はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

リップル共同創設者が出資を主導 DeFiプロジェクト「イエローネットワーク」が14億円調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DeFiの課題解決へ

DeFi(分散型金融)プロジェクト「イエローネットワーク(Yellow Network)」は、初期の資金調達であるシードラウンドで、1,000万ドル(約14億円)を調達した。

この資金調達を主導したのは、米リップル社の共同創設者であるクリス・ラーセン氏。イエローネットワークは調達した資金を活用し、DeFiの取引における流動性の断片化、拡張性、カウンターパーティリスクといった課題の解決に引き続き取り組んでいくという。

イエローネットワークは、取引の「清算(Clearing)」に特化したネットワークを開発しているプロジェクト。提供するソリューションの名称は「Yellow Clearing Network」で、構造的にはレイヤー3に相当する。以下は、公式サイトにあるイメージ画像だ。

清算とは

市場で売買が成立した後に行われるプロセスの1つ。「売買」と「決済」の間に行われ、債務の引き受けや決済の指図などを担う。

▶️仮想通貨用語集

今回の資金調達は公式のXやブログで詳細を公表しているわけではないが、イエローネットワークが18日に、「Decrypt」などの海外メディアが資金調達について報じた記事を公式Xに投稿している。その投稿で、ラーセン氏が出資していることなどに簡潔に言及した。

Xでは、ラーセン氏と共に先端技術を活用したり、金融の未来を構築したりしていくとコメント。そして、イエローネットワークは、未来におけるデジタル資産の取引インフラを構築することを光栄に思うと述べた。

今回のシードラウンドでは、メタマスクなどを手掛ける米Web3ソフトウェア企業Consensys、トレーディング企業GSRら複数の企業も出資している。

関連DeFi(分散型金融)とは|初心者でもわかるメリット・デメリット、重要点を徹底解説

関係者のコメント

Decryptらのメディアによればラーセン氏は、今回の出資について以下のようにコメントした。

仮想通貨取引における流動性の断片化を解決し、この進化するエコシステムに新たなスタンダードを提供しようと取り組んでいるイエローネットワークを支援できることを光栄に思う。

イエローネットワークの分散型の清算プロトコルは、仮想通貨市場に新たに参入するプレイヤーにとって必要不可欠だ。また、その取引の速さや資金の効率性は、高速取引企業にとってゲームチェンジャーになるだろう。

また、イエローネットワークの共同創設者であるルイス・ベレ氏はDecryptに以下のように述べている。

イエローネットワークは、複数のブロックチェーンをまたいでブローカーと取引所を結びつけ、チェーンに依存しないネットワークを構築し、流動性を集めて、スリッページを縮める。

また、XRPレジャーのサイドチェーンに対応することによって、相互運用性や流動性を高め、従来の機関が分散型のエコシステムで安全かつ容易にデジタル資産を取引できるようにしていく。

スリッページとは

取引実施時に提示する注文価格と約定価格の間に生じる差のこと。

▶️仮想通貨用語集

関連リップルX幹部が語る日本市場の重要性、SEC裁判やIPOの可能性にも言及|WebX2024インタビュー

なお、手数料の支払いなどに使われる独自トークン「YELLOW」は2024年4Q(10月から12月)にローンチできるように準備を進めている模様だ。

関連暗号資産XRPの買い方 リップル(Ripple)社との関係や将来性を解説

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
15:38
Soneium基盤のファンダムアプリ「IRC APP」公開 SNS応援をオンチェーン管理
IRC 2026公式アプリ「IRC APP」がSoneium基盤で公開。SNS応援活動をAIがスコア化し、チケット先行購入や優先入場などイベント当日の特典に変換。6万人が参加したベータ版実績を持つファン参加型プラットフォーム。
14:30
ブータン政府が320ETHをステーキング、BTC保有と併せ仮想通貨準備金戦略を拡大
ブータン政府はFigmentを通じて320ETH(約1.5億円)をステーキングした。世界初となる国民デジタルIDのイーサリアム統合、6,154BTC(876億円相当)の保有、観光業へのバイナンスペイ導入など、小国ながら先進的なブロックチェーン戦略を展開している。
13:30
トム・リー率いるビットマイン、押し目買いで70億円相当のイーサリアムを追加購入
ビットマイン・イマージョンが27日、70億円相当のイーサリアムを追加購入した。これは同社の毎週の購入パターンと一致。先週まで保有するETHは363万枚を超え供給量の3%に到達。
13:10
途上国インフレが仮想通貨の促進要因に 今年のチェイナリシス「グローバル仮想通貨採用指標」
チェイナリシスの2025年仮想通貨採用指標でインドが首位に。各国でインフレがステーブルコインなど仮想通貨の需要を喚起している。日本はAPAC地域で最高成長率を記録した。
12:46
トム・リー氏、ビットコイン年末25万ドル予想を軟化 史上最高値更新は「可能性ある」
ビットマインのトム·リー会長が年末25万ドルという強気予想を初めて軟化。10月に200万口座が消滅した史上最大の清算イベント後、年末10万ドル突破は「非常に可能性が高い」と予想を下方修正したが、楽観的な見方は維持している。
11:35
欧州最大級の資産運用会社アムンディ、イーサリアム上で初のトークン化ファンドを運用開始
欧州最大級の資産運用会社アムンディが、マネーマーケットファンドの初のトークン化シェアをイーサリアムブロックチェーン上で開始した。24時間365日の運用が可能になり、投資家は従来型とトークン化の両方でファンドにアクセスできる。
11:26
Visa、中東欧・中東・アフリカでステーブルコイン決済を拡大 Aquanowと提携
決済大手Visaが27日、Aquanowと提携し中東欧・中東・アフリカ地域でステーブルコイン決済を拡大すると発表。USDCを活用し、コスト削減と決済時間短縮を実現。世界のステーブルコイン市場は5年で10倍に成長。
10:25
USDT発行のテザー、ウルグアイのBTCマイニング施設を閉鎖 高コストで採算合わず
ステーブルコインUSDT発行のテザー社がウルグアイでのBTCマイニング事業を停止した。電力コストが折り合わなかったことを理由としている。7月にはブラジルでの計画を発表していた。
09:45
ヴィタリック、計1億円超相当のETHをプライバシー領域のプロジェクトに寄付
仮想通貨イーサリアムのヴィタリック・ブテリン氏は、プライバシー機能を持つメッセージアプリSessionとSimpleXにそれぞれ6000万円相当のETHを寄付した。期待する点を説明している。
08:55
トランプ関連プロジェクトと提携のALT5シグマ、CEO解任 内部混乱が明らかに
ナスダック上場のALT5シグマが、トランプ前大統領の家族が支援するワールドリバティファイナンシャル(WLFI)との提携後、株価が80%下落し内部混乱に陥っている。CEOや複数の幹部が解任され、規制当局の調査やルワンダでのマネーロンダリング有罪判決も明らかになった。
07:40
ネイバーとアップビット親会社ドゥナム、AIとブロックチェーン融合で1兆円投資へ
ネイバーとアップビット運営のドゥナムが、AIとブロックチェーンを組み合わせた次世代金融インフラ構築に向け、今後5年間で1兆円超を投資する計画を発表した。韓国ウォン連動型ステーブルコイン発行も視野に入れている。
07:10
イーサリアム、ブロックのガスリミットを6000万ユニットに引き上げ
仮想通貨イーサリアムは、ブロックのガスリミットが6000万ユニットに引き上げられた。これにより、フサカアップグレードの前にトランザクション処理能力が向上した。
06:35
アップビットのハッキング後に一部のソラナ系銘柄で大幅なキムチプレミアム発生、Orcaは50%超の価格乖離
韓国のアップビットで27日にハッキングが発生し入出金が停止された後、ソラナ系トークンで大幅な価格乖離が発生した。オルカは国際価格と比較して51%のプレミアムを記録し、Meteoraも40%のプラス乖離を示している。
05:56
ビットワイズがアバランチETF申請を更新、最大70%のステーキング機能導入へ
ビットワイズが米証券取引委員会に提出したアバランチ現物ETFの申請書類を更新した。ティッカーはBAVAに変更され、保有AVAXの最大70%をステーキングできる仕組みを導入する。
05:40
ソラナミームコインBONKの現物ETP、スイス証券取引所に上場
ソラナミームコインBONKがスイスのSIX証券取引所で取引を開始した。ビットコイン・キャピタルが発行するETPにより、投資家は従来の証券口座を通じてBONKへのエクスポージャーを得られるようになった。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧