はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコインとともに注目のトップ20銘柄、Grayscale最新リサーチ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

2025年1~3月期市場レポート

米資産運用会社グレースケールは26日、暗号資産(仮想通貨)市場に関する最新の四半期レポートを公開した。ビットコイン(BTC)の活動、ソラナ(SOL)でのミームコイン取引減速などを報告し、トップ20銘柄のリストを更新している。

まず、今年の1~3月期には、仮想通貨の評価額がテクノロジー株やリスク資産全般とともに全面的に下落したと指摘。時価総額加重型の仮想通貨セクター価格指数は、年初から3月21日までに18%下落した。

XRPなど一部銘柄では上昇もみられたが、特に、ドージコイン(DOGE)やその他ミームコインの価格下落が顕著だった。

一方で、ビットコインにおける活動レベルはおおむね健全な状態を維持していると述べる。

出典:グレースケール

ビットコイン「ホドラー(長期保有者)」を示す指標である、1ドル以上の残高を持つアドレス数は4,800万件と過去最高を記録。また、月間のアクティブなオンチェーンユーザー数は、前四半期とほぼ変わらない1,100万人だった。

グレースケールは、ホドラー数とオンチェーンユーザー数の差が拡大していることは、最近のビットコイン需要が「価値の保存手段」としての機能を目的としたユーザーによるものであることを示すと見ている。交換や決済手段としてのビットコイン利用はさほど増加していない格好だ。

関連迫るトランプ大統領の4月2日関税発表、ビットコインやインフレ影響についてアナリストが分析

ミームコイン取引減少、アプリ関連トークンが好調

次に、ソラナの月間アクティブユーザー数は2024年10~12月期に1億4,000万人に達したが、2025年1~3月期には約9,000万人に減少した。これは、ミームコイン取引の減少によるものだ。

ただ、それにも関わらず、ソラナは今期に約3億9,000万ドル(約570億円)の手数料収入を生み出している。これは、スマートコントラクト系のブロックチェーンプラットフォーム全体の推定手数料収入の約半分に相当する。

ミームコインとは

インターネット上で話題になることで人気を集めるコイン。代表的なものにイーロン・マスク氏がSNSで言及することで取引量が急増したドージコイン(DOGE)がある。2020年にドージコインを踏まえてリリースされたSHIBA INU(SHIB)も存在。

グレースケールは、アプリ関連のブロックチェーン活動が前年同期比で急成長しているとも指摘した。

DeFi関連など金融アプリ、NFT(非代替性トークン)やゲームなどコンシューマー&カルチャーアプリ、オラクルなどユーティリティアプリが含まれるが、合計で推計約26億ドル(約3,900億円)の手数料収入を生み出している。これは前年同期と比べて約2倍の数字だ。

トップ20リストに新規3銘柄

グレースケールは、仮想通貨セクター内で高い成長ポテンシャルがあると見なされる資産トップ20のリストも更新した。選定の上ではネットワークの成長や重要なイベント、トークン評価額、下振れリスクなどの要素を考慮している。

出典:グレースケール

現在トップ5は順にビットコイン、イーサリアム(ETH)、ソラナ、チェーンリンク(LINK)、スイ(SUI)だ。

今回より、Story(IP)が11位、Maple(SYRUP)が19位、Geodnet(GEOD)が20位に新たに組み込まれている。

Story(IP)は知的財産市場のトークン化に取り組むプロジェクトだ。Maple(SYRUP)は認定投資家向けプラットフォームとDeFiユーザー向けプラットフォームにより、機関投資家の貸付と借入に焦点を当てたプロトコルである。

Geodnet(GEOD)は、リアルタイムの測位データを収集するDePIN(分散型インフラ)プロジェクト。最大1センチメートルの精度の地理空間データを農家などのユーザーに提供している。

関連仮想通貨を種類別に解説|アルトコイン、ミームコインまでわかりやすく

CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
12/18 木曜日
05:35
バイナンスが米国市場再参入を検討、CZの株式削減案も浮上=報道
ブルームバーグによると、仮想通貨取引所バイナンスが米国関連会社の再建を模索している。創業者CZ氏の株式を減らす資本再構成などが検討されており、ブラックロックやトランプ一族の仮想通貨ベンチャーとの関係強化も進めている。
12/17 水曜日
18:51
仮想通貨の分離課税、2028年1月からの見通しか
暗号資産の申告分離課税の施行時期について、2028年1月からの案が浮上。金商法への移行や投資者保護体制の整備が条件とされ、当初想定の2027年より遅れる見通しだ。
18:00
Progmat, Inc.、次世代金融カンファレンスMoneyX 2026の企画・運営として参画決定
Progmat, Inc.が、2026年2月27日に東京で開催される次世代金融カンファレンス「MoneyX」に共催企業として参画。ステーブルコインやデジタル証券など通貨のデジタル化と社会実装をテーマに議論する。
17:51
GMOフィナンシャルHD、株主優待にビットコイン導入へ
上限1万円相当のBTC GMOフィナンシャルホールディングスは12月16日、2025年12月31日を基準日とする新たな株主優待を発表した。 新制度では、GMOクリック証券におけ…
17:45
トランプ大統領、仮想通貨支持派ウォーラー理事を次期FRB議長候補に面接へ=WSJ報道
トランプ大統領が仮想通貨支持派のウォーラーFRB理事を次期議長候補として18日に面接。ステーブルコインやDeFiに積極的で、利下げを主張する同氏は、エコノミストから高評価を得ているが、トランプ氏との個人的関係の薄さから「大穴候補」との見方も。
17:00
イーサリアム「フサカ」のメリット一覧|恩恵を受けるのは誰?
仮想通貨イーサリアムはフサカのアップグレードを完了しました。本記事では主にフサカによってどのようなメリットが生まれ、どんな主体が恩恵を受けるのかを考察します。
16:12
アニモカ・ブランズ・ジャパン、BTCFi事業者2社と相次ぎ提携 
Animoca Brands Japanは、Babylon LabsおよびBifrostとBTCFi分野で戦略的提携を締結。自己管理型ビットコイン運用ソリューションの日本市場展開を目指し、上場企業向けDAT支援事業を強化する。
15:52
トランプ一族関連のアメリカン・ビットコイン、BTC保有量で世界20位と発表
トランプ大統領次男エリック・トランプ氏が支援するアメリカン・ビットコインが、39日間で4社を追い抜き世界20位の上場企業BTC保有量を達成。2025年に企業のビットコイン保有が急拡大する中、同社は5,098BTCを保有し急成長を遂げている。
14:58
パンプ・ファンとソラナへの55億ドル訴訟、5000件の内部チャット提出へ
パンプ・ファンとソラナを相手取った集団訴訟で、裁判所が第二次修正訴状を許可。内部告発者から入手した5000件のチャット記録を新証拠として提出へ。40億~55億ドルの不正搾取疑惑でRICO法違反を主張。
13:45
ロシア下院委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定、投資手段に限定
ロシア下院金融市場委員会のアクサコフ委員長が仮想通貨の国内決済利用を否定し、投資手段としてのみ認めると表明した。
11:50
JPYC EX、累計口座開設1万件・発行額5億円を突破
JPYC株式会社は、日本円建てステーブルコイン「JPYC」の発行・償還プラットフォーム「JPYC EX」において、累計口座開設数1万件、累計発行額5億円を突破したと発表。10月のリリースから約2か月での達成となった。
11:45
「ビットコインは最高値更新へ」Bitwise、2026年の3つの予測を公開
Bitwiseは仮想通貨投資家にとって特に重要な2026年の3つの予測を公開。その1つとしてビットコインは最高値を更新すると予測し、根拠を説明している。
11:40
セキュリタイズが来年トークン化株式取引開始、24時間オンチェーン取引を実現
証券トークン化プラットフォームのセキュリタイズが2026年第1四半期にトークン化された上場株式の取引を開始する。合成商品ではなく実際の規制された株式をオンチェーンで発行・取引し、24時間365日の流動性を提供へ。
09:45
ソラナに大規模なDDoS攻撃、ネットワークは現時点で影響受けず
仮想通貨ソラナが過去最大級の6TbpsのDDoS攻撃を受けたが、現在トランザクション処理は正常に稼働している。市場の下落を受けビットワイズのソラナETFは初の純流出を記録した。
09:40
マーシャル諸島、ステラでベーシックインカム支給
マーシャル諸島共和国がブロックチェーンを利用した世界初のベーシックインカムのオンチェーン支給を完了した。ステラーブロックチェーン上の主権債USDM1を使い、四半期ごとの現金配送をデジタル送金に置き換えた。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧