CoinPostで今最も読まれています

米リップル社とコインベース、LinkedIn「米国のTOPスタートアップ企業10社」から転落

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

リップルとコインベース、LinkedIn「米国のトップ・スタートアップ企業10社」から転落
世界最大級のビジネスSNS、LinkedInが2019年版の「米国のトップ・スタートアップ企業50社」を発表した。昨年TOP10にランクインしていた米リップル社と仮想通貨取引所コインベースは大きく順位を下げている。

米リップル社とコインベース、LinkedIn「米国のトップ・スタートアップ企業10社」から転落

世界最大級のビジネスSNSであるLinkedIn(リンクトイン)が「米国のトップ・スタートアップ企業50社」リストの2019年版を発表した。

これはアメリカ人が最も働きたい企業をランキング形式で発表するものであり、ベンチャー企業における業種ごとの勢いを示唆している。

50位以内には、仮想通貨のスタートアップとして、リップルとコインベースがランクインしたものの、昨年からは大きく順位を下げた格好だ。 前年度3位だったコインベースは29位に後退、同7位だったリップルは28位に転落した

このランキングは、LinkedInが6億4500万人のユーザーが行った、数十億のアクションを独自に解析して引き出したものであり、中でも「従業員数の増加」「求職者の関心」「企業とユーザーのやり取りの活発さ」「Linkedinを通した採用活動」の4つのパラメーターに重きをおいていた。測定の対象となる期間は、2018年7月1日から2019年6月30日だった。

対象企業は、LinkedIn上でカンパニーページを開設している非上場企業で、リストアップ条件としては、米国に50人以上の従業員を置く、設立7年以下の非上場企業で、人材派遣会社やNPO、政府事業などは除いたものになる。

コインベースとリップルは共に2012年に設立されているため、2020年には「スタートアップ企業」の条件からは外れることになり、今年が同ランキングに掲載される資格を持つ最後の年となりそうだ。

2017年の「米国のトップ・スタートアップ企業50社」リストでは、まだコインベースとリップルの両社とも取り上げられていなかったので、2018年、2019年の2年間ランキング入りしたことになる。

その他の仮想通貨関連企業

他に、仮想通貨の関連企業としては、7位に株式取引アプリのRobinhoodが、49位にCoinbaseのアプリを動かすソフトウェアを開発しているPlaidがランクインした。ただし、Robinhoodは仮想通貨の売買機能を提供しているものの、どちらかといえば伝統的な金融サービス会社であり、Plaidもソフトウェア開発企業である。

純粋なブロックチェーンや仮想通貨のスタートアップで、ランキングに入ったのは、米リップルとコインベースのみという結果となった。

仮想通貨が弱気相場だった2018年の方が、市場回復がみられた2019年よりも、Linkedin上で注目されていたことはパラドックスにも見える。ただLinkedinは主に採用・求職活動が行われるプラットフォームであるため、両社の業績と直接結びつくわけではない。

コインベースは、同Linkedinが今年発表した求職者に人気の米国企業ランキングでは、Twitter(36位)など有名企業を抑えて35位にランクインしている。

CoinPost関連記事

米働きたい企業ランキング50、仮想通貨企業がJPモルガン超え
世界最大級のビジネスSNS LinkedInが転職者に人気の米企業をランク付けする「米国トップ50企業リスト」の2019年版が発表され、米最大手仮想通貨取引所CoinbaseはJPモルガンなどを抑えランクイン。今年唯一の仮想通貨関連企業となる。

仮想通貨関連企業を見れば、昨年はイーサリアムのブロックチェーンを活用したソフトウェア会社ConsenSysが26位にランクインしていたが、今年はRobinhoodとPlaidの2社がランキングに登場し、関連企業でもまだスタートアップ活動が行われている最中であることを示唆している。

なお、日本の2019年版Linkedin「トップ・スタートアップ企業50社」では、2位にビットフライヤー、9位にQUOINEと仮想通貨の取引所を運営する会社がトップ10入りしている。

CoinPostの関連記事

ブロックチェーン導入企業のランキングをForbesが公開 リップル社やCoinbaseなど仮想通貨関連企業もランク入り
ブロックチェーンを活用していて企業年収または企業価値が10億ドル(約1120億円)を超えている上位50の企業のランキングがForbesで公開された。仮想通貨業界からはリップル社やコインベースなどがリスト入りした。
リップル社XRP採用スタートアップ企業に投資へ・Ripple社の進む道とは
ブロックチェーン基盤の決済企業であり、仮想通貨XRPの発行企業でもあるリップル社が、XRPのさらなる発展を目的とし、スタートアップやテクノロジー企業に対する投資を模索しています。サンフランシスコ基盤のOmniというスタートアップには、すでに多額の投資を行いました。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/09 木曜日
18:49
TOKEN2049で注目を集めたCoinW、セキュリティと透明性へのコミットメント
豪雨の中、8000人以上が参加したTOKEN2049で、CoinWが安全性と透明性をテーマにブランド力を際立たせた。有識者パネル等を通してプロモーション展開に注力し、世界をリードする暗号資産(仮想通貨)取引所としての地位を固める。
18:45
Astar zkEVM「Yoki Origins」NFTミントが150万枚突破、ユーザー基盤は月間100%増
Astar Networkが提供するイーサリアムレイヤー2「Astar zkEVM Powered by Polygon」のローンチに合わせた「Yoki Origins」キャンペーンでNFTミントが150万枚を突破。ユーザー基盤も月間で100%増加し、5月31日のフィナーレに向け盛り上がりを見せている。
15:00
米下院、SECによる仮想通貨保管のガイドライン覆す決議案を可決
米国連邦議会下院は、議会審査法に基づき、証券取引委員会が発行した仮想通貨の保管に関する会計公報121号(SAB121)を覆す決議案を可決した。ホワイトハウスはこの決議案に拒否権を行使すると警告した。
14:00
米ロビンフッド1Q決算報告 仮想通貨収益倍増
大手取引アプリ米ロビンフッドは2024年第1四半期(1~3月)の決算報告を発表。仮想通貨収益が前年同期比で倍増していた。
13:20
DeFimansが中高生向けにWeb3講座を開催 筑波大学附属駒場で
株式会社DeFimansが筑波大学附属駒場中・高等学校で中学1年生から高校2年生を対象にWeb3講座を開催。ブロックチェーンとAIの活用案を考えるワークショップなど次世代育成に注力。
12:00
米トランプ前大統領、NFT購入者と夕食へ 仮想通貨に肯定発言も
米トランプ前大統領は独自NFTの特典として購入者らと夕食をとって過ごす。トランプ氏は仮想通貨に対してさらに肯定的な発言をしたところだ。
11:10
トランプ前大統領が異例発言、仮想通貨業界を味方に
今回の発言を受け業界の一部からトランプ氏を次期大統領として支持する声が増えているが、政治家として支持者を得るためのリップサービスにすぎないとの懸念も見られている。
10:20
金融庁、デジタル証券(ST)の規制緩和へ
日本の金融庁はデジタル証券(ST)を普及させるため規制を緩和することがわかった。早ければ8月にも内閣府令を改正する計画である。
10:00
Polyhedra、ゼロ知識証明の生成スピードで業界標準を刷新
Polyhedra Networkが新たに発表したZK証明プルーバー「Expander」は、業界標準を超えるゼロ知識証明の生成スピードを実現し、セキュリティと効率を大幅に向上する。
07:45
コインチェック、ナスダック上場申請で進展
De-SPACで仮想通貨取引所コインチェックのナスダック上場を目指すTHCPは、SECに申請書類を提出したことを発表。その後にコインチェックは、登録書類を公開することを発表した。
07:20
zkSync基盤のSophon、ノード販売で93億円調達
ノード販売とは、Sophonチェーンのノードを運用するためのNFT(ERC-721規格)ライセンスの販売で、早期段階でプロジェクトの仮想通貨トークンを割引価格で入手させるいわゆるトークンセールの一種だ。
06:45
Core Scientific黒字転換、1Qに270億円相当のビットコインを採掘
米ナスダック上場の仮想通貨ビットコインマイニング企業コア・サイエンティフィック社は、2024年第1四半期に2,825 BTCを自己採掘した。しかし半減期による影響はまだ反映されていない。
05:40
マスターカード、トークン化RWAの決済試験でJPモルガンやシティと提携
現在の課題として、投資適格債のような証券と、商業銀行のお金のような資産は、それぞれ別のシステムで機能している。RSNを利用すれば、単一のプラットフォーム上でトークン化資産の決済手続きを行うことができる。
05/08 水曜日
20:31
日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」、先着順の読者限定割引コードを配布開始
国内最大手暗号資産(仮想通貨)メディアCoinPostが企画・運営するWeb3カンファレンス「WebX2024」。先着順の読者限定割引コードを配布開始しました。
15:06
EVM互換のZKロールアップとして関心を集める「Zircuit(ザーキット)」とは
暗号資産(仮想通貨)イーサリアム財団からL2研究助成金を獲得し、大手VCのPantera Capitalなどから出資を受ける「Zircuit(ザーキット)」について解説。ステーキングプロトコルは約2ヶ月で30億ドル以上を集めた。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア