はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

トランプ大統領、米国に77兆円規模のAIインフラ投資を発表へ AI関連の仮想通貨が高騰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

AI銘柄が反応

22日の米大手メディアの報道によると、トランプ大統領は米国における人工知能(AI)インフラ構築に向けた巨額の民間投資を発表する準備を進めている。複数の関係者によれば、OpenAI、ソフトバンク、オラクルの3社が「Stargate」と呼ばれる合弁事業を計画しているという。

このニュースを受け、一部のAIエージェント関連の仮想通貨銘柄が反応し高騰した。ARC(フレームワーク):+34.3%、VADER(投資DAO):+25%、AI16Z(フレームワーク):+32%。

関連AIエージェントとは?仮想通貨とウォレットで広がる可能性

「Stargate」には当初1,000億ドルが投じられ、今後4年間で最大5,000億ドル(77兆円)まで投資が拡大される見通しだ。ホワイトハウスの発表によると、Stargateはテキサス州でデータセンター事業を開始し、その後他州にも展開していく計画だという。

水曜日のホワイトハウスでの発表には、ソフトバンクGの孫正義CEO、OpenAIのサム・アルトマンCEO、オラクルのラリー・エリソン会長が出席する予定。孫氏は昨年12月、今後4年間で1,000億ドルを米国のプロジェクトに投資すると約束しており、トランプ前政権時代にも500億ドルの新規投資を表明していた経緯がある。

この発表の背景には、AIの発展に必要なデータセンターと発電施設の大規模な整備への期待がある。金融大手ブラックストーンは昨年10月、今後5年間で米国内で1兆ドル、国際的にもさらに1兆ドルのデータセンター投資が見込まれると試算している。2022年にChatGPTを発表し、業界のリーダーとなったOpenAIを含むStargateは、この新規資本の重要な受け皿となる見通しだ。

一方で、トランプ大統領は火曜日就任直後、バイデン前政権が2023年に署名したAI規制に関する大統領令を撤回した。この命令には、AIの安全基準設定やAI生成コンテンツへのウォーターマーク付与などが含まれていた。中国との技術競争が激化する中、規制緩和を通じてAI開発を加速させる意向を示している。

関連仮想通貨AIエージェントVirtualsとは?人気銘柄「AIXBT」等の買い方を解説

Stargateプロジェクトの詳細

「Stargate」は、米国内でOpenAIのための新たなAIインフラを構築することを目的とする企業である。今後4年間で5,000億ドルを投資し、そのうち1,000億ドルは即時に投入される予定だ。このインフラは、米国のAI分野におけるリーダーシップを強化し、数十万の雇用を創出するとともに、世界経済にも大きな恩恵をもたらすとされている。

このプロジェクトは、米国の再産業化を支援し、米国およびその同盟国の国家安全保障を保護する戦略的能力を提供する計画だ。

主要出資者と技術パートナー

Stargateの初期出資者には、ソフトバンク、OpenAI、オラクル、MGXが名を連ねている。ソフトバンクとOpenAIは共同責任者として、ソフトバンクが財務責任を、OpenAIが運営責任を担う形で進められる。孫正義氏が会長に就任する予定だ。

また、アーム、マイクロソフト、エヌビディア、オラクル、OpenAIが主要技術パートナーとして協力。現在、テキサス州での建設が進行中であり、他の州でもキャンパス建設の可能性を検討中である。

企業間の連携とAI開発への影響

Stargateにおいて、オラクル、エヌビディア、OpenAIが密接に連携し、コンピューティングシステムの構築と運営を行う。この取り組みは、2016年から続くOpenAIとエヌビディア間の深い協力関係に基づいており、また、OpenAIとオラクル間の新たなパートナーシップも反映されている。

さらに、OpenAIとマイクロソフトの既存のパートナーシップも引き続き強化される予定だ。Azureの消費拡大により、OpenAIは先端モデルのトレーニングと製品およびサービスの提供を継続する計画である。

関連注目を集める仮想通貨のAIエージェント分野、開発が活発化=レポート

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/29 水曜日
18:28
平将明議員、高市内閣で新たなポジションに就任 引き続き「Web3政策」の中核担う
石破前政権でデジタル大臣を務めた平将明氏が、自民党のサイバーセキュリティ本部長とWeb3小委員会委員長に就任。暗号資産税制改革のホワイトペーパーを取りまとめた実績を持つ平氏が、党内で政策立案の中枢を担う。
18:04
GrayscaleソラナETF上場控え 市場の熱気高まる
グレースケールのソラナETF(GSOL)が29日にNYSE Arcaで取引開始。先行するビットワイズBSOLは初日5600万ドルの出来高を記録し、2025年上場の仮想通貨ETF中で最大に。米政府閉鎖下でも市場は活発な動き。
17:04
株主優待に「仮想通貨XRP」導入、SBIインシュアランスG
SBIインシュアランスグループが株主優待に仮想通貨XRPを導入。100株以上の保有で最大1.2万円相当を進呈。暗号資産優待の導入が国内でも広がりを見せている。
14:45
トム・リー率いるビットマイン、170億円相当のETHを新規購入か=Lookonchain報告
トム・リー氏率いるビットマインが約173億円相当のイーサリアムを新規購入かと報告。保有額は2兆円超え、世界最大のETH保有企業として総供給量の2.8%を保有。株式の流動性も米国46位にランクイン。
14:00
バイナンス、3銘柄を11月上場廃止予定
大手仮想通貨取引所バイナンスがフラミンゴ、カデナ、パーペチュアルプロトコルの現物取引ペアを11月12日に上場廃止すると発表した。定期審査の結果、業界基準を満たさないと判断された。
13:40
【2026年度】仮想通貨(暗号資産)の最新税制要望から読み解く今後の法改正シナリオ|Aerial Partners寄稿
JVCEAと金融庁が2025年に提出した仮想通貨税制の最新要望を解説。ETF導入、申告分離課税、株式等同等扱いの3つの改正シナリオと、今後の制度変更に向けて準備すべきことを整理する。
13:35
RWAトークン化企業セキュリタイズ、SPAC上場決定 評価額は約1900億円
RWAトークン化大手のSecuritizeが、Cantor Equity Partners IIとのSPAC合併により株式上場を発表。企業価値12.5億ドル、ブラックロックなど既存投資家が全株保有。市場シェア20%を占める最大手プラットフォーム。
13:25
米ビットコインETF、ブラックロック除外では年初来マイナスフローに
K33のアナリストが、米国の仮想通貨ビットコイン現物ETFの年初来流入がIBITに集中していると指摘。ブラックロックの役割の大きさが示されている。
13:20
リップルやSBI出資のエバーノース、10億ドル相当のXRPを保有=オンチェーンデータ
エバーノースが約3.89億XRPを購入し、投資額は9.47億ドルに達したことが分かった。既に5000万ドル以上の含み益を得ている。
12:39
万博提供のデジタルウォレット、約100万ダウンロード達成
大阪・関西万博で提供された「EXPO2025デジタルウォレット」が約100万ダウンロードを達成。会期中に累計590万件の取引を処理した。10月31日より「HashPort Wallet」へリニューアルし、マルチチェーン対応やDEX機能を搭載する。
12:05
Oasys、イーサリアムとのブリッジ対応を発表
ゲーム特化型ブロックチェーンOasysが、イーサリアムとのブリッジに対応。異なるチェーン間での資産移動が可能に。分散型取引所での交換も開始し、IPトークン化への展開を加速。
12:05
『甲虫王者ムシキング』のブロックチェーンゲーム 11月上旬にリリース予定
Kyuzanがセガの人気IP『甲虫王者ムシキング』のブロックチェーンゲームを開発。MUSHIトークンを活用した期間限定カードバトルとして10月下旬にリリース予定。約90種類のムシカードが登場。
11:35
トランプ一族関与のワールドリバティ、USD1ポイント参加者に1.8億円相当のWLFIトークンを配布
トランプ一族関連のワールドリバティがUSD1ポイントプログラム参加者への報酬配布を発表した。提携取引所を通じて合計840万WLFIトークンが配られる予定だ。
11:15
テザーゴールド、時価総額3200億円に倍増 金の価格高騰を受け
テザーが金連動トークンXAUTの第3四半期証明書を公開し、スイス保管の現物金による完全裏付けを報告した。金価格上昇を背景に時価総額は8月から倍増し3200億ドルに到達。
10:55
サークル独自のレイヤー1「Arc」、テストネット始動 ブラックロック・ビザ含む100社超が参加
サークル社が新ブロックチェーン「Arc」のテストネットを開始。ブラックロック、ビザなど100社超が参加し、USDC を活用した次世代金融インフラの構築を目指す。ステーブルコイン市場は3000億ドル規模に成長。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧