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ビットコインETF、30日に1,370億円の純流入 ブラックロックが一銘柄で過去最大

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6取引日連続の純流入

SoSoValue等の集計によると、10月30日に米国のビットコイン現物ETF(上場投資信託)、11銘柄に対する純流入額が、総額8.96億ドル(約1,372億円)に達した。6取引日連続の純流入となる。

出典:SoSoValue

特筆すべきは、運用最大手ブラックロックの「IBIT」の動きだ。30日には単一銘柄として過去最大となる8.75億ドル(約1,340億円)の資金が流入した。

これに先立つ29日にも8.7億ドル(約1,332億円)を超える資金が市場全体に流入し、このうちIBITは6.29億ドル(約963億円)を占めた。同日、IBITの運用資産残高は300億ドル(約4.59兆円)の大台を突破。1月の上場からわずか293日での達成となる。

30日には、他のETFも概ね堅調な推移を示した。フィデリティの「FBTC」が1,260万ドル(約19.3億円)、アーク21シェアーズの「ARKB」とインベスコの「BTCO」がそれぞれ720万ドル(約11億円)の純流入を記録。バルキリーの「BRRR」(610万ドル、約9.3億円)、バンエックの「HODL」(410万ドル、約6.3億円)、グレイスケールの「BTCミニトラスト」(800万ドル、約12.2億円)と続いた。

30日に唯一の純流出となったのはビットワイズの「BITB」で、2,390万ドル(約36.6億円)のマイナスとなっている。

関連:ビットコイン、円建て最高値更新 複数材料を市場が好感

FOMO(機会損失への恐怖)の兆候

Bloombergのエリック・バルチュナス氏は市場動向を分析。「IBITの取引高が33億ドルに達し、過去6ヶ月で最高を記録した。通常、ETFの取引量は価格下落時に増加する傾向にあるが、今回は4%の価格上昇局面で起きている点が特徴的だ」と分析している。

バルチュナス氏は「過去数日間の価格上昇を受けて、この取引高の急増はFOMO(機会損失への恐怖)による買い需要を反映している可能性が高い」との見方を示している。

なお、ビットコイン価格は日本時間30日に1128万5300円と、円建てで過去最高値を更新。直近1週間で7.7%上昇している。

関連:ビットコインの買い方|初心者が知るべき投資メリット、リスク、最適な取引所選び

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