CoinPostで今最も読まれています

Aptos、グーグルクラウドとパートナーシップ締結

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

グーグルクラウドがAptosのノード検証へ

暗号資産(仮想通貨)スタートアップのAptos(アプトス)とグーグルクラウドは10日、パートナーシップ締結を発表した。

提携により、グーグルのクラウドコンピューティング部門グーグルクラウドはアプトスのノードを検証し、そのメインネットに参加する予定だ。また、グーグルクラウドの仮想通貨パブリックデータセット「BigQuery」上でアプトス・ブロックチェーンのデータがインデックス化され提供されるようになる見込みである。

また、パートナーシップは新しい才能を育てることも目的としている。アプトスの共同設立者兼CEOのMo Shaikh氏は、次の3項目を挙げた。

  • グーグルクラウド主催のハッカソンを開催
  • アプトスネットワーク開発者のコミュニティイベントを開催
  • 数億円(数百万ドル)規模の開発者奨励金プログラム

開発者助成プログラムでは、アプトスの独自トークンAPTや、グーグルクラウドのポイントが付与される予定である。Shaikh氏は「これは始まりに過ぎない」とコメントして、その他にも共同プログラムが追加されることを期待させた。

Shaikh氏は「コミュニティの構築」が中心課題とも話している。提携により「コミュニティと高い技術力を中心として、Web3のムーブメントを前進させること」が目的だと続けた。

ハッカソンとは

ハック(Hack)とマラソン(Marathon)を組み合わせた造語。エンジニアなどが、短期間に集中して開発作業を行うイベント。あるテーマについてアプリケーションなどの開発を競い合うことが行われる場合もある。

▶️仮想通貨用語集

アプトスとは

アプトスは、メタ社のステーブルコイン「Diem(ディエム)」プロジェクトの初期開発に携わっていた経歴を持つMo Shaikh氏とAvery Ching氏が共同設立したブロックチェーンだ。

ソラナ(SOL)ブロックチェーンで使用されている言語「Rust」の上に構築されたプログラミング言語「Move」を使用している。Moveは、元々メタ社がディエムプロジェクトのために開発したものである。

関連元Metaエンジニアらが開発する新ブロックチェーン「Aptos」とは

セキュリティとスケーラビリティを重視して構築されており、2022年に、FTX Ventures、a16z、Multicoin Capitalなどから約500億円(約3.5億ドル)を調達。10月にメインネットをローンチしたばかりだ。

資金調達を主導した企業の1つであるFTX Venturesは、その親会社である仮想通貨取引所FTXが流動性危機に陥っていることから、将来が不確実な状況に直面している。

ただアプトスは、FTXの財政危機については影響を受けないと説明している。

「FTXにより保有されている自社資産は存在せず、ネットワークは予定通り運営を続ける」と述べた形だ。今後も様々な開発を行えるのを楽しみにしているとも続けた。

一方、グーグルクラウドはWeb3への参入を進めており、6日にはソラナのノード運用代行サービスなどを導入することも発表している。

関連グーグルクラウド、ソラナのノード運用代行サービスを導入へ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア