CoinPostで今最も読まれています

Mythical Games、イーサリアムからポルカドットへ移行 「NFLライバルズ」を正式リリース

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Mythical Games、ポルカドットに移行

ブロックチェーンゲーム開発企業Mythical Gamesは26日、イーサリアム(ETH)からポルカドット(DOT)のエコシステムに移行すると発表した。また、同日にゲームタイトル「NFL Rivals(NFLライバルズ)」を世界的にリリース。ユーザーは、AppleとAndroidのモバイル機器からダウンロードできる。

Mythical Gamesのジョン・リンデン創設者兼CEOは、ポルカドットに移行する理由を次のように説明した。

イーサリアムのエコシステムから離れることを決めたのは、L2ロールアップ技術を使っても取引速度が比較的遅い問題があり、今年の新作ゲームにともなう当社のスケーリング(規模拡張)計画の妨げになるためだ。

それに加えて、長期的にゲーム参加者が増えていくにともなって堅牢になり、他のゲームパートナー企業との相互運用性もあるような、セキュリティと運営のインフラを構築することが重要である。

こうした課題を念頭に置いて移行先のブロックチェーンを検討したところ、イノベーション、セキュリティ、ガバナンスなどに優れたポルカドットが選ばれたと続けている。

Mythical Gamesは、同社関連のエコシステム「Mythos」エコシステムのパートナー企業がアクセスできるプラットフォーム「Superchain」をポルカドット上で立ち上げる計画だ。

パートナー企業やゲームプロジェクトは、相互運用性や接続性を犠牲にすることなく、このプラットフォームにアクセスし、ポルカドットの技術やコミュニティを活用することができるとしている。

また、Mythical Games参入により、ポルカドットも利用者増加などが期待されるところだ。

Mythical Gamesのエコシステムでは、月間300万件以上のデジタル資産取引が行われており、独自トークン「MYTH」をゲーム取引に利用するアクティブウォレットの数は1日に120万以上とされている。

ポルカドットとは

インターオペラビリティ(相互運用性)に重点を置いたプロジェクト及びエコシステム。DOTはネットワークのネイティブトークン。メインチェーンである「リレーチェーン(Relay Chain)」、および「パラチェーン(Parachain)」と呼ばれるシャードチェーンを中心とした独自のネットワーク構造により、高度な相互運用性およびスケーラビリティを有している。

▶️仮想通貨用語集

「NFLライバルズ」を正式リリース

「NFL Rivals」は、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)をモチーフにしたゲームだ。プレイヤーがマネージャーとなってオリジナルチームを率いるゲームであり、合計32チームと所属選手がNFT(非代替性トークン)として表わされ、育成した選手をトレードすることも可能となる。

出典:NFL Rivals

関連NFLが「Play-to-Own」に進出、大手開発企業Mythical Gamesが支援

ジョン・リンデンCEOは、「NFL Rivals」が米国で最も人気のあるスポーツであるプロフットボールを題材としていることもあり、モバイルゲームという高収益市場で成功を収めることができると強気の見方を示している。

プレイヤーは、2023年中に「1,000万人以上」になると予想する格好だ。

プレイヤーは、ゲームに登録した日からすぐにデジタルウォレットを保有できるため、NFT経済圏にも、新たな参加者が生まれると見込んでいる。

リンデン氏は、「NFL Rivals」のテストローンチ時には、約15万人のゲーマーが集まり、約40%が初回プレイ後に再びゲームをプレイしたと話した。

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。
09:30
SECの仮想通貨保管ガイドライン覆す決議案、米両院で可決
米連邦議会上院は、下院に続き、SECが発行した仮想通貨の保管に関する会計公報を覆す決議案を可決した。議員やSECがコメントを発表している。
08:35
TON基盤の「Notcoin」、800億トークンをエアドロップ
仮想通貨NOTトークンはエアドロップの実施に際しBybitやOKX、バイナンスに新規上場した。現在0.0075ドルで取引されている。
08:00
「BTCの短期の上値余地は限定的」JPモルガン
仮想通貨ビットコインの短期の上値余地は限定的であるとJPモルガンは予想。他にもビットコインの生産コストやマイナーの状況を分析した。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア