はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ソラナなどアルトコインの現物ETFが承認される条件は? 識者が議論

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

アルトコイン現物ETFの承認条件

ソラナの流動性ステーキングプロトコル「マリネード」の主要コントリビューターであるマイケル・レペトニー氏らは、ソラナの現物ETF(上場投資信託)が承認されるための条件について話した。cryptonewsが報じた。

レペトニー氏はまず、CMEでソラナの先物ETFが取引されている必要があると意見している。

ビットコインイーサリアムについては、現物ETFよりも先にシカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で先物が取引されてきた状況があった。これは米商品先物取引委員会(CFTC)が監督しており、こうした市場の存在がSECの承認を後押しする一要素ともなったとされるところだ。

レペトニー氏は、「ステーキングされたイーサリアムETFの承認が、おそらく他のアルトコインETFの承認に先行するだろう」とも話した。

イーサリアム現物ETFについても、SECがステーキングに証券性を見出す可能性があったため、当初ステーキング要素を入れていた申請企業は、これを削除した上で申請書を再提出して承認された経緯がある。

レペトニー氏はさらに、アルトコインについては十分な流動性を示すことも規制当局からETFの承認を得る上で重要だと続けた。流動性は、そのETFが大きな価格変動なしに大規模な取引を処理できることを保証するものであり、市場の安定性を維持するために不可欠だと指摘する形だ。

関連: 米ビットコイン現物ETFから100億円相当の流出、19日連続の純流入に終止符

関連ソラナ(SOL)おすすめ取引所、手数料・ステーキング・出庫機能を徹底比較

ソラナETFの実現可能性

ソラナ基盤のパーミッションレス・オラクルネットワーク「Switchboard」のクリス・ハーミダ共同創設者兼CEOは、次のETF候補として流動性が高く大規模なユーザーベースを持つソラナを挙げている。

ソラナには中央集権化されているという問題もあるが、現在ソラナはバリデータ数を増やすなど分散化へ取り組んでおり、その優れた技術力と合わせると、次のアルトコインETFの有力候補だと意見した。

一方、ブルームバーグのETFアナリストを務めるジェームズ・セイファート氏は、ソラナなどアルトコインの現物ETFが実現するとしても何年も先だろうとの見解を改めて述べている。

セイファート氏は、ビットコインやイーサリアムに続くアルトコインのETFが2025年に承認される見込みはほとんどないと意見した。

次のETFとしては、ソラナになるのが最も理にかなっていると考えられるが、現在の米SECがソラナを証券をみなしているとも指摘した。SECは対コインベース訴訟などで、証券とみなされる銘柄の一つにソラナを挙げていた経緯がある。しかし、リップル社とXRPの件と違って、ソラナラボやソラナ財団を提訴したわけではない。

関連: コインベース提訴 SECゲンスラー委員長「もう仮想通貨は必要ない」

セイファート氏は、ETFが承認される上では、まずその資産が商品(コモディティ)か証券かを明確にすることが必要であり、次に、監視可能な規制市場が存在していることが条件になると話した。

なお、イーサリアム現物ETFについてはゲンスラーSEC委員長が、今年の夏の終わり頃(9月までに)に上場承認される可能性があると話している。

関連: 米イーサリアム現物ETFの上場承認は「今夏中に」、ゲンスラー委員長発言

関連: 「イーサリアム現物ETFには最初の5カ月で最大48億ドルが純流入する可能性」K33分析

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/09 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルの770億円調達やジーキャッシュ高騰の背景分析など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
週明けから急落のビットコイン、相場復調の前提条件は?|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は続落の見通し。AIバブル崩壊や景気後退懸念から1560万円周辺まで下落。ただし短期筋の97%が含み損となっており、下値余地は限定的との指摘も。bitbankアナリストが今後の展望を解説。
11:00
週刊ニュース|金融庁の仮想通貨ETF関連デリバティブ国内提供への見解に高い関心
今週は、暗号資産ETF関連デリバティブの国内提供に対する金融庁の見解、ビットコインの10万ドル割れ、仮想通貨の最新市場分析に関する記事が関心を集めた。
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧