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トランプ前大統領支援のPAC、11億円相当の寄付金を仮想通貨で受け取る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨による寄付

米共和党大統領候補のドナルド・トランプ前大統領を支援する政治団体が、約750万ドル(11.2億円)の寄付金を暗号資産(仮想通貨)で受け取っていたことがわかった。米CNBCが報道した。

政治活動委員会(PAC)の「トランプ47」が連邦選挙委員会に提出した会計報告書は、7月1日から9月30日までの寄付を対象としている。トランプ47は、前期間(4月1日~6月30日)の報告書で400万ドル(約5.9億円)を仮想通貨で受け取ったことを明らかにしていた。

トランプ陣営は今年5月、仮想通貨による寄付金の受け入れを開始し、仮想通貨に敵対的なバイデン政権との違いを強くアピールしてきた。

「バイデン氏との仮想通貨戦争を終わらせ、アメリカでビットコインと仮想通貨の未来を創ることを可能にする」とのトランプ氏の発言も注目を集め、同氏の姿勢は200万ドル相当のビットコインを寄付したウィンクルボス兄弟を含む名だたる仮想通貨業界のリーダーから、多くの支持を得ている。

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寄付の内容

今回の報告書によると、少なくとも18人が ビットコインで550万ドル(8.2億円)を寄付。7人が150万ドル(2.2億円)相当の イーサリアムを寄付した。

寄付金は激戦州を含む15の州から寄せられており、寄付者の職業には、ロッキード・マーティン社のソフトウェアエンジニア、ダシー・パワー・サービスのセールスエンジニア、エスペランサ・エンターテインメントのプロデューサーなどが含まれている。

例えば、Cardone Digital Venturesのゲイリー・カードン氏はビットコインで84万ドル超(1.2億円:寄付金上限は84万4,600ドル)を寄付。メディアグループ「BTC」のデビッド・ベイリーCEOは49万8,000ドル(7,440万円)相当のビットコインを寄付した。

ベイリー氏はビットコイン信奉者として知られ、トランプ氏にビットコイン論を熱心に説く事で、同氏を「ビットコイン懐疑論者から伝道者へ」と転換させる役割を果たしたと言われている。

カストディ大手「BitGo」のマイク・ベルシェCEOは、この期間に10万ドル(1,490万円)のビットコインを寄付したが、同氏は前回5万ドルを寄付していた。

また、トランプ一家が運営にかかわる仮想通貨プロジェクト、ワールド・リバティ・ファイナンシャルの共同創設者であるチェイス・ヘロ氏も寄付者リストに名を連ねた。

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ハリス陣営への寄付

一方、民主党候補のカマラ・ハリス副大統領を支援するスーパーPAC(政治活動特別委員会)「Future Foward」は9月から仮想通貨での寄付受付を開始した。仮想通貨の受け入れには、米大手取引所コインベースのCoinbase Commerceプラットフォームが使用されている。

米リップル社の共同創設者クリス・ラーセン氏はFuture Fowardに、100万ドル(1.49億円)相当のXRPを寄付した。同氏は以前からハリス氏への支持を表明しており、民主党関連団体に複数回の寄付を行ってきたが、仮想通貨での寄付は今回が初めてとみられる。

また、大手分散型取引所Uniswapの法務責任者であるマーヴィン・アモリ氏もPAC「Harris Action Fund」へ寄付を行った。

9月にはラーセン氏をはじめ、仮想通貨支持の著名投資家マーク・キューバン氏を含む88人の実業家が、ハリス氏に対する支持表明の文書に署名したことが報道された。

関連:リップル共同創業者ら88名の実業家、米大統領選でハリス氏支持を表明

イーロン・マスク氏による巨額の寄付

トランプ氏への強い支持を表明しているイーロン・マスク氏が、トランプ氏支援の政治団体に約7,500万ドル(約112億円)を寄付したことが、同団体が連邦選挙委員会に提出した書類から明らかになった。

マスク氏は、今年初めに自身が設立したスーパー PAC「アメリカ PAC」に7月からの3ヶ月間で、この巨額の寄付を行った。

ペンシルベニア州バトラーで5日に行われたトランプ氏の選挙集会で演説したマスク氏は、トランプ前大統領を勝利に導くために全力で応援することを約束。バトラーは7月13日にトランプ氏の暗殺未遂事件が起きた因縁の場所だ。

マスク氏はXへの投稿で、激戦州の一つでもあるペンシルベニア州で、来週月曜日まで一連の講演を行うと発表し、注目を集めている。

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