CoinPostで今最も読まれています

NFTプラットフォーム「Terra Virtua」、イーサリアムからPolygonへ移行

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

ポリゴンのネットワークへ移行

NFT(非代替性トークン)のマーケットプレイス「Terra Virtua」は、イーサリアム(ETH)のメインネットからPolygon(ポリゴン)のネットワークへ移行する。

移行する理由は、地球環境への影響を配慮したためだと説明。イーサリアムのネットワークでNFTを発行すると、紙の本を83冊作るのと同じエネルギー量を必要とするが、PolygonのネットワークだとEメール2通分のエネルギー量で済むという。この移行はTerra Virtuaの今後の発展にとって、重要なステップであり、ベータテスト版から移行するアップグレードの一環でもあるとした。

Polygonとは

イーサリアムのスケーラビリティ問題に取り組むための開発フレームワークを提供しているプロジェクト。

イーサリアムと互換性があるサイドチェーンで、PoS(プルーフ・オブ・ステーク)を採用した「Polygon PoS Chain」などのソリューションを提供している。

▶️仮想通貨用語集

関連仮想通貨ポリゴン(MATIC)とは|注目ポイントと今後の将来性

Terra Virtuaは以前からPolygonへの移行を発表している。13日には、「現在販売されている第一世代のNFTを購入できるのは22日までで、期限は残り10日である」と伝えていた。海外メディアによると、イーサリアムのネットワークで購入されなかったNFTは、Polygonで再発行されるという。

同社のJawad Ashraf最高技術責任者(CTO)は、「我々のミッションは、ファンとNFTのつながり方を変え、誰でもNFTにアクセスできるようにすることだ。新しい革新的な技術を使うことで、環境を犠牲にしてはいけない」と説明。そして、「Polygonを利用することで、NFTが環境に与える影響を抑えることができると確信している」とした。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

Polygonのユースケース

DeFi(分散型金融)やNFTにおける需要増加などで、イーサリアムのユーザー基盤は拡大を続けてきた。ネットワークの利用が増えることで、手数料が高騰することもあり、スケーラビリティを向上させるソリューションには注目が集まっている。

関連イーサリアム、バーン量は1週間で117億円相当に

最近最も関心を集めているソリューションの1つがPolygon。採用事例として、日本のテクノポップユニットPerfumeが14日に、Netflixで配信中のオンラインライブ「Perfume Imaginary Museum “Time Warp”」の映像をもとにしたNFTアートを、16日より順次販売することを発表した。

販売される作品のプレスリリースでは、「コンセンサスアルゴリズムにPoSを採用して環境負荷を小さくするPolygonを利用したマーケットプレイス『NFT Experiment』でリリースする」と説明している。

関連Perfumeが再びNFT販売へ、Polygon基盤のマーケットプレイスで

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/20 月曜日
17:07
コインチェック、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表
コインチェックは20日、「Coincheck IEO」において、暗号資産(仮想通貨)ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表した。本IEOは国内における6例目で、上場企業100%子会社による初のIEO。
16:39
仮想通貨企業の資金調達、2024年第1四半期に急増=レポート
大手投資データプロバイダー「PitchBook」は、2024年第1四半期の仮想通貨市場レポートを発表。ビットコインETFの承認を背景にスタートアップ企業が518件の取引で総額3,741億円の資金調達に成功したことが明らかになった。
14:03
米国の経済制裁対象国ベネズエラ、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止へ
ベネズエラ政府は、電力需要への影響を避けるため国内すべての仮想通貨マイニングファームを電力システムから切り離すと発表した。
11:46
ビットコインの週末相場は高止まり、オンチェーンデータは「利確フェーズ」の終焉を示唆
FRBの利下げ期待を背景にNYダウが史上初の4万ドルに達するなど米国株指数が好調に推移する中、オンチェーンアナリストはSOPR指標を分析。2ヶ月間の利確フェーズが終わりつつあることを指摘した。
11:19
仮想通貨ウォレットのファントム、米国のApple Storeユーティリティランキング3位に浮上
ソラナ基盤の代表的な仮想通貨ウォレットとして普及した「Phantom Wallet (ファントムウォレット)」(現在はマルチチェーン対応)が、米Apple Storeのユーティリティ・アプリで3位にランクインした。
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア