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フィスコ、Zaifとフィスコ仮想通貨取引所の統合を発表 

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フィスコ、Zaifとフィスコ取引所の統合を発表
フィスコは、傘下のフィスコ仮想通貨取引所とZaifの統合を発表した。「Zaif」の名を冠した取引所が残るかどうかを含め、統合後のサービスなど今後の展開が注目される。

フィスコ、Zaif exchangeとフィスコ取引所の統合を発表

8月13日、フィスコ仮想通貨取引所は運営するZaif exchangeとフィスコ仮想通貨取引所が統合することを自社サイト上にて発表した。仮想通貨取引所zaifを運営していたテックビューロ社は、Zaif exchangeが昨年の9月にハッキング被害にあった後、フィスコからの支援を受け、資本提携により、実質的なフィスコの傘下となっていた。

その後、株式会社フィスコ仮想通貨取引所への取引所事業の譲渡を行い、テックビューロ社は仮想通貨交換業の登録を廃止し、解散している。

これまで、フィスコ仮想通貨取引所は法人向け、Zaifは個人向けという立ち位置で、1つの会社が2つの取引所を運営する形になっていたが、今回の統合により、一歩前進する形となった。

統合の詳細なスケジュールなどについては、同社サイトで追って知らせるという。統合に際して利用者が注意するべき点は以下の2点だ。

・本人確認を改めて行う可能性があり、登録情報を最新のものにしておくこと

・Zaifに資産を預けている場合、口座も統合される(日本円および仮想通貨の残高を全て一つにまとまる)。

取引所統合の作業期間中は、出金手続きなどに時間がかかることが予想される。

これまでの経緯について

仮想通貨取引所Zaifは、昨年の9月ごろにおよそ67億円相当のハッキング被害を受けた。この事件による支援要請に答える形で、以前より、関係のあったフィスコはグループ子会社を通して基本契約を締結、ハッキング被害の補償のための金融支援、資本提携が行われている。

また、テックビューロ社の株式の過半数が取得されたことにより、フィスコの実質的な傘下となっていた。

その後、事業譲渡契約により、仮想通貨取引所Zaifの事業はテックビューロ社からフィスコ仮想通貨取引所へ承継され、テックビューロ社は仮想通貨交換業の登録を廃止し、解散している。

Zaif仮想通貨取引所は、2015年にサービスを開始した日本の仮想通貨取引所だ。運営会社のテックビューロ社は取引所運営の他に、プライベートブロックチェーン製品「mijin」や、総合ICOソリューション「COMSA」などを手がけていた。なお、COSMA、mijinはテックビューロ ホールディングス株式会社に事業が継承され、開発は継続されていると見られる。

なおZaifでは、今年10月より、金融庁認定の一般社団法人日本仮想通貨交換業協会(JVCEA)の規則に準拠する形で、仮想通貨取引のレバレッジ上限を25倍から4倍へ変更されることが発表されている。

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