CoinPostで今最も読まれています

東京大学がブロックチェーンで医療画像の流通システム構築へ クリプタクトと実証実験

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

医療画像データの流通システム構築
株式会社クリプタクトと東京大学が医療画像データの流通システムの実証実験を行うことを発表、日本の医療AI分野の発展に取り組む。

クリプタクトと東京大学がブロックチェーンで医療画像データの流通システムの実証実験

株式会社クリプタクトは29日、東京大学と医療画像データの流通システムの実証実験を行うことを発表した。『ICT活用によるの医療画像データ流通システムの構築』に関するプロジェクトに参画する。

データ流通が困難とされる医療分野において、医療画像データ流通市場の構築に向けて検証を実施、日本の医療AI分野の発展に取り組む。クリプタクトはシステム・ネットワークの構築およびブロックチェーンを活用したデータ流通を担当する。

ICTやブロックチェーンなどのセキュリティ技術を駆使することで、これまで情報保護(セキュリティ)が不安視されていた医療データの安全運用かつ流通できるシステムを構築。セキュリティの過度な警戒感から病院内で秘匿化される価値あるデータ(医療画像等)を最適化された状態で市場に流通させる。

医療業界で必要なデータの流通システム

研究開発代表者の東京大学医学部附属病院脳神経外科 金 太一 助教によると、東大とクリプタクトが医療データのセキュアな運用にブロックチェーン導入を目指す理由に、医療AIの発展がある。

AI活用が各業界で発展する中で、医療AIは技術発展が遅れている。その理由に、AIがビッグデータを学習し活用するための、教師データの不足があるという。

医療業界では、医療データを医療機関しか持つことが難しいことがあるほか、医療AIに利用する教師データが、「質より量」を必要として情報の誤認性を下げる分野とは異なり、より質の高い教師データを入手し、AIの出力結果の質を向上させる必要がある。

このデータ流通市場が構築されることで、医療業界内に価値ある教師データが流通が可能となり、最適化された医療サービスを受けられる日本の医療技術(AI)の発展に繋がる。データ流通市場にパラダイムシフトを起こすと見ている。

株式会社クリプタクト 代表取締役 斎藤岳氏は、「人工知能含めたテクノロジーの発展を通して、個人がより最適化された医療サービスを受けることを可能とすること」を目指すと語った。

参考資料:クリプタクト、東京大学と医療画像流通システムの構築について連携

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
15:14
アークとフィデリティが牽引するビットコインETFの資金流入
米国のビットコイン現物ETFに巨額の資金流入が2日間続いている。直近ではブラックロックのiシェアーズ・ビットコイン・トラスト(IBIT)への資金流入が一服した一方、ARKBとFBTCが注目され、累積純流入額は121億ドルに達した。暗号資産(仮想通貨)投資信託に対する直近の流入動向を分析。
14:30
メタマスク、ボット対策の取引機能を提供開始
米Web3ソフトウェア企業Consensysは、 仮想通貨ウォレットのMetaMaskで同社が開発した新技術「スマート・トランザクション」が利用可能になったと発表した。
14:10
米デリバティブ大手CME、ビットコイン現物取引の提供を計画
現物の仮想通貨ビットコインへの直接アクセスは、規制された最大のデリバティブプラットフォームを通じて、金融商品として本格的な普及につながる見込みだ。
13:04
SBI VCトレード、ジパングコインの貸暗号資産で特別年率を提供
暗号資産(仮想通貨)取引所SBI VCトレードがジパングコイン取扱いを開始し、貸コインで年率99%の特別キャンペーンを実施中。デジタルゴールドでインカムゲインを得る機会が期間限定で提供される。
13:00
米資産運用大手Vanguard、ビットコインETFに前向きな新CEO就任へ
バンガードは、ブラックロックでIBITの立ち上げを主導したラムジ氏を新CEOに指名。ビットコインETFに対する同社の姿勢が変化する可能性が注目される。
11:10
米ミレニアム、3000億円近くのビットコインETFを保有
米ヘッジファンド大手のミレニアム・マネジメントが第1四半期の時点で、20億ドル相当の仮想通貨ビットコイン現物ETFを保有していたことが確認された。他の複数のヘッジファンドも投資していたことがわかった。
10:45
「FTXの返済が仮想通貨相場の上昇につながる可能性」K33
FTXの顧客への返済は、仮想通貨相場の強気要因になる可能性があるとK33リサーチは分析。その根拠や影響を書いたレポートを公開している。
10:10
NFTカードゲーム「Cross the Ages」350万ドル調達 アニモカら出資
Web3ゲーム「Cross the Ages」はアニモカブランズ主導で約5.4億円を資金調達した。同時にCTAトークンを様々な仮想通貨取引所へ上場させている。
08:15
株式取引アプリのロビンフッド、欧州でSolanaステーキング提供開始
仮想通貨ソラナのステーキングはロビンフッドが提供する最初のステーキング商品だ。ローンチ時に提供するステーキング年利は5%前後となる。
07:20
ソラナのSuperteam、日本で発足
仮想通貨ソラナの技術の日本での普及を推進するSuperteam Japanが発足。今後の活動内容が明らかになった。
06:30
エルサルバドル政府、過去3年間で48億円相当のビットコインを採掘
エルサルバドル政府は2021年以来、火山の地熱エネルギーを活用した300台のプロセッサを導入し環境に優しい方法で仮想通貨ビットコインの採掘を進めてきた。
06:05
ビットコイン66000ドル台まで反発、米CPI結果受け利下げ期待高まる
主要株価指数だけでなく、コインベースやマイクロストラテジーなどの仮想通貨関連株銘柄もCPI結果に反応し大きく反発した。
05/15 水曜日
18:00
仮想通貨ウォレット「メタマスク」の使い方、送金、セキュリティ対策
MetaMaskのインストール方法から送金手順、暗号資産(仮想通貨)取引所への送金や取引所からの出庫方法、セキュリティ対策までを初心者向けに詳しく解説。自己管理型ウォレットの基本知識を身に付けましょう。
14:45
「SusHi Tech Tokyo 2024」でSUDACHI TechとEchoXがWeb3プラットフォームを技術協賛
「SusHi Tech Tokyo 2024」では、SUDACHI TechとEchoXがNFT活用のWeb3プラットフォームを技術協賛。NFTデジタルスタンプラリーを展開する。CoinPostがアンバサダーを務めるグローバルスタートアッププログラムも開催される。
13:10
自由な取引ツールとしてのビットコインは実現しないのか、開発者が憂慮
仮想通貨ビットコイン開発の貢献者であるマット・コラロ氏は、現在「自由のためのツール」というビットコインのビジョンが実現できるかどうかが危ぶまれているとの考えを明らかにした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア