがある。
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルによるSEC相手の控訴取り下げやソラナ財務企業の株価暴落など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
12:28
BTCイールドとは?一株あたりのビットコイン量で企業価値を測る理由
BTCイールドはマイクロストラテジーが提唱し、メタプラネットも採用する“一株あたりのビットコイン保有量”で企業価値を捉える新指標。株式希薄化リスクやメリット、実際の数値をわかりやすく解説します。
11:30
ビットコイン下降チャネル上限届かず、PCE発表控え押し目形成の可能性に注意|bitbankアナリスト寄稿
今週の週次レポート 国内大手取引所bitbankのアナリスト長谷川氏が、今週の暗号資産(仮想通貨)ビットコインチャートを図解し、今後の展望を読み解く。 目次 ビットコイン・オン…
11:00
週刊仮想通貨ニュース|メキシコ大富豪のBTC価格上昇予測に高い関心
今週はメキシコ大富豪のビットコイン価格上昇予測、米テキサス州のビットコイン準備金設立法案成立、金融庁の仮想通貨規制審議に関するニュースが最も関心を集めた。
06/28 土曜日
14:00
仮想通貨配分を4割まで推奨、米著名金融アドバイザー「従来60-40モデルは時代遅れ」と見解
著名金融アドバイザーのリック・エデルマン氏は最新見解で仮想通貨ポートフォリオ配分を従来の1%から最大40%へ大幅引き上げを推奨。
13:15
米上場Genius Group、ビットコイン買い増し構想 勝訴した際の損害賠償で
NYSE上場のGenius Groupが、訴訟勝利の場合に得られる推定10億ドルの50%をビットコイン購入に充当する計画を発表した。昨年よりビットコイン財務戦略を採用している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧