WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米財務省、ビットコインは『デジタルゴールド』としての役割があるとの認識示す

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

米財務省がビットコインについて見解

米国財務省の債務管理局は、市場経済と米国債の状況などに関する定期報告書で、暗号資産(仮想通貨)市場に言及した。

ビットコイン(BTC)は、デジタルゴールドとしての役割があるとの認識を示している。

ビットコインの主要なユースケースは、分散型金融(DeFi)の世界における「価値の保存手段」として機能していることが示されている。これは従来の金(ゴールド)が果たしてきた役割をデジタル時代に再現する形で、「デジタルゴールド」としての特性を確立しつつある。

一方で、暗号資産(仮想通貨)市場全体の成長には投機的な関心が大きな役割を果たしてきた点も指摘されている。特に昨今の暗号資産市場の急激な時価総額の拡大は、この両面性を反映したものと見られる。

ただし、米国株式市場や国債市場などの従来の金融資産と比較すると、暗号資産市場の規模はまだ相対的に小さく、今後の成長余地を示唆している。デジタルゴールドとしてのビットコインの役割は、市場の成熟とともにより鮮明になっていくと予想される。

米財務省は主な使用例として2点を挙げた。

まず、ビットコインについては「分散型金融(DeFi)の世界における価値の保存手段であり、デジタルゴールドとして投資されている」と述べた。

次に、ブロックチェーンと分散型台帳技術(DLT)により新しいアプリケーションを開発し、従来型の清算・決済インフラストラクチャを改善する取り組みが行われていることを挙げている。

つい先日、連邦準備制度理事会(FRB)のジェローム・パウエル議長もビットコインはゴールド(金)と同様の特性を持つと発言したばかり。これは、以前よりも寛容な姿勢を示す兆しとも解釈されているところだ。

関連:「ビットコインは金のライバル」パウエル議長 

一方で、パウエル氏は、ビットコインはボラティリティが高いために、信頼できる価値の保存手段として利用されてはいないとも意見していた。

財務省のレポートも、これまでのところは「投機的な関心」が仮想通貨の成長において重要な役割を果たしてきた模様だと述べている。また、仮想通貨の時価総額は他の資産と比較して低く、これまでの成長は、米国債の需要を食いつぶしてはいないとも続けた。

出典:米国財務省

財務省が提示した表によると、ステーブルコインなど含めた仮想通貨市場の時価総額は2024年に約2.4兆ドル(約360兆円)に達している。一方、米国株式市場は約60兆ドル、米国債市場は約6兆ドルだ。

また、財務省は仮想通貨の時価総額が拡大するにつれ、米国債に対する構造的な需要が増加する可能性があるとも指摘。仮想通貨の価格変動の下落に対するヘッジとしての需要と、USDTなど米ドル建てステーブルコインの裏付けとしての需要を挙げた。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

国家準備金をゴールドからビットコインに転換する主張も

ビットコインを財務資産として購入する戦略で成功している米マイクロストラテジー社のマイケル・セイラー会長は、米国は準備金を金(ゴールド)からビットコインに置き換えるべきだと主張しているところだ。

セイラー氏は、米国政府がビットコイン総供給量の20~25%を取得することを提案。こうすることで金(ゴールド)の価値が下がり、ロシアや中国など他の先進国が金や他の資産を売却してビットコインを購入せざるを得なくなり、最終的に資本が米国に戻ると主張している。

またセイラー氏は、米国政府が本当にこのような戦略を取った場合、ビットコインの時価総額は最終的に100兆ドル(約1.5京円)に達する可能性があると大胆な見解を述べた。

米国では、仮想通貨に肯定的なトランプ氏が大統領に再選したことで、ビットコイン準備金の議論も活発化している。トランプ氏は7月、米司法省が保有する約21万BTC(時価3.2兆円相当)を売却せず、国家戦略的な備蓄に充てることを提案していた。

準備金の設立に際しては識者から賛否両論が上がっている。また、議会での議論が必要となる可能性もあり、実現するかどうかはまだ不透明な状況だ。

関連:米NY連銀元総裁、トランプ新政権のビットコイン準備金構想を批判

関連:ビットコインは今後どうなる?2025年の価格予測と3つの注目材料

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
11/07 土曜日
14:00
ジーキャッシュ、手数料の60%を将来の報酬に再発行する仕組みが稼働
仮想通貨ジーキャッシュでアップグレード「NU7」が有効化され、取引手数料の60%を流通から取り除き将来のブロック報酬として再発行する新仕組みが稼働した。ブロック生成間隔は75秒から25秒に短縮された。
12:55
テラウルフ決算 HPC事業拡大進み、BTC採掘収益は7割減
米テラウルフが2026年7~9月期決算を発表。HPCリース収益が拡大し売上の83%を占めた。一方で仮想通貨ビットコイン採掘収益は前年比で約69%減少している。
12:50
米IREN決算、ビットコイン採掘から年内に実質撤退見込み AI事業へ移行
IRENが7〜9月期決算を発表。AIクラウド売上が前期比で急成長しており、仮想通貨ビットコイン採掘事業からAI事業への移行を年末までにほぼ完了することを目指している。
11:10
韓国取引所ゴパックス(GOPAX)、ハッキング脅迫メールで入出金・売買を停止 攻撃は未発生
韓国の仮想通貨取引所GOPAXは6日、ハッキング脅迫メールを受けて入出金と売買を停止した。同社は攻撃や資産を奪う試みはまだないと説明しており、再開時期は示していない。
10:40
イーサリアム『グラムスターダム』、テスト稼働保留 脆弱性の恐れで
仮想通貨イーサリアムのコア開発者は、次期アップグレード「グラムスターダム」のフーディ・テストネットでのフォークを、問題が解消するまで見送ると決めた。アップグレード後に脆弱となるプロジェクトが複数見つかり、財団は開発者に点検を求めた。
10:22
バイナンスのフランス法人、12月31日に全口座を閉鎖 EU認可得られず
仏報道によると、バイナンス・フランスは12月31日に全口座を閉鎖する。EUの認可を得られず、11月29日からは月額手数料を課す。
10:12
バイナンスのハッキングに便乗、補償装うフィッシングメールが日本も標的
セキュリティ企業ビットディフェンダーは、バイナンスの流出事案に便乗したフィッシングメール2種類を確認した。日本を含む5カ国が標的となり、ビットコインの先払いを求める手口もある。バイナンスジャパンは出庫を順次再開した。
09:35
BTCの量子盗難に担保で対抗、ビットコインコア開発者から3つの提案
ビットコインコアの開発者コーリー・フィールズ氏が、量子コンピュータによる盗難に備え、旧形式の資金を動かす攻撃者に同額の担保を求める3案を提案した。持ち主や第三者が担保を得る仕組みで、実装は今後の課題という。
08:05
米中間選挙後投資家の資金引き上げ加速、BTC・ETH現物ETFから合計840億円流出
米時間5日、米上場のビットコイン現物ETFは4.30億ドル、イーサリアム現物ETFは9,997万ドルの純流出となった。中間選挙直後米テック株が続落する中、ビットコイン現物ETFは12本すべてで純流入がなかった。
07:15
米当局、仮想通貨含む国際送金の本人情報収集を拡大する案を撤回
米金融犯罪取締ネットワークと連邦準備制度理事会は、仮想通貨も対象とする国際送金の基準額を3,000ドルから250ドルに下げる規則案を撤回すると発表した。撤回は9日に発効し、現行の基準額が維持される。
06:50
米ストライブ、第3四半期に8136ビットコイン純増 ストラテジーとメタプラネットを上回る
米ビットコインDAT企業Striveは6日、第3四半期の純利益が5.09億ドルだったと発表した。10月は15,124BTCのビットコインを買い増し、2位のメタプラネットとの差は876BTCとなった。
06:22
米労働省、仮想通貨含む確定拠出年金の代替資産規則を審査に提出
米労働省は今週、仮想通貨を含む代替資産を組み入れたファンドを401kで提供する際の受託者の義務を明確にする規則を、ホワイトハウスの情報規制問題室に提出した。費用の見積もりは作成中という。
06:10
Gnosis Pay、不正アクセスで顧客情報流出 顧客資金に影響なし
仮想通貨決済カード事業者のGnosis Payは、旧システムへの不正アクセスで顧客の一部情報が流出したと公表した。顧客資金への影響はなく、オンライン決済に追加の本人確認を必須にするなどの対策を講じた。
05:55
米財務省、仮想通貨取引所MEXCを米金融システムから排除
米財務省は現地時間6日、仮想通貨取引所MEXCグローバルとの送金を米金融機関に禁じる命令を出した。160億ドル以上の違法取引への関与を理由に、米金融システムへのアクセスを事実上遮断した。
11/06 金曜日
22:20
米アンソロピックの上場前予想株価連動オプション、ハイパーコールが9日に提供開始へ
ハイパーコールが、IPO前のアンソロピックの予想株価を追跡するオプション市場を9日に開始する見通し。同社は初の市場と説明した。現金精算型で株式は得られず、米国の顧客は利用できない。アンソロピックのIPOは延期の可能性もある。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧