WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

予測市場大手ポリマーケットが伝統金融へ拡大、金や株価指数の価格データをPyth経由で取得

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ジャンプやジェーン・ストリート等から直接価格データを取得
  • パランティアと提携しインサイダー取引防止の監視体制を強化

予測市場最大手が伝統的資産へ進出

大手予測市場プラットフォームのポリマーケット(Polymarket)は2日、伝統的金融資産(TradFi)市場の拡充に向け、リアルタイム価格配信ネットワーク「パイス・プロ(Pyth Pro)」を統合した。同プラットフォームは、金や銀、主要株価指数、および個別米国株を対象とした新たな予測コントラクトの価格参照元としてパイスを採用する。

今回の統合により、ポリマーケットはウェブソケットを通じて秒単位での価格更新を行い、透明性の高いライブチャートをトレーダーに提供することが可能となった。パイス・プロはジャンプ・トレーディング(Jump Trading)やジェーン・ストリート(Jane Street)といった世界有数の取引会社から直接提供されるファーストパーティデータを利用しており、機関投資家級の信頼性を担保している。

データの重要性

具体的に、各予測イベントの勝敗(決着)はパイスが配信する価格データを「唯一の正解(ソース・オブ・トゥルース)」として機械的に判定される。例えば金価格の騰落予測では、指定時刻におけるパイスの配信価格が予測ターゲットを上回ったか否かが直接的な決着の根拠となり、人為的な介入を排した透明性の高い清算(セトルメント)を実現している。

解説記事:ソラナ基盤の次世代オラクル「Pyth Network」とは|仕組みと特徴

ICEからの出資

提携の背景には、ニューヨーク証券取引所(NYSE)の親会社であるインターコンチネンタル取引所(ICE)による強力な資本的支援が存在する。ICEは3月27日に6億ドルの追加出資を完了しており、同社によるポリマーケットへの累計投資額は16億ドル(約2,400億円)規模に達している。

関連記事:NYSE親会社ICE、ポリマーケットに6億ドル追加出資

インターコンチネンタル取引所がポリマーケットへの追加6億ドル出資を完了し累計16億ドルに達した。規制圧力が高まる中での資金調達の行方が注目される。

高品質なデータ統合は、数百万ドル単位のポジションが動く予測市場において、ユーザーの信頼基盤を構築する上で不可欠な要素となっている。ポリマーケットは、これまで高額な手数料が必要だった従来のデータベンダーに依存せず、コスト効率の高いパイスの配信網を活用することで、コモディティや米国株市場への本格参入を加速させる。

ポリマーケットのプロダクトリードを務めるムスタファ・アルジャデリ氏は、真相(ファクト)の拠り所となるデータソースへの絶対的な信頼が、金融市場への拡大には不可欠であると指摘している。同氏はパイスの採用について、機関投資家向けの貴金属や株式データを低コストで取得できる点を強調し、今後の提携関係の深化に期待を寄せた。

一方で主要国の規制当局による監視も強まっており、AIデータ分析企業パランティア(Palantir)との提携を通じた監視体制の強化や、インサイダー取引防止規則の整備が進められている。

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 日曜日
11:30
ビットコイン雇用統計下振れで持ち直し、FOMC議事録と中東情勢が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は950万円割れを試す場面もあったが、米雇用統計の下振れを受けたドル安・金利低下を追い風に1000万円近辺まで持ち直した。FOMC議事録の公表と米・イラン協議の動向が相場の方向感を左右する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(7/3)|ストラテジーの財務・メタプラネットのBTC購入・BTCとETHの相場分析まとめ
今週は、ストラテジーの優先株の財務安定策、メタプラネットの仮想通貨ビットコイン買い増し、シティグループによるビットコインとイーサリアムの相場分析に関する記事が関心を集めた。
07/04 土曜日
14:00
欧州フィンテック大手レボリュート、MiCA遵守でUSDT取扱いを8月末終了予定
欧州最大のフィンテック企業レボリュートが8月31日にUSDT(テザー)のサポートを終了すると発表した。EUのMiCA規制に対応するため7月30日から新規入金を停止し、期日後の残高は法定通貨に自動換算される。
13:35
ウクライナ当局、詐欺の仮想通貨両替ネットワークを摘発 7000万円以上押収
ウクライナ当局は、仮想通貨の両替を装った詐欺網を摘発したと発表。40件超の家宅捜索で現金7,000万円相当を押収した。同国における仮想通貨規制の議論動向も併せて紹介する。
12:00
「ビットコイン保有企業」の先へ リミックスポイントのディープテック戦略
WebX 2026のプラチナスポンサーとして参画するリミックスポイント。ビットコイン保有のイメージを超え、ディープテック特化メディア「DEEP POINT.」を軸とした新たな成長戦略を、代表の原田浩志氏が語る。
10:30
トロン、量子コンピュータ耐性署名をテストネットで試験導入
仮想通貨トロンのDAOが、テストネットで耐量子(PQ)署名の試験運用を開始したと発表。将来の量子コンピュータによる暗号解読リスクに備える取り組みだ。
09:50
ジーキャッシュ『Ironwood』アップグレード、延期含む3案をシールデッドラボが提示
ジーキャッシュ開発組織シールデッドラボの事務局長が、IronwoodアップグレードとZ3スタック移行の同時完了は困難との見解を示し、延期を含む3つのリスク低減策を検討する価値があると提言。
07:30
ストライプ傘下のブリッジ、EUでMiCAとEMIの認可取得
ストライプ傘下のブリッジは、仮想通貨のEU規制MiCAと電子マネー機関のライセンスを取得したと発表。ステーブルコインサービスを拡大すると説明している。
07:05
全米郡保安官協会、クラリティー法への立場を懸念から中立に転換
米国の主要郡保安官団体であるMCSAが仮想通貨市場構造法「クラリティー法」への立場を懸念表明から中立へ転換した。問題の第604条を巡る政権との協議進展が背景にある。
06:20
ビットコイン現物ETFに10日ぶり純流入、米雇用統計下振れ受け利上げ観測後退
6月の米非農業部門雇用者数が予想の約半分となる5.7万人増にとどまり、FRB議長が利上げリスクの低下を示唆。リスク資産への圧力が和らぎ、米ビットコイン現物ETFは10日ぶりに純流入へ転じて2億ドル以上を記録した。
05:45
米上院議員、大統領含む公職者のミームコイン発行禁止法案を改めて推進
米民主党のキルステン・ジリブランド上院議員は3日、トランプ大統領の2025年最大収入源がミームコインと判明したことを受け、公職者とその配偶者による仮想通貨発行禁止法案の成立を改めて議会に求めた。
05:00
サムスン電子など韓国複数社、OUSDのパートナー無断掲載に異議
ドルステーブルコインOUSDのコンソーシアムにパートナーとして名前が掲載されたサムスン電子や新韓フィナンシャルグループなど韓国企業の多くが、正式な合意なしに掲載されたと表明し困惑していると報じられた。
07/03 金曜日
18:07
カルシ予測市場に絡む楽曲操作、スポティファイが50万配信削除
スポティファイは、予測市場カルシでの賭けに絡み楽曲チャートが不正操作された疑いを確認し、約50万回の配信を削除。カルシとポリマーケットにロゴ削除を要求した経緯と、業界で相次ぐ予測市場操作リスクの背景を解説する。
17:10
ビットコイン、長期支持線に接近 フィデリティ幹部が底打ち慎重視
フィデリティでグローバルマクロを統括するジュリアン・ティマー氏は、ビットコインが長期パワーロー支持線(5万8237ドル)に接近していると指摘。反発の材料が乏しく、目先の底打ち判断には慎重な姿勢を示した。
14:47
ビットコイン現物ETF、純流入2.22億ドル 10日連続流出から転換
ビットコイン現物ETFの資金フローが2026年7月2日、10営業日ぶりに純流入へ転換した。SoSoValueのデータによると、フィデリティのFBTCが主導し、ETF資産残高は743億ドル、累計純流入額は510億ドルに達している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧