はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

フランス初、仮想通貨交換業者が事業ライセンス(DASP)取得 銀行の口座サービスが利用可能に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

フランス初、仮想通貨関連企業が登録

フランスで初めて、仮想通貨ビジネスに関する事業ライセンス「デジタル資産サービスプロバイダー(DASP)」を交換業者に付与したことがわかった。

仮想通貨取引企業Coinhouseが、フランスの金融市場庁(AMF)から正規の営業ライセンスを取得した。仮想通貨交換業者として初めて、フランスの規制下で銀行機関からの口座サービスの利用も可能になる。

フランスでは、デジタル資産サービスプロバイダー(DASP)のライセンスに関する新しい規則に伴い、カストディおよび売買サービスを提供する仮想通貨関連業者のすべてはAMFに登録する必要がある。(PACTE法:フィアット・クリプト業者のみ)

主なライセンスの対象企業活動は以下の通り。

第三者に代わってデジタル資産を保管

デジタル資産の取引プラットフォームの運用

第三者に代わってポートフォリオを管理

アドバイス、引受、保証付き投資、無担保投資など、その他のデジタル資産サービス

フランスは、多くの国と同様に、マネーロンダリングなどの懸念から、仮想通貨企業が銀行サービスを利用することが難しい国でもあることから、ライセンス制度が施行された恩恵はビジネスに大きな影響があるという。企業はAMFの認可を得たことで、銀行サービスへのアクセスが正式に認められることから、フィアットの入出金が必要な交換業者のビジネスが活性化する可能性もある。

一方、登録制は仮想通貨企業の基本的な入金および決済口座サービスのみ保証する制限はあることから、銀行サービス全般が利用できるわけではないという。

現時点でライセンスを取得したのは、Coinhouseと仮想通貨発行企業の2社。ライセンス認可を受けたCoinhouseは、不正トランザクションを防ぐため、資金を凍結するための措置を有効に行えることを証明する必要があったと説明。また、ブロックチェーン分析ツールを利用し、マネロンなどを追跡することができるための、コンプライアンス責任者の雇用が条件にあったことを明かしている。

フランスでは政府は積極的に仮想通貨・ブロックチェーン産業を促進しようとしているものの、リスクの高い事業であるため、銀行がサービスを提供するのに消極的な現実がある。一方、Coinhouseは、ライセンス制度の開始を受け、同国における仮想通貨への需要が高まると見込んでおり、仮に銀行側が仮想通貨のカストディサービスに興味ある場合は、その技術等のノウハウ提供も視野に入れていると語った。

参考:Coindesk

CoinPostの注目記事

フランス中銀、中央銀行デジタル通貨の応用実験へ向け提案募集
フランス銀行が中央銀行発行デジタル通貨(CBDC)を実験的に応用する提案を募集している。実験プロジェクトは、ユーロ圏がデジタルキャッシュについて議論する上でも参考とされる見込み。
フランス規制当局、セキュリティトークン規制でEU規模のサンドボックス制度設立を提案
ブロックチェーンと規制は、鶏が先か卵が先かという矛盾を孕んでいる。フランス規制当局はセキュリティトークン規制に関する分析レポートを公し、ヨーロッパ規模での規制サンドボックス制度の設立を提案した。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
07/05 土曜日
13:40
トランプ一族の「World Liberty Financial」、WLFIトークンの取引開始を提案
World Liberty Financialが仮想通貨WLFIトークンの譲渡可能化を提案。早期支援者のトークンがアンロックされる見込み。
13:00
リップル社、シンガポールでXRPLの起業家育成プログラム開催へ 最大20万ドル資金提供
リップル社がシンガポールでXRP台帳基盤の起業家育成プログラムを開始する。RWAトークン化・DeFi・AI分野などに焦点を置き、最大20万ドルの資金提供を予定している。
10:20
1兆円相当ビットコインが移動も、構造的売り圧力は限定的か=Bitcoin Vector分析
14年以上動かなかった8万ビットコイン(約1.2兆円)が8個のアドレスから移動。仮想通貨取引所への売却ではなくOTC取引との見方も。
09:45
ロシア国営ロステック、トロンでステーブルコインRUBx発行へ 制裁回避狙いも
ロシア国営企業ロステックがルーブル建てステーブルコインRUBxを年内に発行する予定だ。決済プラットフォームRT-Payも立ち上げる。経済制裁回避の意図もあるとみられる。
08:20
Mercado Bitcoin、XRPレジャーで約300億円の資産トークン化計画
ブラジルの仮想通貨取引所Mercado BitcoinがXRPLで実世界資産トークン化を拡大。南米機関による最大規模の取り組み。
07:10
英上場ゴールド探査会社Hamak Gold、ビットコイン財務戦略導入で247万ポンド調達
ロンドン上場のHamak Goldが仮想通貨戦略転換を発表。カタール王族系投資ファンドも参加し株価6%上昇。
06:55
14年以上動かなかったビットコイン、合計1兆円相当が移動 警戒感高まる
14年以上動かなかった合計1兆円相当の仮想通貨ビットコインが、8個のアドレスから移動したことがわかった。当時からどのくらい価値が増えているのかも明らかになっている。
06:30
Ondo Finance、米SEC登録のOasis Pro社買収でトークン化証券市場に本格参入
RWAトークン化プラットフォームOndoが規制準拠のOasis Proを買収。米国投資家向けトークン化証券サービス拡大へ。
06:10
スウェーデン、違法収益による仮想通貨の押収を強化
スウェーデンのストレマー司法相が警察や税務当局に仮想通貨を含む犯罪収益の押収強化を指示。昨年11月導入の欧州最厳格な没収法により840万ドル相当を押収済み。
05:40
2800分の1の確率を突破 個人マイナーがビットコイン採掘に成功、5000万円獲得
個人ビットコインマイナーが7月4日にブロック903,883を単独採掘し、3.173BTC(約5000万円)の報酬を獲得。ネットワーク全体の0.00026%のハッシュレートで成功。
07/04 金曜日
17:43
マックハウス、仮想通貨事業でゼロフィールドと基本契約
アパレル大手マックハウスが暗号資産事業に参入。国内マイニングシェア1位のゼロフィールドと基本契約を締結し、ビットコイン購入とマイニングの両輪戦略で収益多様化を目指す。
17:11
SMBCグループ、事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設 Web3や生成AIの活用を目指す
SMBCグループが事業共創施設「HOOPSLINK」を丸の内に開設。Web3などを活用し、スタートアップから大企業まで多様なパートナーと新事業を創出。
15:08
みんなの銀行、ソラナ基盤のステーブルコイン事業化に向け共同検討を開始
みんなの銀行がソラナ(SOL)基盤のステーブルコインとweb3ウォレットの事業化に向け共同検討を開始。Solana Japan、Fireblocks、TISの3社と協業し、新たな金融体験の創出を目指す。
13:50
米上場アンバー・インターナショナル、約37億円調達で仮想通貨準備金戦略を加速
米上場のアンバー・インターナショナルが機関投資家から2550万ドルを調達し、1億ドルの仮想通貨リザーブ戦略を強化。パンテラ・キャピタルなど著名投資家が参加。
13:00
米ストラテジー社に集団訴訟 ビットコイン保有リスクを軽視と主張
米国でストラテジー社に対する集団訴訟が提起された。ビットコイン投資戦略を過大評価しリスクを軽視したと主張している。新会計規則適用後の損失計上が争点の一つになっている。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧