CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン、前週からの大幅反発で43000ドル台回復

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

29日の米NY株式市場は、ダウ平均株価は前日比224ドル(0.59%)高、ナスダック指数は172ポイント(1.1%)高で取引を終えた。

米国株の暗号資産(仮想通貨)銘柄では、コインベースが5.7%高、マイクロストラテジーが3.7%高、マラソンデジタルが3.5%高と全面高に。

CoinPostアプリ(ヒートマップ機能)

関連:お得に使える、株式市場のおすすめ証券口座ランキング

NISA、仮想通貨関連株 特集

「老後2000万円」問題とは、日本政府が投資をすすめる理由 新NISAのつみたて投資に、「三井住友カード プラチナプリファード」が人気急上昇している理由
若者のための「攻めるNISA」活用術:米国株&ETFつみたて編 ビットコイン保有企業の株式について解説|仮想通貨投資家のための投資戦略
仮想通貨投資家にもオススメの株式投資、日米の代表的な仮想通貨銘柄「10選」 ここから始める外国株式|海外銘柄に投資する方法を徹底解説

仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比2.7%高の1BTC=43,558ドルに。

BTC/USD日足

44,000ドルは戻り売りラインであるものの、23日以降の反発には勢いを伴っており、アルトコインにも買い戻し機運が戻りつつある。

イーサリアム(ETH)が前日比1.8%高、ソラナ(SOL)が5.2%高、カルダノ(ADA)が7.4%高となったほか、国内発銘柄ではアスター(ASTR)が6.0%高と続伸した。

ビットコイン現物ETF(上場投資信託)承認後の利益確定売りの一巡と、グレースケール・ビットコイン・トラスト(GBTC)からの売り圧力低下を受け、売りに傾いていた暗号資産(仮想通貨)市場が、早くも復活の兆しを見せ始めている。

Michael van de Poppe氏は、「ETF承認後の調整局面に終わりが見えたと仮定した場合、この先はしばらく(売り買いの拮抗する)保ち合いになる」と言及。「その後1BTC=48,000〜50,000ドル水準まで上昇し、アルトコイン相場がアウトパフォームするかも知れない」との見方を示した。

アナリストのNegentropic氏は、「今回の反発局面で6.6億ドルのショートポジションがロスカット(強制清算)された。このまま行けばさらに10億ドル規模のショートスクイーズが発生し、さらなる上昇をもたらす可能性がある」と指摘した。

また、中国政府が膨大な流動性で市場を支えようとした場合、暗号資産(仮想通貨)市場と株式市場の高騰要因となる可能性が高いとした。

背景には、中国当局が低迷する中国株式市場を下支えしオンショア株式を買い入れるため、最大2兆元(約40兆円)の救済措置を検討していることなどがある。中国の主要株指数でベンチマークのCSI300指数は5年ぶり安値に沈んでおり、中国当局に危機感が募っているとされる。

29日には、香港の裁判所が経営再建中の中国不動産開発大手「中国恒大集団」に対し、清算命令を出したことが伝わった。

ビットコインETFの流入額で苦戦を強いられている大手資産運用会社インベスコが、手数料の大幅引き下げに踏み切った。インベスコのビットコインETFの信託手数料は、これまで0.39%と競合比較で最も高かった。

最初の半年間、もしくは資産運用額が50億ドルに達するまでは、手数料の割引を継続する方針だ。

5億ドルの流出超過へ

一方、資産運用会社CoinSharesの週次レポートによれば、先週の上場投資商品(ETP)への資金フローは、5億ドルに上る大幅な流出超過に転じた。

coinshares

特にグレースケールの投資信託「ビットコイントラスト(GBTC)」からは、純資産価値(NAV)に対するディスカウントで購入した投資家の利益確定行動が見られる。

coinshares

ただし、先週のグレースケールへの流出額は総額22億ドルに達した一方、今週にかけて1日あたりの流出ペースは鈍化しており、グレースケール起点の売り圧力が落ち着き始めていることが示唆されている。

ビットコインETF特集

ビットコインETFの仕組み、基本から徹底解説 ブラックロックが仕掛けるビットコインETF、投資家必見のポイント
ビットコインETF上場承認後のBTC価格はどう変わる? 米投資会社の資金流入予測 ビットコイン半減期とは?市場価格への影響と注意点
初心者が学ぶべきトレード知識まとめ CoinPostアプリで個人投資家に優位性を

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
05/20 月曜日
17:07
コインチェック、ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表
コインチェックは20日、「Coincheck IEO」において、暗号資産(仮想通貨)ブリリアンクリプトトークン(BRIL)のIEO予定を発表した。本IEOは国内における6例目で、上場企業100%子会社による初のIEO。
16:39
仮想通貨企業の資金調達、2024年第1四半期に急増=レポート
大手投資データプロバイダー「PitchBook」は、2024年第1四半期の仮想通貨市場レポートを発表。ビットコインETFの承認を背景にスタートアップ企業が518件の取引で総額3,741億円の資金調達に成功したことが明らかになった。
14:03
米国の経済制裁対象国ベネズエラ、仮想通貨マイニングファームへの電力供給停止へ
ベネズエラ政府は、電力需要への影響を避けるため国内すべての仮想通貨マイニングファームを電力システムから切り離すと発表した。
11:46
ビットコインの週末相場は高止まり、オンチェーンデータは「利確フェーズ」の終焉を示唆
FRBの利下げ期待を背景にNYダウが史上初の4万ドルに達するなど米国株指数が好調に推移する中、オンチェーンアナリストはSOPR指標を分析。2ヶ月間の利確フェーズが終わりつつあることを指摘した。
11:19
仮想通貨ウォレットのファントム、米国のApple Storeユーティリティランキング3位に浮上
ソラナ基盤の代表的な仮想通貨ウォレットとして普及した「Phantom Wallet (ファントムウォレット)」(現在はマルチチェーン対応)が、米Apple Storeのユーティリティ・アプリで3位にランクインした。
05/19 日曜日
12:00
ビットトレードのビットコイン・ピザ・デー記念キャンペーン シバイヌなどが当たるチャンス
暗号資産(仮想通貨)取引所ビットトレードの特別企画。ビットコイン・ピザ・デーを記念して、シバイヌ(SHIB)やドージコイン(DOGE)も含む豪華景品が当たるラッキールーレットキャンペーンが開催される。2024年5月20日から24日までの期間限定。
11:30
オプション市場では6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中、翌週の展望は?|bitbankアナリスト寄稿
CPI発表後のテクニカル分析や6.5万ドルと7万ドルストライクに建玉集中するオプション市場を踏まえ、bitbankのアナリスト長谷川氏がビットコインチャートを図解。今週の暗号資産(仮想通貨)相場考察と翌週の展望を探る。
11:00
週刊ニュース|金持ち父さん著者キヨサキ氏のBTC投資推奨に高い関心
今週は、金持ち父さん著者ロバート・キヨサキ氏による仮想通貨ビットコイン・金・銀投資の推奨、ジャック・ドーシー氏のビットコインについての発言、GameStop株やミームコインの暴騰に関するニュースが最も関心を集めた。
05/18 土曜日
21:00
Clearpool Prime、アバランチでデビュー RWA対応のプライベート・クレジット市場
Clearpool Primeがアバランチでローンチし、RWA分野に新たな進展。機関投資家向けに安全かつ効率的な取引環境を提供するプライベート・クレジット市場。
17:20
バイナンス上場銘柄の80%が価値低下、ミームコインは異例の上昇 過去6か月の分析
31トークン分析が示す課題 暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンス(グローバル版)で、過去6か月に新規上場したトークンの80%以上が、その後に価値を落としていることがわかった。ミ…
13:00
米国のビットコイン現物ETFへの5月の流入額、4月の流出上回る
ブルームバーグのETFアナリストは、5月に入ってからの米国ビットコイン現物ETFへの流入は、4月の流出を埋め合わせたと指摘した。
11:10
米下院、SECの仮想通貨規制役割明確化の「FIT21法案」を採決へ
米国下院は、仮想通貨に対する規制を明確化し、CFTCに追加権限を与える「21世紀のための金融イノベーション・テクノロジー法」の採決を行う。
10:15
米コインベース、「来週イーサリアム現物ETF承認確率は30~40%」
米仮想通貨取引所コインベースはイーサリアムの今後を予測するレポートを発表した。ETH現物ETFが承認される時期などについて分析している。
08:50
仮想通貨取引所クラーケン、欧州でUSDT非対応を検討
テザーCEOは最近、MiCA規制を批判し、仮想通貨USDTで規制を受けるつもりはないと述べた。この姿勢が、欧州で事業を行っているクラーケンが、それらの通貨ペアの提供を停止する理由と見られる。
08:00
「仮想通貨上昇の鍵はマクロ経済」コインベース分析
仮想通貨相場上昇の鍵は今もマクロ経済であるとコインベースは分析。他にも、イーサリアム現物ETFの審査など規制動向も注視すべきだとした。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア