WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

米議会、仮想通貨企業のFRB直接接続を審議 リスク論争が本格化

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 米下院委員会、仮想通貨企業へのFRB決済口座開放を審議
  • クラーケン承認・トランプ大統領令が論争に拍車

仮想通貨企業のFRB直接接続をめぐる議会論争

米連邦準備制度理事会(FRB)が検討している仮想通貨・フィンテック企業向けの限定的な決済口座(「スキニー口座」)構想をめぐり、米下院金融サービス委員会は24日、同構想に伴うリスクと規制のあり方について公聴会を開いた。

スキニー口座(スキニー・マスター口座)とは、金融機関がFRBの決済システムに直接アクセスできる口座のこと。この口座を持たない企業は、マスター口座を持つパートナー銀行を経由してサービスを提供せざるを得ない。

FRB理事のクリストファー・ウォラー氏が2025年10月に公表した構想で、仮想通貨業界は「遅すぎるくらいだ」として歓迎する一方、地域銀行側は「新興金融機関は同等の規制コンプライアンスを課せられていない」として懸念を示していた。

公聴会では共和党のダン・ミューザー議員が「FRB決済システムへのアクセスは些細な問題ではない。誰にその重要な決済インフラへの直接接続を認めるべきか」と問題提起した。

関連記事:米上院民主党議員、トランプ一族とUAEの5億ドル取引めぐり公聴会要求

米民主党の上院議員5名が23日、トランプ一族関連のワールド・リバティへのUAE5億ドル投資について公聴会の開催を要求する書簡を共和党委員長に送付した。米国の安全保障への影響と利益相反の調査を求めている。

トランプ大統領令とクラーケン承認が議論を加速

議会での議論が活発化した背景には、立て続けに起きた動きがある。トランプ大統領は5月、フィンテック・仮想通貨企業へのFRB決済インフラ開放に関する政策評価を指示する大統領令に署名した。

さらに3月には、カンザスシティ連邦準備銀行が仮想通貨取引所クラーケンの親会社ペイワードに対して「限定目的口座」を承認しており、仮想通貨業界で初めての事例として注目を集めていた。

公聴会に参考人として出席した米国初の連邦認可仮想通貨銀行であるアンカレッジ・デジタル・バンクの幹部、レイチェル・アンデリカ氏は「米国が世界の金融の中心であり続けるためには、イノベーションを可能にする連邦・州レベルの規制枠組みが必要だ」と訴えた。

関連記事:クラリティー法案、米下院委が7月17日に公聴会 独立記念日前成立は困難に

米下院委員会が仮想通貨市場構造法「クラリティー法」の公聴会を7月17日にニューヨークで開催する。上院は60票のクロージャー確保と委員会間テキスト統合が未解決のまま議会休会が迫っている。

ビットコイン急落とシナプス破綻が安全性への懸念を後押し

一方、慎重論も相次いだ。デジタル資産小委員会の筆頭民主党議員であるスティーブン・リンチ議員は、仮想通貨の激しい価格変動を指摘した。ビットコインは24日に一時5万9,000ドル台まで下落しており、1年前に10万ドルを超えていた水準から大幅に下げている。

リンチ議員はまた、2024年に経営破綻したフィンテック仲介企業シナプスの事例を引き合いに出し、顧客資産の管理が不十分だったとして、マスター口座のような銀行類似の権限を認める前提条件を議会が定めるべきだと訴えた。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/12 月曜日
12:54
カルシ、トランプ次期報道官の起用を的中させた取引を調査 確率1%
米予測市場カルシは、トランプ大統領の新報道官にケイティ・ザカリア氏が指名される直前の不審な取引を調査中だ。確率約1%の予想が的中し、約173ドルが約9,600ドルになる見込み。指名報道の20分前に行われた取引もある。
12:05
FTX元幹部、ネットフリックスによる事件の「ラブストーリー」化を批判
仮想通貨取引所FTX元COOのコンスタンス・ワン氏が、ネットフリックスの新ドラマ「The Altruists」の予告編について、職場や人物像の描写は実態と異なると批判している。
11:35
ハイパーリキッド系1000倍DEX、価格操作でトレーダーが約2億円利益か
ハイパーリキッド上で10日に取引を始めた最大1,000倍レバレッジのDEX「Papertrade」で、あるウォレットが参照価格を動かす取引を繰り返し、約128万ドルの利益を得た。運営は建玉上限の緩さが原因と説明し、引き締めに動いた。
10:32
XRP不正生成の脆弱性、悪用防止で投票経ず修正 XRPL財団が説明
XRPレジャーで新たなXRPを生み出せる脆弱性が見つかった問題で、XRPL財団が12日に経緯を説明した。同財団によると、XRPは生成されておらず、悪用の形跡もない。修正版をアメンドメント投票を経ずに適用した理由も示した。
09:23
仮想通貨ウォレット大手レジャー、被害デバイス内に不正ハードウェアを確認
仮想通貨ウォレット大手レジャーは販売店クリプトビリス経由の被害者端末に不正ハードウェアを確認した。流出額は分析企業により約9,320万ドルとも推計されているところだ。
08:50
OKJ、NIGHTを13日に取扱い開始 板取引は「国内初」と発表
国内取引所OKJは10日、ゼロ知識証明を使うプライバシー特化型チェーン「ミッドナイト」のNIGHTを13日から扱うと発表した。板取引での提供は国内初(同社調べ)としている。仕組みと国内の取扱い状況をまとめた。
08:19
ビットコイン、8.5万ドル突破が焦点 最大の取得価格帯=アナリスト
クリプトクアント寄稿者のダークフォスト氏は、ビットコインの取得価格分布で8.4万から8.5万ドルが最大の価格帯だと指摘。8.3万ドル時点で投資資金の53%がこの水準より上で入ったとし、下値では7.7万から7.9万ドルを支持帯に挙げた。
10/11 日曜日
11:30
ビットコイン原油高・中東緊迫化で1300万円割れも、CPIと8万ドル水準が焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は原油高・中東緊迫化を背景に一時1268万円まで急落。8万ドル近辺のサポート維持が焦点で、CPI・PPIの結果と現物ETFの資金フローが相場の行方を左右する。bitbankアナリストが週次分析。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(10/9)|米当局の証券性の共同解釈・10月の相場分析・メタプラネットの動向まとめ
今週は、米商品先物取引委員会(CFTC)と米証券取引委員会(SEC)の証券性に対する共同解釈、10月の仮想通貨相場分析、メタプラネットの動向に関する記事が関心を集めた。
10/10 土曜日
14:45
リップル、1000億XRPの総供給量を超える不正生成を可能にした脆弱性を修正
XRPレジャーの決済エンジンに、総供給量を大幅に上回るXRPを不正に生成できる脆弱性があった。9月25日公開のxrpld 3.4.1で修正済みで、公開ネットワークでの悪用の証拠は見つかっていないという。
13:42
不動産デジタル証券の購入者層、「利回り・値上がり益重視」が最多|7000人調査で
KDX STパートナーズが「KDX STアプリ」の個人本会員7002名を調査した。不動産デジタル証券の保有者2391名では株式現物の経験10年以上の層が厚い一方、同証券の投資経験は1年未満が919名に集中した。
13:30
リップル共同創設者、米中間選挙向けに約36億円寄付|仮想通貨団体に反発
リップル共同創業者ラーセン氏が仮想通貨PAC「フェアシェイク」のブラウン上院候補攻撃を批判し、同候補側に400万ドルを拠出した。リップルは同PACへの資金提供継続を検討中だ。
12:00
Blockchain.com、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブの免許を申請
仮想通貨サービス企業のBlockchain.comが、米国で予測市場と仮想通貨デリバティブを提供するため、CFTCに先物取引所の指定と先物取引業者の登録を申請した。
11:40
タイSEC、仮想通貨現物ETFを解禁 ビットコインとイーサリアムに限定
タイ規制当局は8日、仮想通貨現物ETFの国内組成を認める11本の告示を発表した。初期の対象はビットコインとイーサリアムで、16日に施行される。証券会社による現物ETF購入向けの融資は禁止し、取引前のリスク確認も義務付けた。
11:20
米CFTC、予測市場の規則2件発表|イベント契約は管轄下、カジノ型賭博は除外
米CFTCは、カジノ型賭博をスワップから除外する暫定最終規則と、イベント契約を含める規則案を公表した。複数州と予測市場の管轄権限争いが生じている状況での動きだ。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧