CoinPostで今最も読まれています

コインチェックがmiime運営メタップスアルファを子会社化、NFT市場のシェア獲得へ本腰

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

コインチェックがNFT市場シェア獲得へ

東証一部上場企業マネックスグループ傘下のコインチェック社は5日、メタップスアルファ社の全株式を取得し、子会社化するための株式譲渡契約を同社親会社のメタップス社と締結したことを発表した。

3年ぶりのCM再開で大きな反響を呼んだコインチェックは昨年8月、これまで蓄積してきた暗号資産(仮想通貨)取引所・販売所の運営体制や技術、ノウハウを生かした新規事業として、ブロックチェーンに記録されたデジタルアイテムである「NFT(Non-fungible token)」を取引するマーケットプレイスの提供を発表していた。

関連:コインチェック、3年ぶりのCM再開に込めた想いを明かす

NFTは、時価総額2位の仮想通貨イーサリアム(ETH)の技術規格である「ERC-721」に準拠して発行されたデジタル資産を指すものだ。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

大きく拡大する市場規模

ゲームのキャラクターやアイテムを始めとしたデジタルアイテムをユーザー同士で売買できるNFT市場。dApps(分散型アプリケーション)を利用したブロックチェーンゲームの市場規模は、ここ数年間で大きく拡大している。

国内では、2018年秋にローンチしたマイクリプトヒーローズ(My Crypto Heroes)が市場を開拓し、海外ではクリプトキティ(CryptoKitties)やGods Unchained(ゴッズ・アンチェイン)が、ブロックチェーンゲーム史上最高のトランザクションを記録。

関連:世界No.1BCG「マイクリプトヒーローズ」開発者インタビュー|500ETHのランド4種が完売

なかでもGods Unchainedは、最初のセールで販売された「ジェネシス・カードパック」が完売し、計33,333イーサリアム(当時の時価6.5億円)を売り上げていた。

デジタル資産の二次流通(トレード)市場では、過去数年間で取引高を大きく伸ばした海外の「OpenSea」がけん引する。

OpenSea共同創業者がカンファレンスで明かしたところによれば、20年2月時点で月2~300万ドルに達する手数料収益を得ていた。OpenSeaでは、ユーザー同士が売買成立する度に、売買額の「10%」の手数料収益が入るモデルであるが、過去には数十〜数百ETHの取引が成立した事例も珍しくない。

後発の「miime」は、OpenSeaの最安値取引データを比較できる機能や、クレジットカードを用いた日本円でのデジタルアイテム(NFT)の決済機能など使い勝手の良さに定評があり、国内ブロックチェーンゲーマーに支持されていた。

コインチェックは、メタップスアルファが先行提供していた国内NFTマーケットプレイス「miime」を引き継ぐ形で、「コインチェックとは別のブランドサービスとして引き続きサービス提供予定としている。

関連:仮想通貨取引所コインチェックとは|投資家向け3つのおすすめポイント

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/18 土曜日
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。
07:10
ソラナ価格、月末までに200ドル復帰か ヘッジファンド創設者が予測
仮想通貨ソラナの今後の価格について、ヘッジファンドSyncracy Capitalの創設者は強気な予測を示した。その根拠とは?
06:10
zkSyncエアドロップ期待再燃、分散化加速のアップグレードを実施予定
zkSyncは未だ独自の仮想通貨をリリースしていないが、主要zkロールアップであるライバルのStarkNetは2月にエアドロップを実施した。
05/17 金曜日
17:34
東京ビッグサイトで第5回ブロックチェーンEXPO【春】開催へ 無料申し込み募集開始
東京ビッグサイトで、日本最大級のブロックチェーン専門展である第5回ブロックチェーンEXPO【春】が開催されます。最新の研究からアプリケーションまで、ブロックチェーン技術のすべてが一堂に出展するイベントは必見です。
13:00
ワールドコイン、秘匿化技術で生体認証データの保護・オープンソース化を発表
暗号資産(仮想通貨)でベーシックインカム実現を目指す、ワールドコイン・ファンデーションが生体認証データ保護にSMPC技術を導入。そのシステムをオープンソース化した。セキュリティとプライバシーを強化するとともに、システムの普及拡大を目指す。
12:32
短期トレンド変化のビットコイン続伸なるか、ミームコインが牽引する場面も
CPI発表で急反発を見せた暗号資産(仮想通貨)相場ではビットコイン(BTC)が下降チャネルをブレイクアウトした。16日には賛否両論渦巻くミームコインが相場を牽引する場面も。
12:00
世界最大の証券清算機関DTCC、チェーンリンク活用した「Smart NAV」を実験
世界最大の証券清算・保管機関DTCCは、チェーンリンクを活用した「Smart NAV」の実証実験を行った。JPモルガンなど金融大手10社が参加している。
11:10
Slash Fintech、暗号資産決済でVプリカ販売サービス開始 NFT特典も実施中
Slash FintechがVプリカ販売サービスを開始。暗号資産(仮想通貨)決済でVプリカ購入可能。特典としてSlash Genesis NFTをプレゼント。利用方法から使い方まで解説。
10:00
ブラックロックのビットコインETF、アナリストが高評価
ブラックロックの仮想通貨ビットコインETFの購入者数は記録的な数字であると、ブルームバーグのシニアアナリストが高評価。レポートが提出され、ビットコインETFのパフォーマンスを分析した。
09:30
SECの仮想通貨保管ガイドライン覆す決議案、米両院で可決
米連邦議会上院は、下院に続き、SECが発行した仮想通貨の保管に関する会計公報を覆す決議案を可決した。議員やSECがコメントを発表している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア