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オーストラリア証券取引所、今年末までにビットコイン現物ETFの上場承認か=報道

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

VanEckらも現物ETFを申請中

オーストラリア証券取引所(ASX)は2024年末までに、最初のビットコイン(BTC)現物ETFを認可すると予想されている。ブルームバーグが関係筋の情報として報じた。

ASXはオーストラリア国内株式取引の約80%を取り扱っている大手取引所だ。

ASXは具体的なスケジュールを発表してはいないものの、暗号資産(仮想通貨)を土台とするETF(投資信託)を提供することに関心を持つさまざまな企業と協議を行っているところだと伝えられる。

具体的には、シドニーに本拠を置く資産管理会社BetaSharesや、米資産管理大手VanEckのオーストラリア部門などが含まれる。

BetaSharesのデジタル資産責任者を務めるジャスティン・アルザドン氏は、米国における最近の仮想通貨部門への資金流入は、仮想通貨の資産クラスとしての受容が広がり存続期間が伸びることを示唆すると話した。

関連: モルガン・スタンレー、ブローカーによるビットコインETF勧誘を検討

ビットコインETFとは

ビットコインを投資対象に含んだ上場投資信託(Exchange Traded Fund)のこと。投資信託とは、投資家から集めたお金を1つの資金としてまとめ、株式や債券などに投資して運用される金融商品。運用成果が投資家それぞれの投資額に応じて分配される仕組みになっている。投資信託の中でもETFは証券取引所に上場しているため、株式と同様に売買ができる。

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関連: 初歩から学ぶビットコインETF特集:投資のメリット・デメリット、米国株の買い方まで解説

年金基金からの資金流入可能性

VanEckオーストラリアの投資・資本市場部門副責任者ジェイミー・ハンナ氏は、自己管理型スーパーファンドなどがビットコイン現物ETFの買い手になる可能性があると意見している。

オーストラリア税務局によると、同国で個人が退職金を積み立てる自己管理型スーパーファンド(SMSF)は、2023年9月末時点で900億円規模の仮想通貨を保有していた。2019年から約5倍に達した形だ。

ただ、同9月末時点でオーストラリアのSMSFが保有する純資産総額のうち、仮想通貨が占める割合はまだ0.1%にとどまっている。

関連: オーストラリア退職金ファンド(年金基金)、仮想通貨の保有額増加で900億円規模に

香港のETF市場規模についての予測

香港も、ビットコイン現物ETFとイーサリアム(ETH)現物ETFの立ち上げを承認したところだ。4月30日より取引開始される。

関連: 香港の現物ビットコインETF、4月30日にも発売かー報道

仮想通貨ジャーナリストWuBlockchainは関係筋の情報として、香港で30日より発売されるビットコインおよびイーサリアムの現物ETFの発行規模は2億~3億ドル(310~470億円)に達すると予想されると述べた。

また、最終的な市場規模は少なくとも、20億~30億ドル(約3,100~4,700億円)に達する可能性があると見解を披露している。先日、米国のアナリストは推定市場規模を5億ドル(約780億円)としていたが、これよりも大幅に大きくなると意見する格好だ。

関連: 「香港の仮想通貨現物ETFへの流入額は年間最大5億ドルまで」アナリスト指摘

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