CoinPostで今最も読まれています

ウクライナ政府、仮想通貨寄付募集を開始 総額は10億円超

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ウクライナ政府、仮想通貨寄付を募集

ウクライナ政府は27日、暗号資産(仮想通貨)による同国への寄付を呼びかけた。現時点で、1,000万ドル(約11億円)以上のビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、その他の仮想通貨を調達している。

掲載されたイーサリアムのアドレスには執筆時点では6億円(500万ドル)相当の仮想通貨が寄付された。また、仮想通貨メディアThe Blockによると、27日時点でウクライナ政府のビットコインアドレスは約350万ドル(約4億円)を受け取っているという。

さらに、テザー(USDT)や、トロン(TRX)などその他の仮想通貨で130万ドル(約1.5億円)が集まっていた。大手NFT(非代替性トークン)マーケットプレイスOpenSeaのデータによると、多くのNFTも寄付されている。

NFTとは

「Non-Fungible Token」の略称で、代替不可能で固有の価値を持つデジタルトークンのこと。ブロックチェーンゲームの「デジタルアイテム」交換などに用いられるのみならず、高額アート作品の所有権証明や、中古販売では実現の難しかった「二次流通市場」における権利者(クリエイター)への画期的な還元手段としても注目を集める。

▶️仮想通貨用語集

関連大企業の関心集める「NFT」の魅力とは|主な特徴と将来性を解説

経緯

背景として、ウクライナ政府の公式ツイッターアカウントは26日より、ロシア軍による侵攻が続く中、仮想通貨寄付を呼びかけていたことがある。

ウクライナのMykhailo Fedorov副首相や、外交官のOlexander Scherb氏などの政府関係者も、この寄付のアドレスをツイッター上でシェアした。

ウクライナのデジタル変革省は、The Blockに対し、このキャンペーンはウクライナ政府が行っているものであると確認した。また、次のように述べている。

私たちはウクライナを勝利に導き、ウクライナで起きていることについて国際社会の認識を高めるために、あらゆる手を尽くしている。

信憑性に警戒呼びかける声も

一方で、仮想通貨アドレスの信憑性に警戒する声も挙がっていた。イーサリアムの共同創設者Vitalik Buterin氏も、ロシア軍が侵攻時にサイバー攻撃を行ったことを考えると、メッセージの信憑性には懸念があるとして、送金を避けるよう促していた。

Buterin氏は27日、このメッセージは取り下げたとして次のようにツイートしている。

仮想通貨による寄付の募集が真正なものであることを、いくつかの情報源から確認した。今のところ、いったん私の警告メッセージを削除する。ただ、引き続き警戒し、仮想通貨を送信する際は、常に慎重に行うことを推奨する。

なおウクライナ大統領は27日、ウクライナとロシアが停戦交渉を開催することで合意したと発表。現在のところベラルーシ国境で行われる予定だ。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/17 金曜日
07:10
モルガン・スタンレー、420億円相当のビットコインETFを保有
米金融大手のモルガン・スタンレーが第1四半期の時点(3月末まで)で、420億円相当の仮想通貨ビットコインの現物ETFを保有していたことが13F書類で確認された。
06:20
ソラナ再ステーキングSolayer、わずか45分で目標の31億円入金上限額を達成
Solayerの「epoch 0」は招待のみのアクセスで、仮想通貨ソラナネイティブステーキング、mSOL、JitoSOL、bSOL、INFのステーキングを対象としたもの。TVLが最も高いのは、mSOLで、833万ドルに達した。
05:45
コインベース、3つのソラナ銘柄の永久先物提供
米仮想通貨取引所大手コインベースは16日、3つのソラナ基盤の銘柄のパーペチュアル先物取引を新たに提供した。JupiterやJitoが対象となった。
05/16 木曜日
15:14
アークとフィデリティが牽引するビットコインETFの資金流入
米国のビットコイン現物ETFに巨額の資金流入が2日間続いている。直近ではブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への資金流入が一服した一方、ARKBとFBTCが注目され、累積純流入額は121億ドルに達した。暗号資産(仮想通貨)投資信託に対する直近の流入動向を分析。
14:30
メタマスク、ボット対策の取引機能を提供開始
米Web3ソフトウェア企業Consensysは、 仮想通貨ウォレットのMetaMaskで同社が開発した新技術「スマート・トランザクション」が利用可能になったと発表した。
14:10
米デリバティブ大手CME、ビットコイン現物取引の提供を計画
現物の仮想通貨ビットコインへの直接アクセスは、規制された最大のデリバティブプラットフォームを通じて、金融商品として本格的な普及につながる見込みだ。
13:04
SBI VCトレード、ジパングコインの貸暗号資産で特別年率を提供
暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードがジパングコイン取扱いを開始し、貸コインで年率99%の特別キャンペーンを実施中。デジタルゴールドでインカムゲインを得る機会が期間限定で提供される。
13:00
米資産運用大手Vanguard、ビットコインETFに前向きな新CEO就任へ
バンガードは、ブラックロックでIBITの立ち上げを主導したラムジ氏を新CEOに指名。ビットコインETFに対する同社の姿勢が変化する可能性が注目される。
11:10
米ミレニアム、3000億円近くのビットコインETFを保有
米ヘッジファンド大手のミレニアム・マネジメントが第1四半期の時点で、20億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETFを保有していたことが確認された。他の複数のヘッジファンドも投資していたことがわかった。
10:45
「FTXの返済が仮想通貨相場の上昇につながる可能性」K33
FTXの顧客への返済は、仮想通貨相場の強気要因になる可能性があるとK33リサーチは分析。その根拠や影響を書いたレポートを公開している。
10:10
NFTカードゲーム「Cross the Ages」350万ドル調達 アニモカら出資
Web3ゲーム「Cross the Ages」はアニモカブランズ主導で約5.4億円を資金調達した。同時にCTAトークンを様々な仮想通貨取引所へ上場させている。
08:15
株式取引アプリのロビンフッド、欧州でSolanaステーキング提供開始
仮想通貨ソラナのステーキングはロビンフッドが提供する最初のステーキング商品だ。ローンチ時に提供するステーキング年利は5%前後となる。
07:20
ソラナのSuperteam、日本で発足
仮想通貨ソラナの技術の日本での普及を推進するSuperteam Japanが発足。今後の活動内容が明らかになった。
06:30
エルサルバドル政府、過去3年間で48億円相当のビットコインを採掘
エルサルバドル政府は2021年以来、火山の地熱エネルギーを活用した300台のプロセッサを導入し環境に優しい方法で仮想通貨ビットコインの採掘を進めてきた。
06:05
ビットコイン66000ドル台まで反発、米CPI結果受け利下げ期待高まる
主要株価指数だけでなく、コインベースやマイクロストラテジーなどの仮想通貨関連株銘柄もCPI結果に反応し大きく反発した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア