CoinPostで今最も読まれています

フランス規制当局、仮想通貨の健全化へ新たな一手 無許可運営の仮想通貨・FX取引所17社へ警告

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

無許可の取引所を使わないよう警告

フランスで、仮想通貨業界の健全化へ向けた動きが強まっている。

フランス規制当局は、国内で運営が許可されていない投資ウェブサイトが増えていると警告、FXおよび仮想通貨取引を無許可で行なっている企業のウェブサイト17件をリストアップした。

共同声明の中でリストを公開したのは、金融市場庁(AMF)と健全性監督機構(ACPR)の金融規制当局。規制を受けていないFXと仮想通貨デリバティブ業者の問題に対処した。

リストに挙げられたブローカーは、フランス国内で事業を行う許可を得ずに、投資家に法定通貨や仮想通貨への投資を呼びかけているという。

AMFは、フランス国内で取引を行う者に、同国でのビジネスを許可された金融機関を通してのみ投資することを推奨している。 また、無許可のブローカーは今後、刑事制裁を受けるリスクもあり、今回公開されたリストに掲載されているブローカーからの申し出には応じないように勧告した。

ライセンス登録を義務付け

フランスでは、2019年5月に可決されたPACTE(企業成長と変革行動計画)法に従って、仮想通貨取引所やカストディ企業は、資金洗浄とテロ資金対策のため、金融市場規制局(AMF)への登録が義務付けられる。

デジタル資産サービスプロバイダー(DASP)のもと、すでに2社の仮想通貨関連企業がライセンスを取得しており、規制下でのサービスを開始している。

デジタル資産サービスプロバイダー(DASP)としてライセンス申請を行うには、2年間の事業計画、サービスを提供するデジタル資産のリスト、会社が活動する地域のリスト、および会社の組織図などを当局に送信する必要もある。またマネロン対策や強固なITシステム、準備金なども用意する必要がある。

認可された企業では、仮想通貨取引業を行うコインハウスが、AMFによってライセンスを承認された最初の仮想通貨交換業者となった。

「ライセンスはブランドイメージにとって重要になる。このライセンスにより、当社のサービスに関するコマーシャルや広告を行う権利が与えられる。」と、同社の法的順守・リスク担当ディレクターのSandrine Lebeau氏は語っている。

フランスは規制を整えつつ、仮想通貨を積極的に採用している。昨年12月には、仮想通貨ICO申請を初承認。ICO発行主体は、仮想通貨を通じた資金調達のプラットフォームを提供する企業だった。

フランス初、仮想通貨交換業者が事業ライセンス(DASP)取得 銀行の口座サービスが利用可能に
仮想通貨取引企業Coinhouseはフランスの金融庁(AMF)から正規の営業ライセンスを取得した。フランス初のライセンス取得交換業者として銀行の口座サービスを利用できる事例になる。
CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/16 木曜日
15:14
アークとフィデリティが牽引するビットコインETFの資金流入
米国のビットコイン現物ETFに巨額の資金流入が2日間続いている。直近ではブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への資金流入が一服した一方、ARKBとFBTCが注目され、累積純流入額は121億ドルに達した。暗号資産(仮想通貨)投資信託に対する直近の流入動向を分析。
14:30
メタマスク、ボット対策の取引機能を提供開始
米Web3ソフトウェア企業Consensysは、 仮想通貨ウォレットのMetaMaskで同社が開発した新技術「スマート・トランザクション」が利用可能になったと発表した。
14:10
米デリバティブ大手CME、ビットコイン現物取引の提供を計画
現物の仮想通貨ビットコインへの直接アクセスは、規制された最大のデリバティブプラットフォームを通じて、金融商品として本格的な普及につながる見込みだ。
13:04
SBI VCトレード、ジパングコインの貸暗号資産で特別年率を提供
暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードがジパングコイン取扱いを開始し、貸コインで年率99%の特別キャンペーンを実施中。デジタルゴールドでインカムゲインを得る機会が期間限定で提供される。
13:00
米資産運用大手Vanguard、ビットコインETFに前向きな新CEO就任へ
バンガードは、ブラックロックでIBITの立ち上げを主導したラムジ氏を新CEOに指名。ビットコインETFに対する同社の姿勢が変化する可能性が注目される。
11:10
米ミレニアム、3000億円近くのビットコインETFを保有
米ヘッジファンド大手のミレニアム・マネジメントが第1四半期の時点で、20億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETFを保有していたことが確認された。他の複数のヘッジファンドも投資していたことがわかった。
10:45
「FTXの返済が仮想通貨相場の上昇につながる可能性」K33
FTXの顧客への返済は、仮想通貨相場の強気要因になる可能性があるとK33リサーチは分析。その根拠や影響を書いたレポートを公開している。
10:10
NFTカードゲーム「Cross the Ages」350万ドル調達 アニモカら出資
Web3ゲーム「Cross the Ages」はアニモカブランズ主導で約5.4億円を資金調達した。同時にCTAトークンを様々な仮想通貨取引所へ上場させている。
08:15
株式取引アプリのロビンフッド、欧州でSolanaステーキング提供開始
仮想通貨ソラナのステーキングはロビンフッドが提供する最初のステーキング商品だ。ローンチ時に提供するステーキング年利は5%前後となる。
07:20
ソラナのSuperteam、日本で発足
仮想通貨ソラナの技術の日本での普及を推進するSuperteam Japanが発足。今後の活動内容が明らかになった。
06:30
エルサルバドル政府、過去3年間で48億円相当のビットコインを採掘
エルサルバドル政府は2021年以来、火山の地熱エネルギーを活用した300台のプロセッサを導入し環境に優しい方法で仮想通貨ビットコインの採掘を進めてきた。
06:05
ビットコイン66000ドル台まで反発、米CPI結果受け利下げ期待高まる
主要株価指数だけでなく、コインベースやマイクロストラテジーなどの仮想通貨関連株銘柄もCPI結果に反応し大きく反発した。
05/15 水曜日
18:00
仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
14:45
「SusHi Tech Tokyo 2024」でSUDACHI TechとEchoXがWeb3プラットフォームを技術協賛
「SusHi Tech Tokyo 2024」では、SUDACHI TechとEchoXがNFT活用のWeb3プラットフォームを技術協賛。NFTデジタルスタンプラリーを展開する。CoinPostがアンバサダーを務めるグローバルスタートアッププログラムも開催される。
13:10
自由な取引ツールとしてのビットコインは実現しないのか、開発者が憂慮
仮想通貨ビットコイン開発の貢献者であるマット・コラロ氏は、現在「自由のためのツール」というビットコインのビジョンが実現できるかどうかが危ぶまれているとの考えを明らかにした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア