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「ステーブルコインの利用頻度が過去最高水準に」DWFラボが分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

この記事のポイント
  • ステーブルコインのベロシティが49.7xと過去最高を記録
  • 送金・B2B決済など実用途での取引構成比が拡大

ステーブルコイン利用が増加

Web3のマーケットメーカーで投資会社のDWFラボ(DWF Labs)は2日、ステーブルコインや暗号資産(仮想通貨)に関するレポートを公開した。

現在はステーブルコインの実利用が増加したり、利用方法が変化したりしており、2025年以降は普及の新たなフェーズに入っていると指摘。今は投機ではなく現実世界での実用が拡大していると述べている。

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今回DWFラボは最近の重要な動きの1つとして、米ドルのステーブルコインに特化しながら、普及が進むにつれてステーブルコインの利用が急激に加速していると指摘。そして、ステーブルコインにとって、よく目にする時価総額よりも現在重要な数字は「ベロシティ(velocity)」であると主張している。

同社は、ベロシティを「実際にどのくらい頻繁に使われているかを示す指標」と説明しており、この数字が例えば「20x」であれば「循環している個別のステーブルコインが年間で20回使われている(所有者が変わっている)」ことを意味するとしている。

そして、ベロシティが上昇しているということは、取引やトランザクションの量を促進するために、実際に資金が循環していることを示していることになると述べた。

そのベロシティの変化をDWFラボがグラフにしたのが以下の画像。DWFラボは、ボットの取引や高頻度取引、内部取引を抜いたデータ(ビザとAlliumが提供)を使い、ステーブルコインのベロシティが49.7xと最高水準に達していることを指摘した。

出典:DWFラボ

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使用方法の変化

DWFラボはさらに重要な点として、取引高の構成が変化していることを指摘。現在は取引所での活動ではなく、送金、企業間(B2B)の支払い、企業・消費者間(B2C)の支払いといった利用が急速に増えていると述べている。

この点について同社は、ステーブルコインで明確な構造的変化が起きていると主張。その上で、ステーブルコインの普及サイクルは3つに分けられると説明した。

まず1つ目のサイクルは、2019年から2021年までのフェーズ1。この時期のステーブルコインの使用は主に投機で、時価総額が増えてもベロシティは24×から28×の範囲で推移していたと述べている。

2つ目のサイクルは、2022年から2024年までのフェーズ2。DWFラボはこの期間を「ストレステスト」と名付け、テラ騒動やFTX破綻を例に挙げて、市場は防御体制に入ったと説明した。

そして、フェーズ2のベロシティは、テラ騒動・FTX破綻時に34.2×とピークになり、2024年の市場回復期に供給量が増えても31.0×の水準で安定していたと指摘。この時、ステーブルコインの大半は使われるというよりも待機したままだったと述べている。

最後に、3つ目のサイクルが2025年から現在までのフェーズ3。2025年以降は供給量の増加を取引高が上回り、ベロシティは49.7×であると見積もられている。

その上でDWFラボはステーブルコインについて、現在は投機ではなく現実世界での実用が拡大していると指摘した。

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