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デジタル庁、検証可能な資格情報(VC)に関する有識者会議を開催

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

VCの利活用を促進へ

デジタル庁は10日、「検証可能な資格情報(以下、VC:Verifiable Credential)」に関する第1回有識者会議を開催した。

今後のVCの適切な利活用を促進するため、現行の法令や制度との関連性を踏まえた上で、発行や管理、検証などに係る留意点を整理することが有識者会議の目的。また、今後の活用に向けたユースケースについて議論も進めていく。

暗号資産(仮想通貨)やブロックチェーンの領域でVCは、分散型ID(DID)の機能や仕組みに関係する。過去には、日産自動車の「NISSAN PASSPORT」やジャック・ドーシー氏らが提唱する「Web5」などで言及されてきた。

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今回の有識者会議の設置要綱ではVCについて「近年、デジタル署名による真正性・改ざん防止等の機能を実現することができる機械可読かつ汎用的なデータ形式・データ流通形態として注目されている」と説明した。

第1回の会議での検討内容として紹介されている主な項目は以下の通り。

  • VCの発行者が満たすべき要件や責任
  • VCの適切な利活用に向けたその他の留意点
  • VCの利活用が見込まれるユースケース

デジタル庁のデジタル社会共通機能グループの楠正憲グループ長は10日にXで、正式な検討会議を立ち上げたことを報告。まずは俎上に載せて仔細を議論することを呼びかけた。

事務局の説明資料には、今年度は「本人確認」に関する用途をポイントにすると記載されている。

取組内容の紹介

今回の議事次第では、各事業者や団体における取組内容を紹介するとし、提出資料を公開した。

第1回の会議ではマイナウォレット株式会社らが資料を提出。同社は資料の冒頭で「マイナンバーカードを活用し、日本が世界をリードするWeb3社会」を目指すと表明した。

マイナンバーカードをデジタルウォレットにすることで安全性や利便性、信頼性を兼ね備えたWeb3社会を実現したり、摩擦なくお金が滑らかに流れる社会を実現し、日本が世界の経済的イノベーションを牽引する未来を目指したりすると述べている。

実現したいことの項目では、「安心安全な取引を実現するためにDID/VCを活用すること」「DID/VC等を活用し、健全なDeFi(分散型金融)へのアクセス提供を模索すること」などに言及した。

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