エンタメ系のNFTプロジェクト
株式会社フィナンシェは29日、エンターテインメント系DAO(自立分散型組織)プロジェクト「SUPER SAPIENSS NFT」の特設サイトを公開。プレセール(先行販売)の申し込み開始を発表した。
Super Sapienss NFT was born to rebuild the future of Japanese Entertainment culture with the power of Web3.
— supersapienss_nft (@supersapi_nft) September 30, 2022
▽Filmmakers▽
□ Yukihiko Tsutsumi
□ @kmotohiro
□ @yuichibsatoh
□ @moriyatch
▽Web Site▽https://t.co/AZ41MVNaxi#supersapienss #NFT #スパサピ
販売スケジュールは、割安価格で購入可能なプレセール(先行販売)、パブリックセール(一般販売)の順番で行われ、NFTを購入できる”ホワイトリスト(参加権利)”は、抽選で670名に配布される。
ホワイトリストへの登録は、開設された特設サイトから可能。NFT自体はミント(発行)用のサイトで販売され、イーサリアム(ETH)で購入する仕組みだ。
プレセール価格は、1NFTにつき0.05ETH(約1万円、9月30日時点)。合計3,350個が販売され、1人最大5体のNFTを発行できる。
後日、フィナンシェ社のアプリで行われる第3回ファンディングで、クレジットカード等を用いて日本円決済で購入する方法も提供される予定。こちらは合計600個のNFTが販売され、価格は1つにつき15,000円だ(SUPER SAPIENSSトークン込みの価格)。
なお、SUPER SAPIENSS NFTの売上は、今後展開される実写映画の制作費やアニメーション化に向けた制作費に充てられる。
保有者特典
「SUPER SAPIENSS NFT」の保有者には以下の特典が付与される。
- 保有NFTがWEBTOONや実写映画やアニメの作品等に登場する可能性
- SUPER SAPIENSS NFTにおける超能力案提案権
- 派生NFTの優先購入権/Air Drop
- 自身の持つNFTに対しての商用利用権
- NFTプロジェクトに関する先行体験/先行情報
- NFT保有期間や保有タイミングに応じた特典
「SUPER SAPIENSS NFT」の売上は、今後展開される実写映画の制作費やアニメーション化に向けた制作費に充てられる予定。
ロードマップも公開されており、22年冬には全30話の「SUPER SAPIENSS」WEBTOON漫画が展開され、2023年にはアニメ本編に先駆ける形で、ショートアニメを制作することが構想されている。
SUPER SAPIENSSとは
「SUPER SAPIENSS」は、原作づくりから映像化までに関する全プロセスを一気通貫する形で、コンテンツ作りを行うことを目指すグループ。
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ディレクターとして、日本のエンタメ・映画界を牽引してきた堤幸彦氏、本広克行氏、佐藤祐市氏の3人がボードメンバーとして参加。フィナンシェ社によるトークン発行を通したファンディングを行い、共創コミュニティの構築を進めている。
ファンディングは2回実施されており、累計5,000万円超の支援を集めている。
「SUPER SAPIENSS NFT」は、テレビドラマや映画、舞台などを手がけるプロジェクト発起人の堤氏の原案をもとに、漫画家のちょび氏が原画を開発。
日本の漫画カルチャーを思わせる作風で、パーツ分けされた画像を組み合わせ、多種の異なるアートを生成する「ジェネレーティブNFT」となっている。
DAOとは
「Decentralized Autonomous Organization」の略。一般的な企業などとは違い、経営者のような中央管理者が存在しない。参加メンバーやアルゴリズムによって運営管理が行われる。
▶️仮想通貨用語集
フィナンシェとは
フィナンシェ社は、ブロックチェーンを活用したクラウドファンディングプラットフォーム「FiNANCiE」を提供する企業。同プラットフォームでは、スポーツチームやクリエイターがファントークンやNFT(非代替性トークン)を発行し販売することで資金を獲得できるのが特徴。
国内仮想通貨取引所のコインチェックと協業する形で「フィナンシェトークン」の発行とIEO実施の準備も進めており、22年7月には、他企業をサポート対象とする、Initial Exchange Offering(IEO)支援事業を開始することを発表。8月には約7億7,000万円を資金調達している。