CoinPostで今最も読まれています

デジタル地域通貨「白虎」を会津大で日本初の正式運用、カンボジア中銀で運用実績

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

日本初のデジタル地域通貨「白虎」

ブロックチェーンの技術開発を行うソラミツは、スチューデントライフサポート、AiYUMUの2社と共同で、「相互運用」可能な決済・送金を目指すトークン型のデジタル地域通貨「Byacco/白虎」を開発・正式運用を開始することを発表した。

2020年7月1日から、福島県にある会津大学内の売店やカフェなどで運用する。

「Byacco/白虎」は、ソラミツとカンボジア国立銀行が共同開発した世界初の中銀デジタル通貨「バコン」の技術を活用し、日本向けに最適化したもので、ブロックチェーンを活用したデジタル通貨の正式運用は、日本初となるという。

Byacco/白虎

カンボジア国立銀行のデジタル通貨「バコン」は、2019年7月18日に正式導入に向けたパイロット運用を開始。 すでにカンボジア国内最大の商業銀行アクレダを含む1014の銀行や決済事業者と接続して、1万人以上のアクティブユーザーが実際のお金を使って毎日送金や店舗での支払いを行っている。

AiYUMUが運営し会津若松市が官民連携で整備を進めてきたICTオフィス「スマートシティAiCT(アイクト)」にて、ソラミツにより開発が進められてきた。

ソラミツのプレスリリースでは、デジタル通貨(ステーブルコイン)の利点について以下のように言及した。

ビットコインやイーサリアムなどの暗号資産(仮想通貨)と異なり、法定通貨に連動するため価値が安定しており、決済スピードや処理能力が高くファイナリティ(期待どおりの金額が確実に手に入る事)がある。

そのため、利便性の高いデジタル決済手段としての普及が見込まれており、実体経済への影響が大きくなることが予想されている。現在、中国のデジタル人民元(DCEP)、Facebookのリブラなどの開発が進められている。

プレスリリース資料

デジタル地域通貨「Byacco/白虎」の特徴

ブロックチェーンを活用し、データ自体が現金と同等の価値を持ちファイナリティがあり、日本円と連動するデジタル通貨(XST-JPY)の店舗などでの本番正式運用としては日本初。

圧倒的な低コストと強固なセキュリティ、高い処理能力、高い安定性を両立させたデジタル地域通貨を様々な地域にスピーディに提供・カスタマイズが可能となるほか、通常のキャッシュレス決済が実現していない「転々流通」を実現し、個人間・企業間の決済・送金や企業内の経費清算などをスピーディに実施し、業務効率の向上、少子化対策、資金繰りを改善する。

また、「現金を徐々に代替して行き、紙媒体を使用せず非接触で決済が行われるため、新型コロナ等の感染症対策に有効であり、個人や企業への現金支給や支援なども安全かつ確実・スピーディに実施が可能」としている。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/21 火曜日
14:40
アルトコイン不振で取り沙汰される3つの理由について、大手VC「Dragonfly Capital」がデータ検証
仮想通貨投資企業Dragonfly CapitalのパートナーであるHaseeb Qureshi氏は、アルトコインが不振な理由について検証する記事を発表。最もよく知られている三つの理論について、データを使って反証した。
14:24
Binance Japan、MASKとCYBERの取扱いを発表
Binance Japan(バイナンスジャパン)は2024年5月22日から暗号資産(仮想通貨)現物取引でマスクネットワーク(MASK)とサイバーコネクト(CYBER)の取扱いを開始する。新たな銘柄追加で合計52銘柄に。
12:24
現物ETFの承認期待でイーサリアムが急騰、ビットコインは7万ドルの大台を回復
暗号資産(仮想通貨)市場では、専門家によるイーサリアム現物ETFのSEC承認確率が急上昇したことでETHが前日比20%高まで急騰。ビットコインは過去最高値に迫る7万ドルの大台を回復した。
11:30
イーサ財団ドレイク氏、Eigenの顧問就任で数億円の報酬受け取りを開示
イーサリアム財団の研究者ジャスティン・ドレイク氏は、Eigen財団のアドバイザーに就任し多額のトークンを報酬として受け取ることを開示した。
10:20
Gala Games、300億円相当のGALAトークンが不正鋳造 価格急落
Web3ゲームGala Gamesで何者かが2億ドル以上に相当する「GALA」トークンを不正に鋳造し売却した。管理者アドレスが悪用されたとみられる。
09:30
Sei、EVM互換へアップグレードの投票開始
仮想通貨イーサリアムとの互換性を持たせるため、L1ブロックチェーンのSeiがアップグレード実施のための投票を開始。投票後の計画も明らかになっている。
08:14
グレースケールに新CEO、ソネンシャイン氏が退任
ソネンシャイン氏がCEOだったグレースケールは過去の10年間、仮想通貨ビットコイン投資信託だけでなく、イーサリアムやソラナなどさまざまなアルトコイン投資商品も打ち出し、伝統金融に代替的な資産クラスを提供してきた。
07:45
バイナンス、中小プロジェクトの支援を発表
30年までに24兆円相当のトークンがアンロックを予定することなどを記載したレポートを発表した後、バイナンスは、優秀な仮想通貨プロジェクトに対し上場プログラムに応募するよう呼びかけた。
07:00
STEPN、ソラナスマホ保有者にコラボスニーカーを配布
STEPNはソラナスマホのGenesis Tokenの保有者に、特別なソウルバウンドトークン「STEPN x Saga Badge」も配布した。
06:20
最終判断期限迫るイーサリアム現物ETF、予想外の進展で承認観測強まる
仮想通貨イーサリアムの現物ETF上場申請に関して、SECから主要な提出書類を更新するよう突然求められていることが報じられた。イーサリアムの価格がニュースを受け高騰した。
05/20 月曜日
17:07
コインチェック、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表
コインチェックは20日、「Coincheck IEO」において、暗号資産(仮想通貨)ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表した。本IEOは国内における6例目で、上場企業100%子会社による初のIEO。
16:39
仮想通貨企業の資金調達、2024年第1四半期に急増=レポート
大手投資データプロバイダー「PitchBook」は、2024年第1四半期の仮想通貨市場レポートを発表。ビットコインETFの承認を背景にスタートアップ企業が518件の取引で総額3,741億円の資金調達に成功したことが明らかになった。
14:03
米国の経済制裁対象国ベネズエラ、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止へ
ベネズエラ政府は、電力需要への影響を避けるため国内すべての仮想通貨マイニングファームを電力システムから切り離すと発表した。
11:46
ビットコインの週末相場は高止まり、オンチェーンデータは「利確フェーズ」の終焉を示唆
FRBの利下げ期待を背景にNYダウが史上初の4万ドルに達するなど米国株指数が好調に推移する中、オンチェーンアナリストはSOPR指標を分析。2ヶ月間の利確フェーズが終わりつつあることを指摘した。
11:19
仮想通貨ウォレットのファントム、米国のApple Storeユーティリティランキング3位に浮上
ソラナ基盤の代表的な仮想通貨ウォレットとして普及した「Phantom Wallet (ファントムウォレット)」(現在はマルチチェーン対応)が、米Apple Storeのユーティリティ・アプリで3位にランクインした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/05/21 16:30 ~ 19:30
東京 SHIBUYA QWS (渋谷キューズ)
2024/05/23 14:30 ~ 15:30
その他 オンライン
重要指標
一覧
新着指標
一覧