はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ソラナ・ポリシー・インスティテュート、DeFiに対する規制除外でSECに意見書提出

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

DeFiは従来の仲介業者とは異なると指摘

ソラナ(SOL)など分散型ネットワークの規制について政策立案者に働きかける非営利組織「ソラナ・ポリシー・インスティテュート(SPI)」は9日、米証券取引委員会(SEC)に対し、分散型金融(DeFi)開発者に対する明確な除外を与えるよう要請する書簡を提出した。

これは、昨年12月にヘスター・ピアース委員が、暗号資産(仮想通貨)の国内証券取引所やATS(代替取引システム)における取引方法に関して意見公募を行ったことに対する回答である。

SPIは、開発者や運営者がユーザー資産や取引に対して「預かり(カストディ)」も「判断・操作(裁量)」もしない形で提供されるソフトウェアやスマートコントラクトによる直接取引は、従来型の証券取引所などと同一に扱うべきではないと主張した。

まず、自己管理型ウォレットや自律的なスマートコントラクトは、開発者が顧客資産の保管・管理などを行うわけではなく、従来の金融仲介業者に固有のリスク(利益相反など)を生まないと指摘する。

規制対象とすべきは、顧客資産を預かったり、取引執行を支配するなど、実質的に仲介機能を果たす主体だと続けた。

このため、ブローカー、ディーラー、取引所など従来型の仲介者に適用されてきた規制を、DeFiやその開発者に拡張して適用するのは不適切だとしている。これを非カストディ型のソフトウェア開発者に適用した場合、事実上DeFiを禁止し、イノベーションを国外流出させることになると警告した。

DeFi(分散型金融)とは

ブロックチェーンを活用し、中央管理者不在の状態で行われる金融サービス、またはそのシステムを指す。「Decentralized Finance」の略。DeFiで行われる金融サービスには、ステーブルコインの発行や通貨の貸出、仮想通貨取引所などがある。

既存の規制をDeFiプロトコルに適用すると、分散型というDeFi機能の禁止につながるとも指摘する。何らかの形で中央集権的な仲介者としてシステムを再構築しなければ、規制条件を満たすことができなくなるからだ。

SECの方針にも一致か

SPIは、これはSEC幹部の発言にも沿うものだと指摘。SECのポール・アトキンス委員長も昨年、「分散型金融やその他のオンチェーン・ソフトウェア・システム」が重複的・不要な規制で埋もれることはないようにする方針を説明していたところだ。

アトキンス氏は、エンジニアがソフトウェアコードを開発したという理由だけで証券法の対象となるべきではないこと、SECの規則は、自動実行コードによる仲介者の置き換えを念頭に置いて作成されたものではないことも強調している。

関連:米SECが「プロジェクト・クリプト」始動、米金融市場のオンチェーン移行目指す

SPIは投資家保護を維持しつつ米国の競争力を守るため、保管と管理に基づく技術中立的な規制を採用すべきだとして提言も行った。

ユーザーが秘密鍵を管理する自己管理型ウォレット、受動的なインターフェース、自律型スマートコントラクトなどの非保管・非管理型ソフトウェアの公開や提供は、それ自体では、「取引所」などを運営することに該当しないことをガイダンスで明確にすべきとしている。

他者が独立して実行できるコードを作成・公開したという理由だけでは、そのコードの開発者を取引所の「運営者」とみなさないことも明確化すべきと続けた。

さらに、米国の証券取引法規則3b-16の改正を検討すべきだとも訴える。目的は、「取引所」の定義を、「複数の買い手と売り手の注文を結びつけ、取引のやり取りを維持または管理する者」に限定することだ。

その他の通信レイヤーや、ユーザーインターフェースのソフトウェア、市場データを提供する読み取り専用ツールなどについては、ユーザー資産の保管権限を持たず、それに対する裁量権も行使せず、注文のやり取りを管理しない場合、「取引所」定義の対象外とすべきと論じている。

コード開発者の立場に関しては、トルネードキャッシュの事例もある。DeFiとは異なるものの、仮想通貨ミキサー(ミキシングサービス)の共同創設者に対して無認可の送金事業を運営したとして昨年8月に有罪判決が下りた。

関連:米司法省高官「悪意なくコードを書くことは犯罪ではない」 トルネードキャッシュ有罪判決後に

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/14 水曜日
11:05
ソラナ・ポリシー・インスティテュート、DeFiに対する規制除外でSECに意見書提出
ソラナ・ポリシー・インスティテュートがDeFI規制について米証券取引委員会に意見書を提出。DeFi開発者への従来型規制適用は不適切とし、政策提言を行った。
10:48
永久先物DEXが伝統金融に影響、金・ビットコインの需要高まる=Delphi Digital2026年予測
ブロックチェーン分析企業Delphi Digitalが2026年仮想通貨市場予測を発表。永久先物DEXが伝統金融を侵食、AIエージェントの自律取引、金・ビットコインへの資金流入など10大トレンドを解説。
10:15
ビットコインと金を組み合わせたETP「BOLD」、ロンドン証取に上場
21シェアーズは1月13日、ビットコインと金を組み合わせた新規ETP「BOLD」をロンドン証券取引所に上場した。インフレ保護を目指す。
09:56
YZiラボ、仮想通貨取引プラットフォーム「Genius」に出資
仮想通貨取引所バイナンスの前CEOのCZ氏らのYZiラボは、プライバシー機能を備えた取引プラットフォームGeniusに出資したことを発表。Geniusは、バイナンスのオンチェーン版と呼ばれている。
08:45
イーサリアム価格クラッシュの場合、決済インフラに与えるリスク=イタリア中央銀行論文
イタリア中央銀行が仮想通貨イーサリアムなど、決済インフラとなるパブリックブロックチェーンのトークン価格が暴落した際のリスクを分析、対応策を論じた、
08:30
ビットコインDAT企業ストライブ、セムラー買収承認で5048BTC取得へ
ストライブはセムラー・サイエンティフィックの株主が買収を承認したと発表した。統合後のビットコイン保有量は12797.9ビットコインとなり企業別保有量11位に浮上。
08:15
F・テンプルトン、マネーマーケットファンドをトークン化対応に更新
米金融大手フランクリン・テンプルトンは1月13日、2つの機関投資家向けマネーマーケットファンドをトークン化金融とステーブルコイン市場向けに更新したと発表した。
07:50
ビットコインは2050年までに290万ドル到達可能か VanEck分析
VanEckは、仮想通貨ビットコインの市場を長期的に分析したレポートを公開。基本シナリオでは、2050年までに290万ドルに達すると予測している。
07:10
ウクライナ、予測市場へのアクセスを遮断
ウクライナ当局は仮想通貨予測市場ポリマーケットへのアクセスを遮断した。ロシア侵攻に関連する賭けが規制の要因となり、世界33カ国で利用制限が広がっている。
06:45
Bakkt、ステーブルコイン決済インフラ企業DTRの買収に合意
バクトがステーブルコイン決済インフラプロバイダーのDTR買収に合意した。約912万株のクラスA普通株式を発行し、ステーブルコイン決済の市場投入加速とグローバル決済戦略の強化を目指す。
06:05
ステーブルコイン利回りに大幅制限の見通し、アルトコイン規制も焦点に 米上院版仮想通貨市場構造法案
米上院銀行委員会が278ページのデジタル資産規制法案草案を公開した。ステーブルコインの利回り規制とXRPやソラナなどアルトコインの証券扱い除外が主要な論点に。
05:40
ビットコインの退職年金組み入れ批判に反論、エヌビディとの比較で=ビットワイズCIO
ビットワイズのCIOが、ビットコインを退職金口座から除外する動きを批判した。過去1年間でビットコインはエヌビディアより変動が小さかったと主張し、アンチ仮想通貨のウォーレン米議員の警告に反論。
05:20
グレースケールが仮想通貨の新規投資対象候補を公開、AI・DeFi分野で拡大検討
米グレースケールが今後の投資商品候補リストを更新した。既存28銘柄に加え、スマートコントラクトやAI、DeFi分野で複数の仮想通貨を検討対象に追加。
01/13 火曜日
17:58
米上院、仮想通貨法案で保有のみのステーブルコイン利息を禁止へ 延期の可能性
米上院銀行委員会が仮想通貨市場構造法案の修正案を公開。ステーブルコインの保有のみの利息を禁止する一方、取引活動に連動した報酬は容認。DeFi開発者保護も盛り込まれたが、農業委員会の審議延期で成立は不透明。
15:23
バイナンスジャパン、BNB還元率1.6%のクレジットカードを発行開始
Binance Japanが1.6%のBNB還元クレジットカード「Binance Japan Card」の申込受付を開始。JCBブランドで国内外の加盟店で利用可能。年会費は初年度無料、年間10万円以上の利用で翌年も無料となる。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧