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本日迎えるSymbol(XYM)権利確定日時の注意点、ネム(XEM)保有者向け情報まとめ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Symbol(XYM)の権利確定日時、本日予定

暗号資産(仮想通貨)「ネム(XEM)」保有者向けが、新チェーン「Symbol(シンボル)」のネイティブトークン(仮想通貨)獲得の権利を得るスナップショット日(権利確定日)を本日12日に迎える予定だ。

出典:NEM公式

Symbolは「次世代ブロックチェーン」として打ち出されたNEMのハイブリッド型ブロックチェーン「Symbol(XYM)」の名称。Symbolは、現在XEMが流通している現行チェーン「NIS1チェーン」の大型アップデートで、セキュリティや処理能力の面の向上が期待されている。

Symbolローンチ後は、「NIS1チェーン」と「Symbolチェーン」が並行して運用される予定で、XEMの開発も継続するとされる。

スナップショットはいつ?

ネム(XEM)は、3月15日に予定される新チェーンSymbolの大型アップデートに先駆け、ブロック高3,105,500でスナップショットが実行される。

スナップショットを基準として、トークンホルダーのXEM保有量を保存、権利を確定する仕組みだ。NEM保有数に応じて、Symbolローンチと同時に1:1の比率で、新通貨XYMが分配されることになる。

3年越しの大型アップデートに市場からの期待も計り知れないが、いくつか重要な注意点があることは心得たい。

先日のアナウンスでは、ブロック高3,105,500は12日「9時50分頃」になる見込みだと見積もられていたが、実行日時は「ブロック高」依存であり、ビットコインの半減期と同じで、ブロックチェーンの進捗次第で変動することになる。

関連:ビットコイン半減期とは?仮想通貨価格への影響と警戒ポイントを解説

Symbolのスナップショットは、「ブロック高:#3,105,500」に到達した時点で実施される予定で、12日11時時点では、13時30分前後に実行ブロックを迎える予定となっている。

実行ブロックから逆算した予定日時は、カウントダウンページでも確認可能。しかし、実行日時を直近に控える現在、アクセスが集中してサイトがダウンするケースもある。その際に、正確に確認したいユーザーは、ブロック高を確認できるエクスプローラーで最新のブロック高を確認することもできるため、チェックしておきたい。

カウントダウンサイト:サイト

エクスプローラー:サイト

スナップショット前後の注意点

SymbolのXYMを得るためのスナップショットを迎える上で、対応を表明する取引所に預けて受け取るケースや、自身のウォレットからオプトインするケースがある。

総じて注意したい点は、スナップショットの実行ブロック「#3,105,500」に達してから、すぐにXEMを動かすことは危険である点だ。

取引所の場合、権利確定を確認するまで取引の再開や外部送金の制限がかかることが予想されるが、個人で実行する場合はこの点に注意したい。

ネム公式によると、スナップショットは、実行ブロックから360ブロック経過してファイナライズすることで、確実に完了したと判断できる。それまでに予期せぬ攻撃などがあった場合に、権利を失う可能性があるため、XEMの移動はそれまで待つ必要がある。

この点に関する重要なリマインドとして、「ブロックチェーンは、ノードがコンセンサスに達するまでに時間を要する」と注意を呼びかけ、NEMチェーンのブロック高3,105,500到達後に「360ブロック」が経過するまでは、スナップショットが完了したとは見なされない可能性がある、としている。

ネム(XEM)は約1分で1つのブロックが生成されるため、スナップショットの実行ブロック完了後、約6時間は経過を見る必要があることを意味するが、これも「ブロック高」に依存するため、ブロック数の経過状況や、公式からのアナウンスなどを確認することが必要だ。

各取引所の対応

スナップショット後は、XEMを取引所へ送金することや取引所からの外部送金、また売買を行いたいユーザーも出てくることが予想される。

取引所によって、スケジュールも異なることから、自身で利用する取引所の対応スケジュールを確認する必要がある。

国内取引所の対応一覧は以下から確認できる。

ネム新通貨「Symbol(XYM)」国内取引所の対応一覧と注意点
【随時更新】仮想通貨ネム(XEM)の新通貨Symbol(XYM)に関する最新情報と注意点まとめ。通貨付与時の注意点と仮想通貨取引所ごとの対応一覧を掲載。

なお、ネム(XEM)を取り扱う国内取引所は、いずれも「口座残高にてオプトイン(意思表明)及びスナップショットを取得する」方針を示しており、すでに混乱に備えてネム(XEM)の売買を停止している。

一方、法規制の都合上、日本では金融庁、及び自主規制団体JVCEAの認可がないと新通貨シンボル(XYM)の国内取り扱いが出来ないことから、新通貨の配布について各取引所は、「確定次第案内する」との表現に留めており、続報が待たれるところだ。

関連: 仮想通貨Symbol(シンボル)とは|初心者でもわかる重要ポイントと将来性

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