GBTCやARKBを保有
米金融大手のモルガン・スタンレーが第1四半期の時点(3月末まで)で、420億円(2.7億ドル)相当の仮想通貨ビットコインの現物ETFを保有していたことが13F書類で確認された。
Fintelのデータによると、モルガン・スタンレーは、GrayscaleのGBTCを2億6990万ドル分保有。GBTC株の保有者としては、Susquehannaの11億ドル、Horizon Kineticsの9億4600万ドルに次ぐ第3位となった。
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同銀行はまた、Ark Investのビットコイン現物ETF ARKBに230万ドルを割り当てたことも明らかにした。
13F書類とは、運用資産1億ドル以上の機関投資家がSECに提出する四半期報告書だ。この報告書は、各四半期末時点における運用会社の株式保有状況を示すものだが、米国株式と株式オプションのロングポジションの開示のみが義務付けられている。そのため、ショート・ポジションの開示はされておらず、投資マネージャーのポートフォリオ戦略全体を部分的にしか見ることができない。
また、それらの記録は3月末時点のポートフォリオであり、現時点で変化があったかどうかはまだ明確ではない。
今週、米ヘッジファンド大手のミレニアム・マネジメントやアポロ・マネジメント・ホールディングスといった大手ヘッジファンドから相次いでビットコインETFの運用額が公開された。
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