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「刑務所の看守から購入すべき仮想通貨を質問された」CZ氏がイベント登壇

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

CZ氏がイベント登壇

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスの共同創設者で前CEOのチャンポン・ジャオ(CZ)氏は10月31日、年次イベント「バイナンスブロックチェーンウィーク」に登壇した。

刑期を終えて釈放後に公の場に姿を見せるのは、今回が初めてとされている。登壇では服役中の出来事も話し、刑務所の看守から購入すべき仮想通貨を質問されたことも明かした。

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CZ氏の登壇はイベントの公式サイトで予告されていた。今回は、YouTube配信などを行う「Altcoin Daily」の創設者であるオースティン・アーノルド氏と対談を行っている。

仮想通貨に対する見方について聞かれるとCZ氏は、現在でも長期的には非常に強気だと語った。また、バイナンスとの関係も良好で、日々の運営に関与することはできないが、株主としての権利には、自身の知る限り影響はないと話している。

他にも、自身に対する判決は公平と感じたかを聞かれると、まずは、司法取引によって批判することはできないし、刑期も受け入れていると回答。その上で、自身に対する特定の法違反については、服役の事例が過去になかったとも述べた。

一方で、多くの入所者の刑期が数年であることと比較すると、4カ月で釈放されたことは恵まれていたと強調。CZ氏は、とにかく前に進みたいと話した。

服役中はやることがほとんどなく、落ち着いて過ごすことができ、家族、友人、同僚、コミュニティに思いを馳せ、人生の優先順位を考え直す機会になったようだ。資産が非常に多いことで刑務所での暴力などCZ氏の安全を心配する声もあったが、そういった問題もなかったという。

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今後の計画

仮想通貨領域では、相場の低迷時期とCZ氏の刑期が重なっていたことで、CZ氏の出所を望む声が一部から上がっていた。そういった背景からも、釈放後のCZ氏の動向には注目が集まっている。

今後については、先月末にブロックチェーン分野への投資を増やす意向を表明。人工知能やバイオテクノロジー分野にも投資する計画を明らかにし、長期的な投資家として、金銭的なリターンよりも社会的影響力を重視すると強調した。

他にも教育イニシアチブ「Giggle Academy」に今後数年間多くの時間を割く予定だと説明。このプロジェクトは、1年生から12年生までのグローバルな基礎教育を無料で提供することを目指している。

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