CoinPostで今最も読まれています

bitbank、イーサリアムPoW(ETHW)相当額の日本円交付へ

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

10月19日に相当額を交付

国内暗号資産(仮想通貨)取引所bitbankは12日、一部のイーサリアム(ETH)の所有者に対して、Ethereum PoW(ETHW)相当額の日本円を交付する方針を発表した。基準価格は1,305円。

10月19日に交付予定のETHWは、イーサリアム(ETH)の大型アップデート「マージ」をきっかけに、マイナー主導のガバナンスグループ「EthereumPoW」によってチェーン分岐(ハードフォーク)された銘柄。

イーサリアムの合意形成アルゴリズムがプルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフオブステーク(PoS)へと移行したことで、ETHのマイニングが停止。残されたマイナーのハッシュパワーの振り向け先候補の一つとなっている。

関連:FTX、イーサリアムPow(ETHW)の永久先物取引開始

bitbankは、8月24日に「マージ」に対する方針を発表。ETHWの発生時点における顧客の資産のスナップショットを取得すると通知していた。

同社によると、日本円交付の対象となるのは、ETHWが発生した時点でbitbankでイーサリアムを所有していた利用者。但し、ETHWを日本円に換金し、付与する時点において退会している、またはアカウント凍結、取引停止の措置が取られているユーザーは対象外となる。

関連:イーサリアムPoWフォーク(ETHW)が誕生 FTXやOKXで現物取引開始

付与に関係して、bitbankでは10月19日10:00~11:00の間、システムメンテナンスを実施予定。同時間帯にbitbankで全てのサービスが利用停止となる。

9月末には同じく国内取引所GMOコインがETHW相当額の日本円交付を発表。基準価格は1301円だった。

PoS(プルーフオブステーク)

PoSとは、保有(ステーク)する仮想通貨の割合に応じて、ブロックを新たに承認・生成する権利が得られるコンセンサスアルゴリズムのこと。

▶️仮想通貨用語集

関連:GMOコイン、ハードフォーク発生時点のイーサリアム保有者にETHW相当額の日本円交付へ

ETHWの動向

EthereumPoW(ETHW)ブロックチェーンは15日のローンチ時にOKXやFTX、Bybitなどに新規上場し、約1,900円(13ドル)を付けた。しかし、まもなく「リプレイアタック攻撃」が検出された影響で9月19日に前日比47%下落して628円(4.3ドル)を付けた。執筆時点、ETHWは、1,153円(7.89ドル)で取引されている。

リプレイ攻撃とは、フォークされた新しいブロックチェーンから既存のトランザクションをコピーし、古いブロックチェーンで同一のトランザクションを作成する攻撃 (またはその逆)。ETHWのようにチェーン分岐の際に起こりやすい。

米コインベースやバイナンスなど大手海外取引所の一部は、ETHWの新規上場についてリスティング基準をもとに審査するとし、執筆時点では取扱いを開始していない。なお、バイナンスが運営しているマイニングプール「Binance Pool」ではETHW採掘のサポートを開始した。同社はまた、マイニングプールによるサポートが「上場を保証するものではない」と述べている。

関連:バイナンスプール、ETHWのマイニングに対応

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/11 土曜日
15:00
ビットコイン上のステーブルコイン発行計画 Taproot Assetsのテストが進行
Lightning LabsのCEOエリザベス・スターク氏が、暗号資産(仮想通貨)ビットコインのブロックチェーンにステーブルコインを導入する新技術「Taproot Assetsプロトコル」について解説。ライトニングネットワークを使った即時、低手数料の国際取引が可能に。
14:00
「Friend.TechなどでBaseがイーサリアムL2を主導」フランクリン・テンプルトン分析
フランクリン・テンプルトンは、仮想通貨ブロックチェーン「Base」がFriend.Techなどソーシャルファイに牽引され、今後も代表的なイーサリアムL2であり続けると予想した。
12:45
日本代表団、スイスのDFINITY本部を訪れる
平将明氏および加納裕三氏を含む日本の代表団がDFINITY本部を訪問。DFINITYが推進するInternet Computerは、高速で広範なブロックチェーンベースのプラットフォームで、スマートコントラクトとデータシャーディングにより、効率的なWeb3アプリの開発を可能にする。
11:20
米SEC、コインベースの仮抗告を却下するよう申し立て
米SECは仮想通貨取引所コインベースとの裁判で新たな書類を提出。コインベースが証券性をめぐり求める仮抗告を退けるべきだと申し立てている。
10:00
著名投資家マーク・キューバン氏、SECゲンスラー委員長を批判
著名投資家マーク・キューバン氏は米大統領選挙で仮想通貨も争点の一つになると意見した。また米SECのゲンスラー委員長に批判を向けた。
09:00
米大手銀ウェルズ・ファーゴ、複数のビットコイン現物ETF銘柄を保有
ウェルズ・ファーゴを含むいくつかの金融大手はビットコインETFが1月にデビューしたのち、それらの取り扱いを開始した経緯がある。
08:00
米ARK、イーサリアム現物ETFの申請からステーキング要素取り除く
現在、5月中に仮想通貨イーサリアムの現物ETFが承認される期待はすでに大幅に後退。専門家らはその可能性を2ヶ月前の約70%から25%に引き下げた。
07:30
J・ドーシー氏「2030年のBTC価格は100万ドル超へ」
2030年のBTC価格は100万ドル超まで上昇する可能性があると強気な見方を示すなど、ジャック・ドーシー氏が仮想通貨ビットコインの魅力を語った。同氏は以前からビットコインを支持している。
07:00
ソラナJupiter、モバイルアプリのリリース時期発表
モバイル版の最新情報のほか、Jupiterは第三回のLFG投票の予定についても情報を公開。来週あたりに新たなローンチパッド候補の仮想通貨プロジェクトを公開し、5月22日から投票を開始する。
05/10 金曜日
18:29
SBIとチリーズ、スポーツファントークンで提携
SBIデジタルアセットホールディングスとChilizが戦略的パートナーシップに関する基本合意を締結。日本で合弁会社を設立し、スポーツファンにファントークンを提供する。
18:26
L2 Blastチェーン基盤の分散型取引所「DTX」とは トレーダーの優位性を解説
暗号資産(仮想通貨)デリバティブトレーダーの間で関心の急増する分散型取引所「DTX」のメリットや優位性を解説。DTXはイーサリアム(ETH)レイヤー2のBlast(ブラスト)チェーン基盤であり、DTX Fuelによるエアドロップも示唆されている。
18:10
NTTドコモ、新会社設立でWeb3・AI事業など強化へ
株式会社NTTドコモは2024年7月に新会社「NTTドコモ・グローバル」を設立する計画を発表。NTT Digitalも傘下に集約し、Web3やAIを活用したグローバル事業を強化する。
14:48
バイナンス、大口顧客DWF Labsによる市場操作報道を否定
大手仮想通貨取引所バイナンス(グローバル版)は、ウォール・ストリート・ジャーナルが報道した、同社のVIP顧客DWF Labsによる市場操作と内部調査に関する疑惑を強く否定した。
12:43
ビットコインなど仮想通貨相場反発、ビットバンク関連会社のセレスがストップ高
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコイン(BTC)が反発、株式市場では大手取引所ビットバンク(bitbank)を持分法適用関連会社にするセレスの決算が好感され株価がストップ高となった。
11:30
米仮想通貨大手DCG第1四半期決算 売上高が前年比51%増
仮想通貨コングロマリット企業DCGは2024年第1四半期(1~3月)の決算を発表した。連結売上高が前年同期比51%増の約356億円に達している。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア