
株式会社リミックスポイントが7月11日、第4回無担保社債(私募債)の払込み完了に伴い、調達資金20億円全額でビットコイン(BTC)の取得を発表した。
同社は7月9日に発表した総額約315億円の資金調達計画に基づき、第25回新株予約権と第4回無担保社債を発行。このうち本社債20億円は、新株予約権の行使を待たずに即座にビットコイン投資資金を確保するためのつなぎ資金として位置付けられている。
取得詳細と保有状況
今回の取得により、同社のビットコイン保有枚数は1,168.28219616 BTCに増加した。平均取得単価は14,657,897円となっている。

出典:リミックスポイント
同社のビットコイン取得総額は約171億円に達した。6月4日の713.53447825 BTCから約1か月で保有量を約64%増加させている。
積極的な買い増し戦略
リミックスポイントは2025年4月以降、継続的にビットコインの買い増しを実施している。特に6月以降は取得ペースが加速しており、第24回新株予約権の行使により調達した約59億円の大部分をビットコイン購入に充当した。
2025年6月以降の主な取得履歴
- 6月4日
第24回新株予約権発行、約59億円の資金調達開始 - 6月5日~13日
9日間で338.03 BTC(約52億円)を追加取得 - 7月11日
第4回無担保社債で116.72 BTC(20億円)を取得
今後も第25回新株予約権の行使により調達される資金の大部分をビットコイン投資に充当する計画である。
今後の資金調達計画
第25回新株予約権による調達予定額約315億円のうち、本社債の償還20億円を除く約295億円をビットコイン投資に充当する予定となっている。行使期間は2025年7月28日から2026年7月28日までの1年間で、市場状況を踏まえながら段階的に投資を実行する方針である。
なお、本社債は新株予約権の行使により調達された資金から5,000万円単位で繰上償還される仕組みとなっており、最終的には新株予約権による調達資金がビットコイン投資の原資となる。
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