はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

ペイパル社長、仮想通貨リブラが2020年に開始する可能性に言及

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ペイパル社長、仮想通貨リブラ来年ローンチ可能性
PayPal社長はFB主導の仮想通貨リブラが来年の年初頃には実現する見込みであると言及した。PayPalもリブラプロジェクトに加わっているに改めて明かし、リブラを支持する意向を示した。

PayPal社長、リブラ来年ローンチの可能性

国際送金大手PayPalの社長Dan Schulman氏はフェイスブック主導の仮想通貨リブラが来年の初めごろにはローンチできると見込みであると言及、PayPalはリブラプロジェクトに加わっていることを改めて明かした。

今回Schulman氏が行なった二つのトピックには、現在リブラを取り巻く事実状況の不明瞭さを見る上で重要な発言となった。

「来年の初めごろにはローンチできると見込み」

フェイスブックは先週SECに提出したQ2決算報告書にて、市場の受け入れや規制の不確実性を苦戦していること、仮想通貨領域における経験や知識が豊富でないことを認め、予定していた2019年上半期のトークン発行は確実ではないと伝え、最悪のケースでは、計画中止の可能性もあると言及していた。

今回にPayPal社長の発言は、規制の対応が強いられているリブラの展望を明るく見る見方である。来年にローンチができる根拠まで述べられていないため、発言の裏付けが定かではないものの、リブラ協会に参入予定を公表している企業の発言とあり、水面下で進展があった可能性も指摘されている。

リブラプロジェクトに加わっている発言

以前よりフェイスブック社が公開した「リブラ協会」の参加企業リストにはPayPal社の名も掲載されていたものの、同様に参加企業リストに入る予定企業Visaがそのリストに入っている27社はどれも正式に参画していないことを明かしたことで、リストされた以下の参入予定企業の不確実性も不安視されていたポイントの一つだ。

今回、PayPal社長の発言がどのようにフェイスブックの発言に関係しているか判明できないが、PayPalから見るリブラの未来はポジティブな見方を継続していることは明白だ。

PayPalは、規制などのコンプライアンスにも高い経験値を有する送金・決済領域の大手企業であり、決済利用における法的プロセス(欧米)はPayPal社の強みであることを加味しても、これまでの不明確な要素は一部解消される可能性はある。

Schulman社長は、これまでPayPalが規制当局の要求に応じるために、コンプライアンスやリスクマネージメントにおける出費はこれまで数百万ドルに及ぶと語り、フェイスブックが直面している規制の課題もそれほどユニークなものではないと示唆した。

PayPal、リブラを支持

Schulman社長はリブラが現在の金融システムをより安定・包摂的にできると見込んでいる。「フェイスブックがリブラを推薦してきたとこから、ブロックチェーンの利用が『銀行口座を持たない人口にサービスを提供する』という我々の理念に一致することは明らかになっている。」

なお、銀行やATMによる多くの送金手数料を、仮想通貨を利用すれば省くことができると、Schulman社長は指摘した。データによると2018年、米国だけで利用者の送金手数料は1400億ドルに登る。

フェイスブック社は、仮想通貨リブラが「新たなグローバル通貨」として機能することを目指している。PayPalのブラジル・メキシコ市場のマネージングディレクターはリブラが投資でなく、決済手段として利用されることが実現するとしている。

参考資料:PayPal社長がリブラについて

CoinPostの注目記事

【速報】米小売大手ウォルマート、独自仮想通貨を開発中か
米ウォルマートはブロックチェーンを利用する独自ステーブルコインの特許を申請に出した。米ドルなどの法定通貨に準拠する特徴が仮想通貨リブラに類似すると見られる。
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
05/09 金曜日
13:01
G7、北朝鮮の仮想通貨ハッキングを議題に検討か
G7サミットで北朝鮮によるサイバー攻撃対策が議題になる可能性がある。2024年の仮想通貨ハッキング被害は13億ドル超となり、IT労働者を装った企業への侵入も報告されている。
11:46
ビットコイン大台の10万ドル奪還、低迷していたイーサリアム高騰の背景は?
ビットコインは3ヶ月ぶりに10万ドルの大台を回復し、イーサリアムが高騰した。背景には複数の好材料が挙げられる。ビットコインETFへの資金流入も加速し、直近2週間で約6200億円が流入した。機関投資家の動きも活発化する中、アルトコイン市場への波及効果も期待される。
11:15
仮想通貨時価総額、34兆円急増
仮想通貨市場の時価総額が一日で34兆円増加。イーサリアムは「ペクトラ」アップグレード実装で20%高騰、ドージコインとエイダも12%超え。米国の仮想通貨法案可決と米英貿易協定が追い風に。
10:50
まずはソラナ上で株取引サービスを開始へ Superstateが発表
RWAトークン化企業Superstateは、株を発行できるプラットフォームOpening Bellを発表。まずは仮想通貨ソラナのブロックチェーンに対応し、その後はイーサリアムに拡大する。
10:25
コインベース1~3月期決算報告 収益は事前予想下回る
米仮想通貨取引所コインベースの2025年1-3月期決算を発表。収益は予想を下回る20億ドルとなった。一方、ステーブルコインUSDCは好調であり、デリビット買収で成長戦略を加速している。
09:20
ビットコイン10万ドル復帰でより強気な予測に、6月までに12万ドル超の可能性
ビットコインが心理的節目の10万ドルを突破。スタンダード・チャータード銀行のアナリストは第2四半期で12万ドル超、2028年には50万ドルに達する強気予測を示す。実需資金流入とトランプ大統領の仮想通貨政策が価格上昇を後押しへ。
08:15
ビットコイン10万ドル突破 米各州で仮想通貨法案が次々と成立|仮想NISHI
仮想通貨ビットコインは、米ニューハンプシャー州におけるビットコイン準備金法案の成立を皮切りに、アリゾナ州、ミズーリ州と続けて仮想通貨に対して好意的な法案が次々に可決・成立したことを受け急騰した。
07:40
コインベース、デリビット買収合意 時価総額1兆ドルへ成長の可能性
仮想通貨取引所コインベースは、デリバティブ大手Deribitの買収で合意したと発表。買収金額、今後の目標、デリビットCEOのコメントなどを公表した。
07:25
米SEC、証券のトークン化促進に向け規制緩和を検討
米SECのパース委員がブロックチェーンを活用した証券の発行・取引・決済を可能にする規制免除命令を検討中と発表。企業がトークン化証券のための革新的取引システムを利用できる環境整備を目指す。
06:35
米GENIUS法案が否決、ステーブルコイン規制の先行き不透明に
米上院のステーブルコイン規制法案「GENIUS法案」が手続き投票で否決。民主党議員の支持撤回の背景にトランプ家の仮想通貨関与による利益相反懸念。他の仮想通貨法案にも影響の恐れが浮上。
06:15
ザッカーバーグのメタ社、ステーブルコイン導入で国際決済市場に再参入か=報道
メタが仮想通貨企業と連携し、インスタグラムのクリエイターへのコスト効率の高い国際決済にステーブルコインを活用する構想を模索。Libraプロジェクト廃止以来の動きとなる。
05:50
リップルとSEC、XRP訴訟で和解合意
リップル社とSECが和解合意に達し、1億2500万ドルのエスクロー資金解除を求める共同申立書を提出。最終的に5000万ドルを支払う条件で3年半続いた法的争いに終止符が打たれる見通し。
05:40
仮想通貨利益も非課税に ミズーリ州、米国初のキャピタルゲイン税廃止へ 
ミズーリ州議会が下院法案594を可決し、米国初となるキャピタルゲイン税廃止が知事の署名待ちに。成立すれば株式・仮想通貨・不動産の売却益に対する州税が撤廃され、投資家にとって大きな税制優遇となる。
05/08 木曜日
18:00
Oasys × SBI VC Tradeトップ対談 NFTからトークンへの戦略シフト、その背景は?
Oasysの松原代表とSBIVCの近藤代表が語る、Web2からWeb3への進化と今後の展望。NFTの限界を超えるトークンの可能性、日本の規制環境を活かした独自戦略、そしてSBIグループとの協業による新たな価値創造の取り組みとは。
17:00
AI駆動の次世代ステーキング「ZENMEV」とは 少額から始められる新たな投資体験
ZENMEVは革新的なAI駆動のMEVステーキングプラットフォーム。これまで専門家だけが活用できたMEV戦略の利益を、専門知識不要で一般ユーザーにも開放。低い参入障壁、高い安全性、国際認証取得で信頼性も確保。ETH、SOL、USDTなどに対応し、誰でも簡単に次世代ステーキング体験を始められる。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧