はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

【前編】2019年の仮想通貨市場「ネガティブ材料」から1年を振り返る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2019年のネガティブファンダまとめ

仮想通貨業界では、今年も世界各地でハッキングを初めとする事件が数多く起こった。重要なニュースと共に2019年を振り返る。

1月

・仮想通貨取引所Cryptopiaで2度の仮想通貨不正流出。被害総額は17億円超に上り、5月に破産申請。(関連)

・P2P取引サービスを提供するLocalBitcoinsがフィッシング被害。2.8万ドル(約307万円)超相当の顧客のビットコイン(BTC)が流出した。(関連)

・イタリア拠点の仮想通貨取引所BitGrailとその創設者に対し裁判所が資産返済宣告。同取引所は2018年2月、約1700万ナノを盗難されていた。(関連)

3月

・仮想通貨取引所DragonExがハッキングを受け、ユーザーと取引所の資産が流出。BTC、ETH、XRP、XEM、EOS、USDTなど複数の銘柄が流出。(関連)

・仮想通貨取引所Bithumbでハッキング被害。ホットウォレットから300万EOSと2000万XRPが盗難。(関連)

・北朝鮮が2017年から18年にかけて仮想通貨取引所へサイバー攻撃を仕掛け、約5億ドル(555億円相当)の被害が出ていたことが明らかになった。(関連)

5月

・仮想通貨取引所バイナンスで初のハッキング被害が発覚。取引所のホットウォレットから1度の取引で総額7000BTCが盗難。(関連)

・大手ミキシングサービスのBestmixer.ioが、ユーロポール(欧州刑事警察機構)によって強制閉鎖。利用者に犯罪組織が複数含まれていたことなどが理由。(関連)

6月

・仮想通貨取引所GateHubでハッキング被害。総額約2300万XRPが流出。(関連)

・仮想通貨取引所Bitrueで930万XRPと250万ADAがハッキング被害。ハッカーが利用者約90人のホットウォレットに不正アクセス。(関連)

・オランダ警察当局とユーロポールらが協力し、当時約30億円相当のBTCを盗んだ6名の容疑者を逮捕。取引所サイトに似せたフィッシング系の偽装サイトを用いてユーザーのウォレットへ不正アクセスしていた。(関連)

7月

・国内大手仮想通貨取引所BITPointでハッキング被害。BTC、BCH、ETH、LTC、XRPが流出。第4月~9月における決算で、仮想通貨流出事件における特別損失として約37億円を計上。(関連)

・ダークウェブ「シルクロード」を通じて薬物取引を行い、1900万ドル(約20億円)相当のBTCを資金洗浄したとして米政府が麻薬密売人を逮捕。(関連)

8月

・国連安全保障理事会傘下の「対北制裁委員会専門家パネル」が作成した未発表の中間報告書内容を朝日新聞が報道。「北朝鮮は2015年12月から2019年5月にかけて、少なくとも17カ国の金融機関や仮想通貨交換所に対し、35回に渡ってサイバー攻撃を仕掛けていた疑いがある」と指摘。(関連)

9月

・「イーサデルタ」のハッキング事件の容疑者2名が起訴される。イーサデルタはイーサリアム上に構築された分散型取引所で、2017年12月にハッキング被害に遭っていた。(関連)

11月

・韓国大手仮想通貨取引所Upbitがハッキング被害。約34万ETH分が流出。(関連)

・仮想通貨やブロックチェーン技術のアドバイザーとして北朝鮮に渡航し、米制裁法に違反したとして、ニューヨーク州検事と連邦捜査局(FBI)が、イーサリアム財団のトップ研究員を逮捕。(関連)

・世界最大手の仮想通貨デリバティブ取引所BitMEXで、顧客メールアドレスが大量漏洩する事故が発生。ツイッターアカウントもハッキング被害に遭った。(関連)

・ベトナムの仮想通貨取引所VinDAXがハッキング被害を受け、23銘柄で50万ドル(約5500万円)相当の仮想通貨が流出。銘柄等の詳細は開示せず。(関連)

・仮想通貨XRPのウェブウォレットで、取引所機能も提供するGateHubから、ユーザー140万人の個人情報が流出。(関連)

12月

・仮想通貨Vertcoinで、2018年12月以来2回目となる51%攻撃を確認。取引所などと連携した迅速な対応で、攻撃者らは最終的に損失を被る形で攻撃を終えた。(関連)

・カナダの法律事務所が警察当局に、閉鎖された仮想通貨取引所QuadrigaCXの元CEOの死亡証明と検死解剖を行うよう要請。同取引所では、ウォレットの秘密鍵とパスワードを管理していた人物が2018年12月にインドで急死し、約160億円相当の仮想通貨が引き出せなくなっている。(関連)

・VeChain財団の「トークン買い戻し」用のアドレスがハッキング被害。仮想通貨VET約11億円分が流出した。原因は金融と監査チームの人為的過失。(関連)

CoinPostの関連記事

ビットコイン・アルトコイン市場の2020年予測 BitMEXリサーチ
BitMEXリサーチは2020年の仮想通貨市場予測を行なった。 ・ビットコインのボラティリティと値幅 ・市場ドミナンス
仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/31 水曜日
14:00
ブラックロックの2026年投資展望 AI投資が米株式市場を牽引、ステーブルコインは金融の架け橋に
ブラックロックの2026年投資展望レポートでは、AI関連投資が米国株式市場を牽引し、生産性向上で171兆円の経済効果が見込まれると分析した。また、38兆円規模に成長したステーブルコイン市場について決済システムへの統合が進み、トークン化された金融システムへの第一歩となると見ている。
12:00
2026年末のビットコイン価格はどうなる?有識者7人に予想を聞いた
ビットコイン2026年末価格予想を暗号資産(仮想通貨)業界の著名人7人が回答した。平均は12.3万ドルで約40%の上昇見込み。FRB政策、機関投資家参入、半減期アノマリー崩壊など注目ポイントを分析。強気派と慎重派の見解を比較し、相場の行方を占う。
11:00
仮想通貨TOP20と国内発トークン、25年の騰落率は
ドナルド・トランプ氏の米大統領就任やビットコインの最高値更新があった2025年。本記事では同年の時価総額上位銘柄と国内発プロジェクトのトークンの年間騰落率をまとめている。
10:00
激動の2025年 仮想通貨の時価総額トップ20、過去8年間における順位変動は
2025年はビットコインが12万ドルを突破した。仮想通貨に肯定的な米トランプ政権が始動した1年を終えるにあたり過去8年間において仮想通貨の時価総額の順位がどのように変動してきたかを振り返る。
12/30 火曜日
14:00
米カリフォルニア州の超富裕層への「5%資産税」に業界猛反発 仮想通貨起業家流出の懸念も
米カリフォルニア州で純資産10億ドル超の富裕層に5%課税する提案が行われ、Kraken創業者やBitwise CEOをはじめとする仮想通貨・テック業界リーダーが強く反発し、警告を発した。株式、不動産、仮想通貨などを対象とし、未実現の含み益にも課税される点が問題視されている。
14:00
コインベース・ベンチャーズが注目する2026年の仮想通貨4大トレンドとは
米最大手コインベースの投資部門コインベース・ベンチャーズが2026年に積極投資する4分野を発表した。RWA永久先物、専門取引所、次世代DeFi、AIとロボット技術など、次のブレイクアウトが期待される仮想通貨領域について紹介。
12:32
ビットマイン、イーサリアム買い増し 独自のステーキング・インフラも準備中 
ビットマインの仮想通貨イーサリアム保有量が411万枚に到達した。年末の価格下落を好機と捉え買い増しを行っている。2026年には独自ステーキング基盤も公開予定だ。
10:00
2025年の仮想通貨市場を重要ニュースから振り返る
2025年は仮想通貨を支持するドナルド・トランプ氏が米大統領に就任し、相場は米国の動向から大きな影響を受けた。本記事では、ビットコインの最高値更新など1年間の重要ニュースを振り返る。
09:50
仮想通貨投資商品、先週700億円超の純流出 XRP・ソラナは好調維持=CoinShares
仮想通貨投資商品から先週700億円超が流出した。CoinSharesは投資家心理がまだ完全に回復していないと分析した。一方で資産別ではXRPとソラナへの流入は好調だった。
12/29 月曜日
14:23
ビットコインは持続的上昇局面に?4年サイクル論争と機関投資家の影響力
Bitwise CIOマット・ホーガン氏が「ビットコインの4年サイクルは終焉し、持続的上昇局面に入った」と主張した。ハーバード大学など大手機関がBTCを保有し、個人投資家から機関への資産移転が進行。ボラティリティ低下の理由と、「階段を上りエレベーターで降りる」値動きパターンを専門家2人が詳しく解説。
13:35
AIや仮想通貨のショッピング活用進む Z世代が牽引か=Visaレポート
決済大手ビザの調査で、ショッピングにAIツールや仮想通貨を利用する消費者が増加していることが判明。特にZ世代が牽引していた。ステーブルコイン送金への関心も高まっている。
09:44
スベルバンク銀、ロシア初の仮想通貨担保ローン発行
ロシア最大の銀行スベルバンクが同国初の仮想通貨担保ローンを発行した。ビットコインマイニング企業に融資し、デジタル資産担保の仕組みを検証している。
12/28 日曜日
14:00
今週の主要仮想通貨材料まとめ、MTGOXハッキング容疑者関連のBTC送金やearnXRPローンチなど
前週比で振り返る仮想通貨市場の最新動向。ビットコインやイーサリアム、XRP、ソラナといった主要銘柄の騰落率や注目材料を一挙紹介。市場トレンドと関連ニュースを詳しく解説する。
11:30
ビットコイン年末相場、値頃感から買い戻し期待も|bitbankアナリスト寄稿
今週のビットコインは方向感に欠け1400万円周辺で推移。26日のオプションカット通過後の動向が注目される。底入れには12月高値9.4万ドルの回復が条件だが、割安感から買い戻されやすいとbitbankアナリストが分析。
11:00
週刊仮想通貨ニュース|Bybitの日本居住者向けサービス終了発表に高い関心
今週は、大手仮想通貨取引所Bybitの日本居住者向けサービス終了の発表、仮想通貨市場の調整局面、日銀の植田和男総裁の講演に関する記事が関心を集めた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧