はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ピーター・シフ、米ドル支配の終焉を主張「ゴールドは通貨の性質を併せ持つ」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ゴールドの役割

著名な経済学者で暗号資産(仮想通貨)批判論者として知られるピーター・シフ氏は22日、ゴールド(金)は単なるコモディティ(商品)ではなく、通貨でもあるとの見方をXに投稿した。

最近のゴールド相場の上昇に言及し、通常の環境下ではこのような値動きにはならないとも主張。最近のゴールド相場の上昇は米ドル支配の終わりであると主張し、米国の生活は多くの人々が想像できなかったほど大きく変わろうとしていると述べている。

ゴールドの価格は本記事執筆時点では下落基調に転じているが、22日に先物価格が節目の3,500ドルを超えるなど、最高値更新を継続していた。背景には、米トランプ政権の関税政策による景気後退懸念や米ドルの信任低下などがあるとの声が上がっている。

シフ氏は以前からゴールドの支持者だ。23日にはゴールド価格が下落に転じ、採掘業者の株価がさらに値を下げていると指摘しつつも、市況から判断して、自身の企業とされる「Euro Pacific Asset Management」が提供するゴールド関連のファンド「EPGIX」を買うよう呼びかけた。

関連:米大手金融機関バンカメ「貿易戦争の資産逃避先では金(ゴールド)が圧倒的優位」

批判的な声も

ゴールドが通貨の役割も果たすというシフ氏の見方には、投稿のスレッド内で批判的な声が複数上がった。

例えば、「現物を持って行って支払いをしようとした場合に、ゴールドが本物であるかの判断が困難である」「金の延べ棒でコーヒーを買おうとした場合、適量を削った後に何度も計量が必要になり、支払いを拒否されるだろう」「価値が安定しないものは通貨ではない」などの意見が投稿されている。

また、ビットコイン(BTC)の方が「通貨として優れている」「流動性が高い」「24時間7日間アクセスできるメリットがある」「保管庫が不要」などの指摘も上がった。ビットコインは、供給上限が設定されていることや無国籍であるという特徴などから、ゴールドと比較されることが多い。

関連:米財務省、ビットコインは『デジタルゴールド』としての役割があるとの認識示す

一方で、ビットコインをリスク資産とみなす投資家も多いなど相違点もあるため、比較対象にはならないとの声もある。

リスク資産とは

株式や仮想通貨など、確実な価格変動がある資産のこと。高いリターンが望める一方で、損失が大きくなるリスクがある。

関連:金(ゴールド)価格に合わせて動く仮想通貨とは?市場の広がりとこれから

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/26 土曜日
14:45
ビットコイントレジャリー企業メタプラネット、米国に持株会社を設立
メタプラネットが米フロリダ州に持株会社を新設する。ビットコイントレジャリー企業としての国際展開を支える動きだ。デリバティブ事業の新子会社も計画している。
14:15
キヨサキ氏、ビットコインをETFで持つことに注意促す
金持ち父さん著書のロバート・キヨサキ氏が仮想通貨ビットコインETFの注意点を指摘した。現物保有とETFの違いを認識することが大切だと意見している。
13:25
「インターネット金融市場の中枢に」ソラナ創設者が新たな構築計画を発表
仮想通貨ソラナ創設者らが24日、インターネット金融市場ロードマップを発表。アプリケーション制御実行技術ACEで取引順序制御を可能にし、従来型取引所に匹敵する性能実現を目指す。
11:05
シティ、ビットコイン13.5万ドル予測 その根拠は?
シティグループがビットコイン年末目標価格13万5000ドルを発表。ETF資金流入とネットワーク価値分析に基づく評価モデルで、仮想通貨市場の成長を予測。
10:02
仮想通貨市場に夏枯れ相場到来か Matrixport最新予想
仮想通貨サービス企業Matrixportが夏の市場停滞を予測している。ビットコイン、イーサリアムなど主要アルトコインは米クリプトウィーク後に脆弱性が上昇すると述べた。
09:10
「ETHが最大6カ月間はBTCのパフォーマンスを上回る可能性」ノボグラッツ
ギャラクシーのノボグラッツCEOは、仮想通貨イーサリアムは今後3カ月から6カ月の間ビットコインをアウトパフォームする可能性があるとの見方を示した。イーサリアムの強気要因を説明している。
08:25
「4年周期は終焉」ビットワイズCIOが示す仮想通貨市場の変化とは
ビットワイズのマット・ホーガンCIOが25日、仮想通貨の4年周期が終わったと分析。ETF成長や機関投資家の参入、規制進展などの長期要因が従来の周期を圧倒し、2026年も好調な相場が続くと予想している。
07:00
ギャラクシー・デジタル、1.3兆円相当のビットコイン売却を完了 サトシ時代投資家の利益確定
デジタル資産大手ギャラクシー・デジタルが25日、サトシ時代投資家の代理で8万BTC超(90億ドル相当)を売却したと発表。仮想通貨史上最大規模の取引の1つで、投資家の資産戦略の一環として実行された。
06:25
M2拡大でETH価格も上昇か? 8000ドル予測にエリック・トランプも賛同
仮想通貨アナリストのテッドピローズ氏が25日、イーサリアムがグローバル流動性に追随しM2マネー成長と比較して8000ドル超で取引されるべきと分析。エリック・トランプ氏も同意を示し、別のアナリストは1万ドル到達を予想している。
05:55
テスラ、ビットコインを売らなければ50億ドルの価値に=CNBC報道
CNBCによると、テスラが2022年に保有ビットコインの75%を売却した結果、その後の価格急騰で数十億ドルの機会損失となった。現在の保有資産は12億4000万ドルだが、継続保有していれば50億ドル相当に達していたと推定される。
07/25 金曜日
17:30
米国Web3規制の最新動向|CLARITY・GENIUS法案と企業参入の影響を徹底解説
本記事では、仮想通貨などに関する米Web3の制度整備や企業参入を俯瞰します。トランプ政権下で進む制度整備の目的や主要法案、注目領域、日本との違いについて解説しています。
17:00
Web3の大衆化目指すLINE NEXT、「LINEのMini Dappエコシステム」をテーマに専用ブースを用意|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のプラチナスポンサーとしてブース出展を決めた、LINE NEXTがWeb3事業に進出した理由とは。Mini Dappプラットフォームで実現する新たなユーザー体験、WebX 2025での取り組みをCSOが語る。
16:30
米ソラナETF「SSK」、JitoSOL統合でステーキング利回りを強化へ
暗号資産(仮想通貨)ソラナ(SOL)の、米国初のステーキング現物ETF「SSK」が、ポートフォリオにJitoSOLを組み入れ。高利回りのリキッドステーキングに証券口座からアクセス可能になる。
15:30
暗号資産取引所MEXC、MEXC Alpha機能で上場前トークンが現物アカウントから直接取引可能に
MEXCの概要 暗号資産(仮想通貨)取引所MEXCの成長が著しい。CoinGeckoのデータ(2025年3月29日時点)によると、暗号資産取引高ランキングでは日間取引高が約55…
13:20
フィナンシェ、Jupiter連携で日本発IPトークンをグローバル展開へ
フィナンシェがSolana最大級DEXのJupiterエコシステムに連携。日本の仮想通貨IPトークンをグローバル市場へ展開する新たな取り組みで、第一弾としてGACHIHOトークンをローンチ予定。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧