はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用 WebX
CoinPostで今最も読まれています

マイナンバーカードでWeb3決済、「マイナコイン」商標出願が明らかに

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マイナンバーカード活用の可能性の広がり

「マイナウォレット」は、マイナンバーカードをタッチするだけで仮想通貨やNFTの管理・送金ができる革新的なウォレット。開発元のa42x株式会社が、新たに「マイナコイン」の商標を出願していたことが12月9日、特許情報プラットフォーム「J-PlatPat」の公開情報で明らかになった。

マイナウォレットは、マイナンバーカードを活用してWeb3サービスへのアクセスを簡単にする革新的なデジタルウォレット。既に新潟県長岡市山古志地域での実証実験も進んでおり、平将明デジタル大臣も実際にマイナンバーカードによるステーブルコインのタッチ決済を体験している。

mynacoin-patent

出典:J-PlatPat

同社は2024年8月には「マイナウォレット」、2024年10月には「マイナペイ」の商標登録を済ませている。

今回出願された「マイナコイン」については詳細は明らかになっていないが、商標の出願分野から以下のような展開が推測される:

  • マイナンバーカードと連携した独自のデジタルトークンの発行
  • 行政サービスや地域経済と連携したポイントシステム
  • 既存の仮想通貨やステーブルコインとの相互運用性を持つ決済手段
  • 本人確認済みユーザー向けの特別な権利や機能を持つトークン

登録にいたるまでに、特許情報が限定されていくことは考えられるが、マイナンバーカードを用いたWeb3(分散型ウェブ)事業の先駆けとなる可能性がある。

マイナウォレットの特徴と展開

開発元のa42x株式会社は2023年9月、イーサリアム財団による研究開発助成プログラムに採択された。政府関係機関との連携を深めつつ、グローバルな技術標準への準拠と、国内規制への厳格な対応を通じて、安全性と信頼性の高いソリューションの提供に注力している。

利用者にとって特に便利なのは、受信者側で特別なセットアップやアプリの事前インストールが不要な点だ。送金や決済を行う際に必要になってからアプリをダウンロードすれば良く、新規ユーザーが参入しやすい設計となっている。

セキュリティ面では、マイナンバーカードによる認証と「Account Abstraction(アカウント抽象化)」技術を組み合わせることで、秘密鍵の紛失や暗号資産の盗難リスクを軽減。また、公的個人認証サービス(JPKI)との連携により、高度な本人確認機能の実装も進められている。

同社は「日本に居住する誰もが安心して利用できるweb3ウォレットの実現」を目指しており、将来的には約1億人のマイナンバーカード保有者が、このサービスを通じてデジタル資産にアクセスできるようになることが期待される。

関連マイナンバーカードからWeb3ウォレット作成、「マイナウォレット」イーサリアム財団支援先に選出

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/09 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、リップルの770億円調達やジーキャッシュ高騰の背景分析など
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナなど主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
週明けから急落のビットコイン、相場復調の前提条件は?|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコイン相場は続落の見通し。AIバブル崩壊や景気後退懸念から1560万円周辺まで下落。ただし短期筋の97%が含み損となっており、下値余地は限定的との指摘も。bitbankアナリストが今後の展望を解説。
11:00
週刊ニュース|金融庁の仮想通貨ETF関連デリバティブ国内提供への見解に高い関心
今週は、暗号資産ETF関連デリバティブの国内提供に対する金融庁の見解、ビットコインの10万ドル割れ、仮想通貨の最新市場分析に関する記事が関心を集めた。
11/08 土曜日
13:55
JPモルガンのビットコインETF保有量、3ヶ月間で64%増
JPモルガンが第3四半期にブラックロックのビットコインETFを207万株追加し、保有総数は528万株となった。6月から64%増加。
13:30
イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加 将来性への信頼高まり示すか
仮想通貨イーサリアムのバリデータ参加待ちが増加している。The Blockが長期視点の投資家増加が示唆されると指摘した。ステーブルコインのインフラとしての期待も高まっている。
11:30
「ビットコインは重要なサポートレベル付近で推移」CryptoQuantレポート
CryptoQuantが最新市場レポートで、仮想通貨ビットコインが10万ドル付近の重要サポートレベルで推移していると指摘した。複数の指標から現在の状況を分析している。
11:20
ストラテジー、STRE優先株を1株80ユーロで価格設定 1100億円調達予定
ストラテジーが10%利回りのSTRE優先株を1株80ユーロで発行し、7億1500万ドルを調達する予定。当初計画の2倍超となる775万株を発行し、資金はビットコイン取得に充てられる見込みだ。
10:12
ビットコイン再び10万ドル割れ、USDXデペッグがDeFiに波及し信用不安広がる|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは5日以来、再び一時10万ドルを割り込んだ。ステーブルコイン「USDX」の担保不足によるデペッグ(乖離)が複数のDeFiプロトコルに波及し、市場全体に信用不安を広げた。
09:50
トランプメディア、第3四半期に84億円の赤字、保有ビットコインの価値は73億円減
トランプメディアが第3四半期に5480万ドルの純損失を計上し、3四半期連続の赤字となった。保有ビットコインの価値は4800万ドル減少したが、オプション収入で1530万ドルを獲得。
09:35
カザフ、最大10億ドルの仮想通貨準備基金設立へ 2026年初頭立ち上げ予定
カザフスタンが最大10億ドル規模の国家仮想通貨準備基金を2026年初頭までに設立する。押収資産と国営マイニング収益を原資としてETFや関連企業に投資する方針だ。
08:25
XRP保有企業エバーノース、約120億円の含み損に 仮想通貨財務企業に圧力
仮想通貨XRPを企業の財務資産として保有するエバーノースが約2週間半で7900万ドルの含み損を抱えている。メタプラネットなど他の仮想通貨保有企業も大幅な含み損に直面している。
07:20
片山金融相「3メガバンクのステーブルコイン共同発行を支援する」
片山さつき金融相は、3メガバンクやプログマらが行うステーブルコイン発行の実証実験を金融庁がサポートすることが決定したと話した。決済高度化プロジェクトの設置にも言及している。
07:10
米FRB理事がドルステーブルコイン市場の成長を評価、一方で合成型USDXは大幅デペグで0.6ドルに
米FRBのミラン理事がドル連動型ステーブルコインを巨大な成長分野と評価した。一方で合成型ステーブルコインUSDXが大幅デペグを起こしバランサー攻撃の影響で連鎖的な危機が広がっている。
06:20
コインベース、Asterなど上場検討
米大手仮想通貨取引所コインベースが複数の銘柄を同社の上場ロードマップに新たに追加した。
05:55
ジーキャッシュ連日高騰、時価総額100億ドル突破 1カ月で約4倍上昇
プライバシー仮想通貨Zcashが過去1カ月で3倍上昇し時価総額100億ドルを突破。アーサー・ヘイズ氏らの支持やグレースケール関連商品の人気拡大が上昇を後押ししている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧