はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

テレグラムCEOをフランス当局が起訴 TON財団「不当逮捕」とアピール

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ドゥーロフ氏は司法監視下に

テレグラムのパベル・ドゥーロフCEOは28日、フランスの裁判所で起訴された。ブルームバーグが報じた。

「児童の性的画像の拡散や、メッセージングアプリ(テレグラム)運営による麻薬密売などの犯罪への共謀」の容疑で訴えられた形だ。

またロイター通信によると、ドゥーロフ氏は現在は釈放されているものの、「司法監視下」に置かれており、フランスに留まる必要がある。さらに、500万ユーロ(約8億円)の保証金を支払わなければならない。

今回の逮捕については、テクノロジー界など様々なコミュニティから批判の声が上がっているところだ。

イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏も、「適切にコンテンツ管理していない」「外部に顧客の情報を引き渡さなかった」という容疑だけで逮捕されたことを懸念している。

他に、エドワード・スノーデン氏やイーロン・マスク氏もドゥーロフ氏支持を明らかにした。

テレグラム公式Xアカウントも、同社のプラットフォームは、デジタルサービス法などEUの法律を遵守しており、コンテンツ管理も業界標準の質を維持し、常に改善されていると表明している。

関連: テレグラム創業者逮捕で時価総額10位の暗号資産TON急落 ロシア当局らが抗議

TON財団は不当逮捕と非難

テレグラム発の暗号資産(仮想通貨)TONのコミュニティは現在、フランス当局にドゥーロフ氏の解放と、テレグラム・ユーザーの表現の自由とプライバシーの権利を保護することを求める署名を集めている。

TONのブロックチェーンは28日に約6時間ダウンしたが、その後ブロック生成を再開した。TONによると、この原因はDOGSトークンの鋳造が増えていることによる負荷と考えられる。

TON財団は、ドゥーロフ氏の逮捕は不当だとアピールするためにDOGSのエアドロップを行った。DOGSはテレグラムコミュニティのミームコインで、このトークンを表わす犬の絵柄は、ドゥーロフ氏が以前に描いたものをモチーフにしている。

仮想通貨コミュニティ内外では、「#FREEDUROV(ドゥーロフ釈放)」ムーブメントが拡大しているところだ。

TONは、ドゥーロフ氏逮捕で一時17%ほど下落。記事執筆時点では5.5ドル付近で推移している。仮想通貨時価総額ランキングでは9位だ。

関連テレグラムCEO逮捕で広がる「解放運動」、仮想通貨レジスタンス・ドッグ(REDO)急騰

複数政府との緊張関係指摘も

ドゥーロフ氏はロシア出身で、カリブ海の島国セントクリストファー・ネイビス、およびフランスとアラブ首長国連邦(UAE)の市民権を取得しているとされる。

ウォールストリートジャーナルによると、ドゥーロフ氏率いるテレグラムで、民主化デモ参加者や反体制派、イスラム過激派、麻薬密売人、サイバー犯罪者などが集うことを理由として、複数の政府がドゥーロフ氏を標的にしていた。

2017年には、フランスのスパイがアラブ首長国連邦との共同作戦でドゥーロフ氏のiPhoneをハッキングしたとも伝えられる。

一方、フランスのマクロン大統領は、今回の逮捕が政治的な動きであることを否定した。

関連マクロン仏大統領「テレグラムCEO逮捕は、政治的決定ではない」

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/20 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、投資会社創設者によるETH1万ドル到達予測やXRPの最高値更新など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン1800万円目前で揉み合い、米規制緩和進展が下値支え|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)対円相場が1800万円を窺う展開。史上最高値更新後の高値揉み合いが続く中、米下院でのジーニアス法案可決など規制緩和の進展が相場を支援。トランプ政権の仮想通貨政策レポート公表を22日に控え、戦略的ビットコイン備蓄の具体策にも注目。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|トランプ大統領による米初の仮想通貨包括規制法署名に高い関心
今週は、ビットコインの価格予想、古参ビットコイン大口保有者の動向、トランプ大統領による米初の仮想通貨包括規制法への署名に関する記事が最も関心を集めた。
07/19 土曜日
13:50
トランプ一族関連のWLFI、4.5億円分のイーサリアムを追加購入 総額370億円超に
ワールド・リバティ・フィナンシャルが861ETHを新規購入し、総保有量は70,143ETHに到達。仮想通貨法案可決が追い風に。
13:20
ジャック・ドーシーのブロック社、S&P500指数に追加へ
ジャック・ドーシー率いるブロック社がS&P 500指数に追加される。株価は時間外取引で10%以上上昇した。同社は米国製の新ビットコインマイニングチップを年内発売予定だ。
11:30
ピーター・ティール支援の仮想通貨取引所ブリッシュがIPO申請=CNBC
元NYSE社長トム・ファーレイ率いるブリッシュが証券取引委員会にIPOを申請。コインデスク買収実績を持つ同社の上場計画と業界動向を報告。
11:02
著名アナリストが分析、「ビットコインからイーサリアムへ資金移動、アルトシーズンの兆し」
ウィリー・ウー氏らがアルトシーズン開始を予測。仮想通貨ビットコインからイーサリアムへの資金ローテーションが本格化し、アルトコイン市場の上昇環境が形成。
10:05
JBA、暗号資産アンケート 分離課税20%導入の場合84%が投資増額意向
日本ブロックチェーン協会が暗号資産税制アンケート結果を公表した。保有者の84%が分離課税20%で投資増額すると回答した。また、10人に1人以上が暗号資産を保有などの結果も出た。
08:50
仮想通貨全面高の一週間、米下院クリプトウィーク振り返りと今後の見通し|仮想NISHI
今週の仮想通貨市場は、米下院で開催された「仮想通貨週間」において、ビットコインが史上最高値となる12万ドルを超える展開となった。アルトコイン市場においても大幅な上昇が見られた。
08:30
リップル発行のRLUSD、ブルーチップから最高評価獲得
独立の格付け機関ブルーチップがリップルのRLUSDステーブルコインにA評価を付与。BNYメロンでの準備金管理と堅牢なコンプライアンス体制などが評価された。
07:30
「米SECはトークン化の規制例外措置を検討中」アトキンス委員長
米SECのアトキンス委員長が、SECは証券のトークン化における規制の例外措置を検討していると明かした。RWAのトークン化は仮想通貨・ブロックチェーン領域で大きなトレンドになっている。
07:00
「保有していれば国家債務削減できたか」ブルガリア政府が2018年に手放した21万ビットコインの現在価値
ブルガリア政府が2018年に売却した21万3500BTCの仮想通貨ビットコインの現在価値は250億ドル超。同国債務の約8割に相当する巨額損失として話題に。
06:20
米上場ビットデジタル、イーサリアム保有量12万ETHに拡大
米ナスダック上場のビットデジタル社が18日、6730万ドルの資金調達で19683ETHの仮想通貨イーサリアムを追加購入。総保有量は120,306ETHで、時価4.24億ドルに拡大。
05:40
トランプ大統領がステーブルコイン法案に署名、米初の仮想通貨包括規制法が成立
トランプ大統領が19日、ステーブルコイン規制枠組みを定めるGENIUS法案に署名し米初の仮想通貨包括規制法が成立。2500億ドル規模のステーブルコイン市場に明確な規制導入。
07/18 金曜日
17:36
JBA、仮想通貨の税制改正「5項目」提言 申告分離課税20%など
日本ブロックチェーン協会が7月18日、暗号資産の税制改正要望書を政府に提出。最大55%の総合課税から20%分離課税への移行、損失繰越控除、暗号資産同士の交換非課税など5項目を要望。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧