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ビットコイン続伸で7万ドルの大台も視野、年初からクジラ(大口投資家)が急増

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マクロ経済と金融市場

16日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比337ドル(0.79%)高の43,077ドル、ナスダック指数は51.4ポイント(0.28%)高の18,367で取引を終えた。

米国株の暗号資産(仮想通貨)関連銘柄では、コインベースが前日比7.2%高と続伸。マラソンデジタルが6.8%高、ライオットが3.5%高となった。

東京株式市場では、日経平均株価(前引け)は前日比235円(0.6%)安の38,944円で推移している。

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン(BTC)は前日比0.49%高の1BTC=67,435ドルに。

BTC/USD日足

50日移動平均線(SMA)が61,184ドル、200日SMAが63,313ドルとなっており、現在の価格がこれらを上回っているため、足元での乱高下はありつつも、中・長期的な上昇トレンドが継続していることを示唆している。

直近の価格変動を見ると、60,000ドル付近が強力なサポートレベルとして機能している一方、上値では72,000ドル付近に重要なレジスタンスが形成されている。

今後の展望としては、インフレ動向と金融政策の行方、米大統領選挙が市場の方向性を左右する鍵となるだろう。リセッション(景気後退)懸念が燻る中、米株市場が崩れ、ビットコインが60,000ドルを割り込むようだと、市場心理の急悪化を招くおそれもある。

一方で、地政学的リスクも市場に影響を与えている。中東情勢の緊迫化や米中関係の動向は、投資家の警戒感を高める要因となっている。特に原油価格の変動は、インフレ率や企業業績に直接的な影響を与える可能性があり、注視が必要だ。

BitMEXの共同創業者であるアーサー・ヘイズ氏は16日、ビットコインと金融経済の展望に関するブログ記事を投稿。

イランとイスラエルを巡る軍事的緊張を前提に、中東の紛争に対する米国政府の金融的対応が、通貨発行(量的緩和)を促進し、結果としてビットコイン価格の次の強気相場を引き起こす可能性があると主張した。

また、米国政府がイスラエルに武器を売却するため、資金を借り入れる必要があることを例に挙げた。

その上で、政府債務を通じてより多くの米ドルが経済に流入する中、分散型避難資産であるビットコインが投資家のインフレーション対策として一定の利益を享受できる可能性があると示唆している。

関連:ビットコインETFは日本で買える?現物BTCとのメリット比較や関連銘柄の買い方も紹介

米大統領選が近づく中、ブロックチェーン技術を利用した分散型予測市場プラットフォームのPolymarket(ポリマーケット)にて、共和党のドナルド・トランプ前大統領が優勢になったことも追い風となっているが、ニューヨークタイムズなどが実施した最新の世論調査とは乖離があることから、その信憑性には疑問符もついている。

単一組織が4つのアカウントを利用して計2,600万ドルをトランプに賭けているとの指摘もある。

いずれにせよ、米国の大統領選は世界の金融経済に大きな影響を及ぼす不確実性の高いイベントであり、開催前後に相場が荒れる可能性が否めない。

オンチェーンデータ分析

データ分析企業CryptoQuantのKi Young Ju(@ki_young_ju)CEOは、年初からビットコイン市場でクジラ(大口投資家)が急増していると指摘した。

Ki氏の分析によると、1,000 BTC以上を保有する新しいウォレットの数が197万に達し、これらのウォレットは現在、ビットコインの総供給量の9.3%を占めている。

これらの大口保有者のビットコイン保有量は年初から813%増加し、現在の価値は1,320億ドルに相当する。

注目すべき点は、これらのウォレットの平均保有期間が155日未満と比較的新しいことだ。

また、暗号資産取引所やマイナーのウォレットは除外されている一方で、カストディアル(委託管理型)ウォレットが含まれていると推測される。例えば、Coinbase Custodyなどのカストディサービスのほか、ブラックロックやフィデリティなどの大手資産運用会社がビットコインETFや他の暗号資産関連商品のために保有するウォレットである。

上図のグラフは、2015年以降のビットコイン価格の推移と、これらの大口保有者のウォレット残高の急激な増加を視覚的に示すものだ。この傾向は、機関投資家や富裕層のビットコイン市場への参入が加速していることを示唆している。

Ki氏は、数値の高さに目を疑い、当初は「データエラーかもしれない」と思ったと指摘。「わかりやすく言えば、機関投資家が1年以内にビットコインという会社の株式を8.2%追加取得したようなもの」だと例えた。

さらに別のオンチェーンデータ分析では、ビットコインの「見かけ上の需要(Apparent Demand)」が戻ってきたと言及した。

この指標は、2020年から2024年9月までの市場動向を視覚化したもので、30日間の累積データを基に市場の買い圧力を推測するため、ビットコイン市場が新たな上昇フェーズに入る可能性を示唆している。

マイナー動向

JPモルガンは、米国で上場しているビットコインマイナーの合計ハッシュレートが現在、ネットワークの過去最高の28.9%を占めていると発表した。

先月には、米証券市場に上場するマイニング企業(CleanSpark、IREn、Marathon Digitalなど14社)のネットワークハッシュレートのシェアが、5か月連続で拡大し、過去最高の26.7%に達したと指摘しており、10月にかけてさらに拡大した形だ。

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