WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

テザー、2026年Q1に約10.4億ドルの純利益を計上 余剰準備金も拡大

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • 2026年Q1純利益が約10.4億ドル、余剰準備金が過去最高
  • 米国債保有額が約1,410億ドル、世界17位の保有規模に

Q1純利益が10.4億ドルを計上

テザーは5月1日、2026年第1四半期(1〜3月)の財務報告書を公開した。大手会計事務所BDOが作成した証明書によると、同四半期の純利益は約10.4億ドルで、準備金の余剰額は過去最高の82.3億ドルに拡大した。3月31日時点のUSDTの流通総額に関連する負債は約1,835億ドルで、総資産は約1,918億ドルとなっている。

準備金の構成は、米国短期国債への直接・間接的なエクスポージャーが約1,410億ドルと大半を占める。テザーはこの保有規模で米国債保有ランキングの世界17位に位置する。その他の準備資産として、約200億ドルの金(現物のみ)、70億ドル相当のビットコインを保有しており、流動性・耐久性・マクロ資産へのエクスポージャーのバランスを意識した構成だとしている。

なお、テザー・インベストメンツを通じた投資はUSDTの準備金から完全に分離されており、準備金の質や流動性には影響しないと説明している。

テザーがこれほどの規模と収益性を維持できる背景には、新興国市場を中心としたドル建て決済需要の急拡大がある。パオロ・アルドイーノCEOは「USDTは伝統的な銀行インフラの外で機能する市場において、中核的な金融インフラとして機能している」と述べており、4月時点のUSDT流通量は前四半期比で50億ドル以上増加し、第2四半期にも需要の拡大が続いていると説明した。

関連記事:ビザ、ステーブルコイン決済網に5ブロックチェーン追加 ベースやカントンなど対象

ビザは、ステーブルコインの国際決済のパイロットプログラムで新たに5個のブロックチェーンに対応すると発表。マルチチェーンの決済機能を拡大して、選択肢を増加させる。

準備金余剰82.3億ドルが示す財務的余力とXXI合併提案

82.3億ドルという準備金余剰は、単独のステーブルコインとして換算すれば流通量ランキング3位に相当する規模だ。この財務基盤を背景に、テザーはテザー・インベストメンツを通じた対外投資も積極化させており、4月29日にはトゥエンティワン・キャピタル(XXI)とストライク、エレクトロン・エナジーの3社合併への賛成票投じる方針を発表した。

合併が成立すれば、ビットコイン(BTC)の保有・採掘・金融サービスを統合した上場企業が誕生する見通しだ。

関連記事:テザー、トゥエンティワン・キャピタルに合併提案 BTC上場企業へ

テザー・インベストメンツが29日、ビットコインDAT企業トゥエンティワン・キャピタルとストライク、エレクトロン・エナジーの合併を提案した。実現すればBTC保有・採掘・金融サービスを一体化した上場企業として、ストラテジーに次ぐ規模の企業が誕生か。

アルドイーノCEOは「いかなる市場環境でも同じように機能するシステムを構築することが責任だ。シンプルで流動的かつ耐久性のある設計により、外部の支援や良好な市場環境に依存しない構造を維持している」と述べた。

また今四半期中に正式な監査プロセスが開始されており、従来の証明書から正式監査への移行が進んでいることも強調している。

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
10/31 土曜日
14:02
仮想通貨犯罪追跡大手チェイナリシス、不正アクセス被害に
仮想通貨分析大手チェイナリシスが30日、顧客のユーザーIDや氏名などへの不正アクセスを公表した。10月には日本の佐川急便や米国のオラクル・ヘルスを含む数百件の個人情報漏えいも確認されている。
13:45
米クラリティー法案が再び焦点に、バイナンス被害で資産凍結の法的保護めぐり論争広がる
仮想通貨取引所バイナンスで約63億ドル(1兆円超)の被害が出たハッキングを受け、ルミス上院議員は、クラリティー法案が成立していれば不審な取引を凍結できたと主張した。これに反論も出ており、業界団体は取引所の連邦監督を議会に求めている。
13:10
テザー社、USDT準備金の超過分が1兆円超えに回復 6月末から約2倍に
ステーブルコインUSDTを提供するテザー社は、7~9月期の準備金保証報告書を公表した。9月末の超過準備金は79.5億ドルで6月末から約2倍になっている。
11:02
ハイパーリキッドの収益源多角化、USDC準備金利回りなどの割合増加=レポート
グレースケールによると、ハイパーリキッドのコア取引手数料は9割超から約6割に低下し、HIP3や準備金利回りなど様々な部門からの収益が前年から倍増している。
10:20
東証上場イオレ、保有151.21ビットコインを全量売却へ AIデータセンター投資に充当
東証上場のイオレは30日、ビットコイン151.21BTCの全量売却を決議した。売却見込額は18億3,100万円、売却損は約2億5,400万円の見込みで、代金はAIデータセンター事業関連投資に先行して充てる。
09:20
北朝鮮ハッカー、バイナンス1兆円窃盗の大半をわずか約20分で実行 秘密鍵に頼らず署名悪用
バイナンスで1兆円相当の資産が流出し、大半が約20分に集中したことが判明。分析会社は秘密鍵の盗難・漏洩ではなく署名の仕組みへの侵害と指摘し、EIP-7702が悪用された手口を踏まえ、承認ルールの独立判定などの対策を挙げた。
07:32
米CFTC委員長、バイナンス被害めぐり仮想通貨取引所が選べる伝統金融並みの保護を提案
米商品先物取引委員会(CFTC)のセリグ委員長は30日、バイナンスで29日に起きたハッキングを受け、仮想通貨取引所が任意で連邦登録できる選択肢を設ける考えを示した。米国のデリバティブ市場と同じサイバー対策などが適用される。
07:05
米仮想通貨関連株が全面安、1兆円規模のハッキングも市場全体への脅威は限定的とアナリストが見解
30日の米国株式市場ではバイナンスの1兆円不正流出事件を受けて、コインベースが10.62%、サークルが9.3%下落した。ウォール街の3社は市場全体の脅威になる根拠は乏しいとみている。
06:20
トランプ大統領、バイナンス1兆円被害めぐり北朝鮮関与の可能性を調査中
トランプ大統領は30日、仮想通貨取引所バイナンスのハッキングに北朝鮮のハッカー集団が関与したか調べていると話した。チェイナリシスは1兆円近くのハッキングは北朝鮮によるものだと強く確信している。
06:05
バイナンス、ハッキング被害の補償に約1兆円を確保
バイナンスは31日、ハッキング被害の補償に自社資金63億4000万ドル超を確保したと明らかにした。被害額の約80%分は流出と同じトークンで保有しており、残りも買い付けを進めている。
10/30 金曜日
21:25
SBI VCトレードとビットバンク、バイナンスの暗号資産流出で顧客資産に影響なし
SBIホールディングスが30日、バイナンスの暗号資産不正流出事案について、子会社各社のバイナンスに対するエクスポージャーは現時点で限定的で、連結業績への影響はないと発表した。SBI VCトレードとビットバンクの顧客資産への影響もない。
19:10
バイナンス、ハッキング調査で複数の侵入箇所が判明
バイナンスは30日夕方、仮想通貨の流出事件で他の侵害箇所が見つかったと公表した。出金サービスは45時間後の再開に向けて予定通りに進んでいるという。
17:29
レジャーに続きトレザーでも不正部品の報告 東南アジア販売店経由
ハードウェアウォレット大手トレザーは30日、東南アジアの販売店クリプトビリスが売ったSafe 5に不正部品が組み込まれていたとの報告を公表。同店で3月以降に購入した利用者に新しいリカバリーフレーズでの資金移動を求めた。レジャーの改ざん事件に続く報告。
16:45
フランス上院、仮想通貨の税務報告枠組み「CARF」合意の法案可決
フランス上院は、仮想通貨の税務情報を各国当局と交換する枠組み「CARF」を承認する法案を可決した。次は国民議会で審議され、成立すれば2027年に交換が始まる見込みだ。
16:44
金融庁、海外8地域の金融制度調査を公表 ステーブルコイン規制も整理
金融庁は30日、米欧中など8カ国・地域の金融制度に関する委託調査を公表した。暗号資産交換業者を扱う節では、米ジーニアス法やMiCA規則、中国が2月に出したRWA禁止の新通知まで、各地の暗号資産・ステーブルコイン規制を整理している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧