はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 資産運用
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン6万ドルの節目で下げ渋る、SEC控訴でXRPは急落

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用
※このページには広告・PRが含まれます

マクロ経済と金融市場

4日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比184ドル(0.44%)安の42,011、ナスダック指数は6.6ポイント安の17,918で取引を終えた。

東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は前日比177円(0.46%)高の38,729円となった。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)が下げ渋り、前日比+0.58%の1BTC=61,096ドルとわずかに反発した。

BTC/USD日足

ここ最近は、イランとイスラエルを巡る中東情勢の緊張の高まりを受け軟調な地合いが続いており、9月30日時点で66,000ドル台だったビットコインは、短期間で大幅下落。60,000ドルの心理的節目を割り込もうとしていた。

スタンダード・チャータード銀行は、地政学的緊張にもかかわらず、コールオプションデータに基づくとビットコインは現在買いであると強調した。 「Dribitにおける12月27日満期の未決済建玉は、過去2日間で1,300 BTC増加した」と指摘している。

関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

アルトコイン相場

コインマーケットキャップ時価総額上位の主要アルトコインでは、イーサリアム(ETH)が前日比-0.83%に。

オンチェーン分析会社Lookonchainのデータによれば、クジラ(大口投資家)が2日間で19,000 ETH(4,750万ドル)を売却した。

2015年に行われたイーサリアムのイニシャル・コイン・オファリング(ICO)参加者であり、15万ETHを保有していた。

一方、総資産22億ドルと見られるエンティティ”7 Siblings(7兄弟)” が、平均2,350ドルで、6,600 万ドル相当の28,120 ETH を取得した。

7 Siblingsは、8月5日の暴落時にも56,093ETH(1億2900万ドル相当)を購入したことも注目に値する。

機関投資家のイーサリアムへの関心は回復しつつあるとの見方もある。10月2日には、ブラックロックのETFを筆頭に約2,000万ドルが大幅流入した。

米証券取引委員会(SEC)が控訴に踏み切ったことで、XRP価格は一時10%以上急落した。

SECは最高裁判所の判例との矛盾を理由に、地方裁判所の判決内容を不服とし、上級裁判所での再審理を求めている。SECは2020年12月、未登録証券の販売を通じて13億ドル以上を調達したとしてリップル社を提訴した。

しかし、昨年7月の裁判では、機関投資家向けの販売は投資契約として証券性を認定した一方、一般投資家向けXRP販売が証券法違反に当たらないとの判決が出たほか、今年8月に連邦地裁が下した判決では、XRPの機関投資家向け売却取引は証券取引法に違反していると認定しつつ、1億2,500万ドルの罰金はSECが求めた20億ドルの制裁金を大きく下回っていた。

最高裁までもつれ込み、この先数年間にわたって暗号資産を巡る法的定義の不確実性が継続すれば、投資家心理や暗号資産(仮想通貨)業界への広範な影響が懸念される。

関連:米SECが控訴へ、仮想通貨XRPをめぐるリップル裁判で

関連:おすすめ国内仮想通貨取引所 投資家のクチコミ比較ランキング

ソラナ(SOL)上場の国内取引所

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

本記事は企業の出資による記事広告やアフィリエイト広告を含みます。CoinPostは掲載内容や製品の品質や性能を保証するものではありません。サービス利用やお問い合わせは、直接サービス提供会社へご連絡ください。CoinPostは、本記事の内容やそれを参考にした行動による損害や損失について、直接的・間接的な責任を負いません。ユーザーの皆さまが本稿に関連した行動をとる際には、ご自身で調査し、自己責任で行ってください。

CoinPost App DL
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
01/29 水曜日
08:20
FOMC控えビットコイン軟調、バイナンス捜査でアルトコイン下落|仮想NISHI
仮想通貨市場は、米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控え、様子見の姿勢を取る投資家が多い状況が続いている。そうした中、フランスの捜査当局が「バイナンス」に対する詐欺捜査を開始したとの報道が伝わり、アルトコインを中心に市場は下落した。
07:30
リップル社、XRPL上でのOUSGトークン提供を発表
リップル社は、Ondoが発行するOUSGトークンをXRPLのブロックチェーン上で提供することを発表。この発表が好感され、仮想通貨XRPの価格は上昇した。
07:15
米Cboe、全てのソラナ現物ETF申請書類を再提出
米証券取引所Cboeは29日、複数の資産運用会社が昨年申請したソラナの現物ETF(上場投資信託)に関する新たな申請書類を提出した。
06:45
ビットワイズ、ドージコイン現物ETFのS1フォームを提出
米仮想通貨投資企業ビットワイズが28日、ドージコインに関する販売の登録書類S1フォームを正式にSECに提出した。
06:25
イーロン・マスク率いるX(旧ツイッター)、Visaと提携しウォレット導入
リンダ・ヤッカリーノCEOが29日、決済大手のVisaとの提携を発表し、年内にも「X Money Account」の提供を開始すると明らかにした。ドージコインを含む仮想通貨決済の導入については、現時点で具体的な計画は明らかにされていない。
06:05
米SEC、公式サイトからリップル裁判に関する情報削除か
米証券取引委員会(SEC)が公式サイトからリップル社との訴訟関連情報を削除したことが注目を集めている。Xユーザーが29日、SECの訴訟セクションで「Ripple」検索結果が消えたことを指摘した。
01/28 火曜日
19:30
メタプラネット、ビットコイン保有2.1万BTCへ拡大計画
メタプラネットが2025-26年のビットコイン投資計画を発表。新株予約権で1166億円を調達し、2.1万BTCの保有を目指す。
16:46
仮想通貨ウォレット開発企業Ginco、不正アクセス被害の手口とDMM Bitcoin不正送金の関係性を公表
仮想通貨ウォレット開発企業Gincoが、北朝鮮系ハッカー集団Lazarusグループ(TraderTraitor)による高度な標的型攻撃の被害を受けていたことを公表した。DMM Bitcoinでの480億円規模の不正送金事案に繋がった可能性が明らかに。
14:00
仮想通貨TON、2025年上半期のロードマップを公開 L2決済とメインネットの大型アップグレードを計画
TONが2025年上半期のロードマップを発表。L2決済ネットワークの導入とメインネットの「アクセラレータ」アップグレードを含む様々な開発計画について説明した。
13:05
仮想通貨支持のベセント氏が正式に米財務長官に 上院が承認
米上院がトランプ政権の財務長官としてベセント氏を承認した。仮想通貨に好意的な姿勢を示す一方、CBDCには反対の立場を表明する人物だ。
12:40
zkMeとは Web3でプライバシーを重視したデジタル・アイデンティティの先駆者
Web3におけるデジタル・アイデンティティの革新者zkMeの特徴や技術、創設者ビジョンを詳説。EUのMiCA規制にも対応可能なプライバシー保護とコンプライアンス遵守の両立を実現
11:53
DeepSeekの影響波及で仮想通貨1000億円級ロスカット ビットコインの押し目買いは継続か
中国発のDeepSeekショックを受け米エヌビディア株が暴落し、ナスダックは3%超の下げを記録した。この影響で暗号資産(仮想通貨)も大きく売られ、ビットコインやソラナ(SOL)が大幅安に。その一方、押し目買いの報告も相次いだ。
11:35
米Cboe、ビットコインとイーサリアムETFで現物償還へ変更申請
米証券取引所のCboeが27日、ARK 21SharesビットコインETFと21Shares CoreイーサリアムETFについて、現金からインカインド方式での償還を可能とする規則変更を申請したことが明らかになった。
10:30
ヘイズ氏、ビットコイン価格の調整を予測
仮想通貨取引所BitMEX創業者のアーサー・ヘイズ氏は、ビットコインは7万ドルから7万5,000ドルまで下落しうると予測。一方で、2025年末までには25万ドルまで上昇するとの見方を示している。
09:35
米CFTC、仮想通貨や予測市場の規制について円卓会議を開催へ
米商品先物取引委員会がデジタル資産と予測市場などに関する公開会議の開催を発表。業界リーダーや専門家を招き、規制の在り方を模索する。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
重要指標
一覧
新着指標
一覧