はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

エルサルバドル「ビットコイン政策を継続」 ブケレ大統領再任の場合

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

「ビットコイン政策を維持」

エルサルバドルのフェリックス・ウジョア副大統領は1月31日、ナイブ・ブケレ大統領の2期目においても、暗号資産(仮想通貨)ビットコイン(BTC)は同国の法定通貨であり続けると述べた。ロイター通信が報じた。

エルサルバドルでは4日に大統領選挙が行われるが、現職ブケレ大統領の再選が確実視されているところだ。

ウジョア氏の発言は国際通貨基金(IMF)の勧告を受けたものである。IMFは数十億ドルの融資交渉中に、エルサルバドルに対して、ビットコイン法定通貨化政策の「見直し」を求めていた。ウジョア氏は、これには従わない方針だと話したことになる。

IMFはビットコイン法案が成立した2021年より、再三ビットコイン政策のリスクを指摘してきた。

関連国際通貨基金(IMF)が調査報告「エルサルバドルはビットコイン債の導入を見直すべき」

ウジョア氏は、米証券取引委員会(SEC)がビットコイン現物ETFを承認したことも、ビットコイン政策推進というエルサルバドル政府の決意を強めたと話している。

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

▶️仮想通貨用語集

関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

ビットコイン担保債券「ボルケーノ債」

ウジョア氏は、ブケレ大統領が予想通り再選した暁には、2024年第1四半期(1~3月)中にビットコイン担保債券を発行する計画や、「ビットコイン・シティ」の建設などを進めていくと述べた。

昨年12月には、エルサルバドルのビットコイン担保債券「ボルケーノ債」が、同国のデジタル資産委員会(CNAD)によって承認されている。

昨年1月時点の計画によると、この債権は約1,460億円(10億ドル)分のビットコインを担保に発行されるものだ。期限は10年間で、年間6.5%の利回りを投資家に提供する見込みとなる。

「ボルケーノ債」で調達された資金は、「ビットコイン・シティ」の建設やビットコインの購入に充てられる予定だ。

関連エルサルバドルのビットコイン担保債券「ボルケーノ債」が規制認可を取得

仮想通貨特区や市民権プログラム

「ビットコイン・シティ」はブケレ大統領がエルサルバドル東部で建設を推進する仮想通貨特区だ。付加価値税(VAT)以外の所得税や固定資産税などを非課税として、仮想通貨企業の誘致を行う。

ブケレ大統領は2022年、この特区の電力を完全に火山由来の地熱発電でまかなうと述べている。

関連エルサルバドルの「ビットコイン・シティ」構想、火山熱100%利用へ

エルサルバドルは昨年12月、ビットコインまたはステーブルコインのUSDTで100万ドル(約1.5億円)を寄付した外国人に居住ビザと市民権への道を提供する市民権プログラムも開始した。

関連ビットコインで市民権を得る時代へ、エルサルバドルの新移民法ー報道

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/05 金曜日
19:26
テザー投資家が英政党に史上最高額寄付 改革党に18億円相当
ステーブルコイン発行会社テザーの投資家クリストファー・ハーボーン氏が英国改革党に900万ポンド(約18億円)を寄付し、存命個人からの政党寄付として史上最高額を記録。米国でもトランプ大統領が選挙期間中に仮想通貨業界から2600万ドル超を集めるなど、仮想通貨資金が英米両国の政治に影響力を持ち始めている。
18:40
Cloudflare障害でコインベースなど取引所が一時アクセス不能 11月に続き再発
12月5日夕方、Cloudflareの障害により、コインベースやクラーケンなど複数の仮想通貨取引所とDeFiプロトコルのユーザーインターフェースが一時的にアクセス不能に。11月18日に続く障害で、インフラ依存のリスクが再び浮き彫りとなった。
17:24
米上場AlphaTON Capital、約630億円調達へ TONトークン取得とAI投資
ナスダック上場のデジタル資産運用企業AlphaTON Capitalが、米SECに4億2069万ドル(約630億円)の資金調達枠を申請。TONトークンの追加取得とテレグラムのCocoon AIネットワークへの投資を計画。TONエコシステムへの機関投資加速が見込まれる。
14:30
チェーンリンク現物ETF、初日に64億円の流入で好調 ソラナETFからは最大流出
仮想通貨チェーンリンク現物ETFの取引初日に64億円が流入し好調な滑り出しとなった。一方ソラナ現物ETFからは過去最大の資金流出があった。
14:00
国際通貨基金(IMF)、ステーブルコインの規制断片化に警鐘 
国際通貨基金が今週、ステーブルコイン市場の評価報告書を公開し、各国の規制枠組みの断片化が金融安定性を脅かし監視を弱体化させ、国境を越えた決済の発展を遅らせていると警告した。
13:30
CZとピーター・シフが激論交わす、ビットコインvs金「どちらが真の価値保存手段か」
バイナンス創設者CZ氏と金支持派エコノミストのシフ氏が4日、ドバイでビットコイン対トークン化金の討論を実施。金塊の真贋確認場面が話題となり、検証可能性や価値保存機能をめぐり対照的な見解を示した。
12:00
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」、チケット販売開始
アジア最大級のWeb3カンファレンス「WebX2026」が2026年7月13日・14日にザ・プリンスパークタワー東京で開催。本日よりVIP Pass、Business Pass、Booth Passのチケット販売を開始。開幕セール価格は2月28日まで。
11:52
ビットコイン、政府系ファンドは8万ドル台で買い増し 日銀政策と円キャリートレードにも注目
ブラックロックのフィンクCEOは、複数の政府系ファンドがビットコインの大幅下落局面で買い増していたことを明らかにした。一方、CryptoQuant CEOは2022年のような大暴落は起きにくいと分析。市場は12月の日銀政策決定に注目、円キャリートレードの動向がビットコイン含むリスク資産に影響を与える可能性を考察する。
11:20
「ストラテジー社は株価指数から除外されてもBTCを売却しないだろう」Bitwise
Bitwiseのマット・ホーガン最高投資責任者は、ストラテジー社は株価指数から除外されてもビットコインは売却しないだろうとの見方を示した。その根拠を説明している。
10:15
XRPレジャーの流通速度が年間最高値を記録 オンチェーン活動が急増=CryptoQuant分析
XRPレジャーの流通速度流通速度が12月2日に年間最高値0.0324を記録。大口保有者による2100億円規模の買い増しや取引所準備金の減少など、オンチェーン活動の活発化が確認された。CryptoQuant分析。
10:05
年末にかけての下落リスクを軽減する価格帯は? ビットコイン最新市場分析=Glassnode
Glassnodeが仮想通貨ビットコイン市場の最新週間レポートを発表。需要低迷と含み損拡大の中、年末の下落リスクを抑える価格帯などを分析している。
08:55
JPモルガンがストラテジーのビットコイン売却回避能力を評価、「マイナーの動きより重要」
JPモルガンのアナリストが、ストラテジーのビットコイン売却回避能力がBTC価格の短期見通しにおいてマイナー活動より重要だと分析した。
08:20
21シェアーズ、米国初のスイ(SUI)連動2倍レバレッジETFを上場
21シェアーズが米国証券取引委員会の承認を得て、スイ(SUI)の価格に連動する初のレバレッジETFをナスダックに上場した。日次リターンの2倍を提供する商品で、スイエコシステムに関連する初のETFとなる。
08:10
「政府系ファンドは相場下落時にBTCを買い増し」ブラックロックのCEO
ブラックロックのラリー・フィンクCEOは、複数の政府系ファンドが仮想通貨ビットコインを購入していると明かした。相場下落時に買い増ししている様子も伝えている。
07:25
ソラナとベース間ブリッジが稼働開始、チェーンリンクとコインベースが安全性確保
レイヤー2ベースチェーンがソラナとのブリッジをメインネットで正式稼働。チェーンリンクCCIPを採用し、両チェーン間でのトークン移動と取引が可能になった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧