CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨ウォレットMetaMask、月間アクティブユーザー数が3000万超に トークンローンチ計画も

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ウォレットの需要が増加

暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)のソフトウェア企業ConsenSysは15日、傘下にあるウォレット「MetaMask(メタマスク)」の月間アクティブユーザー数が、1月に3,000万を超えたと発表した。

過去4カ月で42%増えており、NFT(非代替性トークン)やDAO(自律分散型組織)、DeFi(分散型金融)といった領域で需要が増加。今後はトークンをローンチし、メタマスクに関するDAOの設立を計画しているという。

関連「NFTを国の成長戦略に」自民党デジタル社会推進本部・平将明議員インタビュー

メタマスクはイーサリアム関連の仮想通貨やNFTを保有・管理できるウォレット。地域別では米国、フィリピン、ブラジル、ドイツ、ナイジェリアで特に利用が多いとした。

関連「MetaMask(メタマスク)」とは|月間2000万人超が利用の仮想通貨ウォレット

イーサリアムの共同創設者で、ConsenSysの最高経営責任者(CEO)であるJoe Lubin氏は、仮想通貨メディア『Decrypt』に対し、以下のように説明しているという。

 

メタマスクは、セキュリティを重要視したり、インターフェースを改善しながら、分散化を目指している。

 

現在メタマスクに関連するDAOの設立に取り組んでおり、メタマスクの運営を任せるわけではないが、新しい部分の開発に資金を提供できるようにしたい。

Lubin氏はこれ以上DAOに関する詳細は述べなかったようだが、トークンをローンチする計画があることは認めたという。

DAOとは

「Decentralized Autonomous Organization」の略。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在せず、参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる組織を指す。

▶️仮想通貨用語集

資金調達も発表

ConsenSysは15日、シリーズDのラウンドで4.5億ドル(約530億円)の資金を調達したことも発表。これで企業価値は70億ドル(約8,280億円)超になった。昨年11月に発表したシリーズCの資金調達では、企業価値が32億ドル(約3,780億円)だったため、2倍超に増加したことになる。

関連イーサリアムブロックチェーン開発企業ConsenSys、2億ドルの資金調達ラウンドを完了

今回の資金調達はParaFi Capitalが主導。他にはソフトバンクグループの「SoftBank Vision Fund 2」やマイクロソフトらが新たな投資家として加わった。

関連ソフトバンクGによる仮想通貨・ブロックチェーン関連企業への出資事例まとめ

デジタル資産や法定通貨で調達した資金はETHに変換し、2022年に予定するメタマスクの再設計、プラグイン拡張システムの開発、人材雇用、イーサリアムのエコシステムへの再投資等に利用。また、イーサリアムの開発プラットフォーム「Infura」のツールやNFTの普及も加速していきたいとした。

「SoftBank Investment Advisers」の投資家Neil Cunha-Gomes氏は今回の発表に際し、以下のようにコメントしている。

 

分散型ウェブ(Web3.0)へのアクセスをサポートするというミッションにおいて、Lubin氏やConsenSysのチームと協業できることを嬉しく思う。

 

安全で使いやすいWeb3.0プロダクトで構成されたConsenSysのエコシステムは、前例のない水準で普及していくと我々は信じている。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/04 土曜日
19:00
「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」Gavin Wood(ギャビン・ウッド)氏講演レポート
この記事では、Gavin Wood(ギャヴィン・ウッド)氏の「Web3.0 - 分散型テクノロジーの未来」東京大学とMbSC2030共済の講演をレポート。社会での「真実」と「信頼」の役割や分散型社会の構築についての洞察、CBDCや経済分散化の討論を紹介します。
16:00
FXの「スワップポイント」とは|概念や特徴、おすすめ運用方法も解説
スワップポイントとは、2カ国間の通貨の金利差によって発生する利益または損失のことを指します。ポジションを保有する日数に応じて毎日発生し、仮想通貨のパッシブインカムに似たインカムゲインを期待できます。
12:00
米ブロック社1Q決算発表、DCAでビットコインを毎月購入へ
米ブロック社は2024年第1四半期(1~3月)の決算を報告。ビットコイン製品収益の10%で毎月ビットコインを購入する戦略も発表した。
12:00
ドージコインとシバイヌ 国内取引所の選び方・買い方、投資のポイント
代表的なミームコイン、ドージコイン(DOGE)とシバイヌ(SHIB)を取り扱う、おすすめの暗号資産(仮想通貨)取引所を紹介。購入方法や今後の注目点、投資に役立つ詳細を解説。
10:00
「ソラナは第3の主要仮想通貨になる」フランクリン・テンプルトン見解
フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ソラナについてのレポートを発表。ビットコインとイーサリアムに続く第三の主要トークンになるとしている。
09:00
M・セイラー氏、ETHやSOLは有価証券であると主張
仮想通貨ビットコインを大量保有するマイクロストラテジーのマイケル・セイラー会長は、イーサリアムなどのアルトコインは証券に該当すると主張。それらの銘柄の現物ETFは米国で承認されないだろうと述べている。
07:50
GBTCに約100億円の資金、1月デビュー以来初の純流入 
GBTCはローンチ以来78日連続ですべて純流出だったが、今回はデビュー以来初の純流入となった。
06:30
米4月予想外の失業率上昇、ビットコイン63000ドル台回復
仮想通貨ビットコインは4日、米国の4月雇用統計結果が予想を下回ったことでドル安が進行し、NYダウなどの主要株価指数の上昇に連動して63,000ドルの大台を回復した。
05/03 金曜日
16:00
FSL開発の次世代ブロックチェーンMMOゲーム「Gas Hero」とは
Gas Hero(ガスヒーロー)とは、日本でもブームになったフィットネスアプリ「STEPN」を生み出したFind Satoshi Lab(FSL)が開発・運営し、2024年1月3日にリリースされたNFTゲームです。エコシステムの暗号資産(仮想通貨)はGMTを基盤としています。
15:00
コインベースQ1決算報告、総収益は前期比72%増の2500億円
米大手仮想通貨取引所コインベースは、2024年第1四半期(1月~3月)の決算報告書を公開。総収益は前期比72%増の16億3,700万ドル(2,507億円)で、前年同期の7億7,200万ドルと比較すると2.12倍と好調な滑り出しとなった。
14:20
金融大手BNPパリバ、ブラックロックのビットコイン現物ETFへの投資が判明
金融大手BNPパリバがブラックロックのビットコイン現物ETFを購入していたことが分かった。ブラックロックは今後新たな流入の波を予測している。
12:00
ビットコインおすすめ取引所、手数料・スプレッド・積立・レンディング機能など徹底比較
暗号資産(仮想通貨)ビットコインの売買や送金におすすめの国内取引所について、メリットとデメリットを徹底比較。手数料・スプレッド・送金速度、セキュリティ、積立・レンディング機能などを調査しました
09:50
ソラナのゲームプラットフォーム「GameShift」、グーグルクラウドと提携
仮想通貨ソラナの開発を行うソラナラボは、独自Web3ゲームプラットフォーム「GameShift」とグーグルクラウドの提携を発表した。
05/02 木曜日
18:20
米マイクロストラテジー、ビットコイン利用の分散型IDを発表
米マイクロストラテジーは、ビットコインのチェーン上に構築された、企業向けの分散型IDプラットフォーム「MicroStrategy Orange」を発表した。
14:00
米検察、ビットコイン売買のCashApp運営企業Blockを捜査か
ツイッター(現X)の共同創業者ジャック・ドーシー氏が立ち上げた金融テクノロジー企業Block Inc.が、コンプライアンス違反で米連邦検察当局からの捜査を受けていることが、米NBCニュースの報道から明らかになった。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア