WebX完全ガイド
TOP 新着一覧 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨の開発者が急減のデータ、AIへ流出か? 要因探る

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

  
この記事のポイント
  • 仮想通貨の週間アクティブ開発者数が26年2月に4600人まで減少
  • AI分野への移行やクローズドソース開発の増加が統計減少の要因か

3か月で開発者が大幅減少

AI(人工知能)ブームが起こる中、暗号資産(仮想通貨)業界の開発者が流出しているというデータが議論を呼んでいる。開発状況がデータに反映されにくくなっている可能性など、AI以外の要因を指摘する声も上がった。

Artemisによると、2025年5月と比較して、オープンソースリポジトリでの活動で確認できるアクティブ開発者の数は50%以上減少し、2026年2月時点で4,600人となった。

出典:Artemis

過去3か月間で、週間アクティブ開発者の数はイーサリアム(ETH)で34%減少し2,811人、ソラナ(SOL)では40%減少し942人、ベース(Base)では52%減少し378人となっている。

ビットコイン(BTC)は25%減少し575人、XRPは31%減少し67人となった。活動件数も低下しており、オープンソースリポジトリへの週間コミット数は2025年3月には約87万件に達していたが、今年2月には約22万件と、4分の1ほどに減っている。

一番活動が多いのは、EVM(イーサリアム仮想マシン)エコシステムで、約2,870のリポジトリが存在しており、週31,000件以上のコミット(貢献)が行われている。データによると、EVMの開発活動は過去3か月間で55%以上も急落した。

また、イーサリアムネットワーク自体には約1,759のリポジトリがあり、週23,000件以上のコミットが行われている。過去3か月で54%減少した。

この背景には、開発者がAI分野へと移行していることも考えられる。世界最大級のソフトウェア開発プラットフォームGitHubには、昨年10月時点で430万以上のAI関連リポジトリが存在。仮想通貨分野と比較して圧倒的な数だ。

関連:AIは仮想通貨を「不可避」にするのか、MITの経済論文が議論を呼ぶ

開発が統計に表れていない可能性も

仮想通貨ベンチャーキャピタル「ドラゴンフライ・キャピタル」のパートナーであるオマール氏は、「仮想通貨は最近のトレンドではない」として、開発者流出の理由を3つ挙げた。

私の見解では、原因は仮想通貨への一般的な関心の低下(AIへのシフト)、トークン価格の下落、そしてクローズドソース開発の増加にある。

AIの他には、仮想通貨市場の下落が、開発者にとっての経済的インセンティブを減少させていることを指摘する形だ。クローズドソースで開発し、GitHubなどオープンリポジトリで成果物を公開しないチームが増えていることも原因に挙げている。

さらに、XユーザーのBunny氏がオマール氏に返信。最近の仮想通貨の開発はインフラのみではなく、アプリへと移行しつつあるとして、次のようにコメントした。

最近のまともなクリプトプロジェクトはどれも、少なくとも「インフラとアプリが一体化した」形になっていて、そのアプリ部分はすでにチームによって開発済みだ。

現在、多くの新規プロジェクトは、既存のプラットフォーム上に構築されたアプリケーションとして立ち上げられている。アプリはインフラよりもGitHubに掲載されない傾向があり、開発者の「見えない活動」が統計上の減少を実態より大きく見せている可能性もある。

関連:JPモルガン分析、有事下でビットコインの「デジタル・ゴールド」存在感高まる

Google Newsでフォロー
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
21:25
ストラテジー、ビットコイン新規購入を再度見送り 新たに883億円調達
ビットコイン保有大手ストラテジーが7月20〜26日の週にもビットコインを新規購入せず、84.3万BTCの保有を維持したと発表した。同時に普通株式を5.4億ドル売却し、資金調達を続けている。
15:58
トップアナリストと語るビットコイン相場展望|WebX2026
WebX2026のアナリストセッションを詳報。仮想NISHI、長谷川友哉、松嶋真倫の3氏が示した年末BTC予想は5万・6万・8万ドルに分岐。利上げ観測とオンチェーン指標、どちらを重く見るかで読みが割れた理由を解説。
15:53
バイナンスへのビットコイン流入 クジラ44%減、個人22%減
クリプトクアントが指摘。バイナンスへのビットコイン流入でクジラと個人投資家の乖離が拡大している。クジラは過去30日で44%減の39億ドル、個人は22%減の78億ドルとなり、個人がクジラの2倍規模に。29日のFOMC結果が今後の動向を左右する。
14:27
BitMart、取引所事業を段階的に終了 8月26日に全取引停止
仮想通貨取引所BitMartが取引プラットフォーム事業の段階的終了を発表。8月26日に全取引サービスを停止し、2027年1月31日に運営を正式終了する。前CEOのチャウ氏は意思決定への関与を否定し、準備金証明も未公開のままだ。
12:52
米CFTC、予測市場における「テンプレート型」一括契約認証に注意喚起 審査困難と指摘
米商品先物取引委員会は、予測市場について、条件の異なる契約を一つのテンプレートで一括申請する慣行に注意喚起した。適切な例と不適切な例を提示している。
11:18
コインベースCEO「仮想通貨はAI時代に重要性増す」
コインベースのアームストロングCEOがX(旧Twitter)で、AIエージェント向け金融基盤「AiFi」構想を発信。仮想通貨はAIの台頭で重要性を増すとし、x402プロトコルとBase、USDCによる自律決済の広がりを説明した。
10:42
韓国発ゲームWEMIX、独自ステーブルコイン不正発行 約10億円流出
韓国発のブロックチェーンゲームプラットフォームWEMIXが発行する独自のステーブルコインで、スマートコントラクトのオーナー権限が乗っ取られる不正発行事件が発生。約10億円相当が流出し、WEMIXが対応状況を公表した。
09:55
ロシア最大手銀スベルバンク、仮想通貨取引インフラ構築へ デジタル通貨法の可決受けて
ロシア最大手銀スベルバンクが2026年12月までに仮想通貨取引インフラの整備を目指す方針だ。下院で可決された一般投資家の市場参入を認める新法案を背景とした動きである。
08:37
セイラー氏「別の色が必要」 BTC購入4週途絶
ストラテジーのセイラー氏がBTC取得チャートをXに投稿し「別の色が必要」と発言。同社は6月22日以降BTC購入を開示しておらず、保有ポジションは約93億ドルの含み損。
07:49
ビットコイン長期保有者、保有1630万BTCで含み益30%まで圧縮=アナリスト
半年以上保有する長期保有者(LTH)のBTC保有量が約1630万BTCに達したとの分析が出た。取得コストは約4万9,400ドルと推定され、含み益は約30%まで圧縮。2025年1月の約340%から大幅に低下している。
07/26 日曜日
11:30
ビットコイン原油高で上値重く、クラリティ法案とFOMCが焦点|bitbankアナリスト寄稿
ビットコイン(BTC)は原油高と中東情勢の緊迫化を背景に上値を圧迫され、1090万円タッチ後に1070万円周辺で推移。クラリティ法案の審議進展とFOMCでの追加利上げ姿勢が、次の相場の方向感を左右する。
09:25
週刊仮想通貨ニュース(7/24)|クラリティー法の動向・BTC相場分析・メタプラネットの戦略のまとめ 
今週は、米仮想通貨市場構造法案(クラリティー法案)に関する動向、ビットコイン相場の分析、メタプラネットの次の成長戦略に関する記事が関心を集めた。
07/25 土曜日
13:10
米国務省、ビットコイン政策研究所やパランティアと提携
米国務省が官民人材交流の新制度を発足させ、ビットコイン政策研究所やパランティア等が創設パートナーに加わった。デジタル自由やAIガバナンスの政策形成に業界の知見が反映される可能性がある。
11:16
サッカークラブ鎌倉インテル、スタジアムNFT関連特許取得
鎌倉インターナショナルFCが、スタジアムの区画とNFT保有者をブロックチェーンで紐づける仕組みの特許を取得した。他クラブとの連携拡大にもつながる動きとして注目される。
10:25
BitMEXが集団訴訟に直面、622ビットコインの返還請求
仮想通貨取引所BitMEXが集団訴訟に直面し、原告は内部デスクによる強制清算操作を理由に622.66BTCの返還を求めている。同社は9月23日の閉鎖を予定している。
今から始める仮想通貨特集
通貨データ
重要指標
一覧
新着指標
一覧