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マクロン仏大統領「テレグラムCEO逮捕は、政治的決定ではない」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロン大統領が声明

フランスのエマニュエル・マクロン大統領は26日、テレグラムのパベル・ドゥーロフCEOの逮捕は「決して政治的な決定ではない」と発言した。テクノロジー業界から逮捕について抗議の声が多く上がっていることを受けたものだ。

マクロン大統領は、本件について誤った情報が見られるとして、次のように述べている。

法の支配によって統治される国家では、ソーシャルメディアと実生活の両方において、市民を保護し、その基本的権利を尊重するための法的枠組み内で自由が守られている。

法を執行するのは、完全に独立した司法の責任だ。

フランス国内でのテレグラムCEOの逮捕は、進行中の司法捜査の一環として行われた。決して政治的な決定ではない。この問題について判決を下すのは裁判官だ。

ドゥーロフ氏は、ロシア出身でフランス国籍を持つとされる。テレグラムはロシアやウクライナでも利用者が多く、ロシア大使館も、同氏の逮捕について抗議していた。

テクノロジー界の一部からは、本件は言論の自由の擁護者としても知られるドゥーロフ氏を、フランス政府が抑圧しようとする政治的な動機による試みだと批判の声が上がっていた。

また、イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏も、「適切にコンテンツ管理していない」「外部に顧客の情報を引き渡さなかった」という容疑だけで逮捕されたとすれば、今後ソフトウェアと通信の自由について懸念されると意見している。

パリ検察庁は、今回の逮捕について声明を発表。7月8日に開始された公開司法捜査の一環として行われたものだと述べている。この捜査は、違法取引、児童ポルノ犯罪、麻薬密売などの共謀や当局が要請した情報伝達の拒否などをめぐって行われていると続けた。

組織犯罪捜査の手続きにより認可されるドゥーロフ氏の拘留は、8月28日まで延長される可能性があるとしている。

関連:テレグラム創業者逮捕で時価総額10位の暗号資産TON急落 ロシア当局らが抗議

スノーデン氏らも抗議

米国家安全保障局(NSA)の元職員エドワード・スノーデン氏も、次のように懸念を表明している。スノーデン氏はNSAによる個人情報の収集活動を内部告発した人物だ。

ドゥーロフ氏の逮捕は、言論と結社の自由という基本的人権に対する攻撃だ。マクロン大統領が、私的な通信の内容を入手するために人質を取るというレベルにまで堕落したことに驚き、深く悲しんでいる。

これはフランスだけでなく、世界の品位を落とすものだ。

また、著名な仮想通貨投資家で元コインベースCTOのバラジ・スリニバサン氏も「フランスは再びファシズムに陥った」とXに投稿し、アプリを開発すれば逮捕されるような国を訪れるべきではないと意見した。

ロシアのインターネット検閲に対して抵抗していたドゥーロフ氏がフランスに拘留されることは皮肉だとの見解も示している。その他、イーロン・マスク氏もドゥーロフ氏を支持しているところだ。

暗号資産(仮想通貨)コミュニティ内外では、「#FREEDUROV(ドゥーロフ釈放)」ムーブメントが拡大している。

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