はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 学習-運用
CoinPostで今最も読まれています

仮想通貨相場に今何が起きている?ビットコイン先物のSQ日も迫る緊迫した状況に|仮想通貨市況

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨市場
ビットコイン価格は、昨日73万円から今朝の安値63万9000円と5%以上価格が急落、直近まで落ち着きを一時取り戻していた相場も再度下落に傾いた。その様な中でショートポジションは再度上昇傾向にあり、CboeのSQ日時も控えている。

仮想通貨市場

Bitfinex上で、ETHの大量ポジション・約110億のBTCが空売り仕掛け、Cboeのビットコイン先物満期

ビットコインの値動き

ビットコイン価格は、昨日73万円から今朝の安値63万9000円と5%以上価格が急落、直近まで落ち着きを一時取り戻していた相場も再度下落に傾きました。

出典:TradingView

ビットコインの値動きで注目されるUSD価格にて、重要ライン6000ドル抜けこそしていないものの、6203ドルの安値をつけるなど緊張感が高まる相場が続いています。

出典:TradingView

取引所Bitfinexのロングとショート比率でみると再度今年最高となる40,000BTC目前までショートポジションが再上昇しています。

40,000BTC付近まで浮上したのは、直近で3度ありますが、1万BTC以上のショートポジションが増加は2度となり、それは1度目が8月2日、2度目が9月1日となります。

上記のチャートの青線のラインとなりますが。1度目の8月2日から増加したショートポジション23000BTCのうち、急激に低下する8月23日(青丸付近)までにショートポジションは約14000BTC増加しており、その23日より低い価格でとられたポジションは必然と含み損となっていたことがわかります。

その後さらに価格を上昇させたビットコインの値動きに伴い、ショートポジションの解消、ポジションを解消して決済するためにBTCを買う、つまり買い戻しの影響でさらに価格を伸ばした可能性があります。

では、現在の状況に移りますが、現在のショートポジションの積み上げが始まったのが9月1日、その当時の価格は約80万円となります。

その後価格が大きく下落に傾いたので、70万円付近でビットコインが推移していますが、それまでに積み上がった15000BTCのほぼすべてが含み益の状況で残っていることになり、ポジションの解約による買い戻しの期待より、単純に下目線の人が多い状況下にあると言えます。

懸念点は取引高減少の中でのボラティリティ低下

価格の値動きに重要とされる出来高の推移ですが、下落相場が続き、時間を経過するにつれて減少の一途を辿っており、CoinMarketCapのデータでは、すでに30億USD前半まで落ち込んでいます。

昨年末、相場が最も盛り上がっていた当時234億USDまで伸びていた出来高は、すでに最高値から88%も落ち込んでいます。

ビットコインが最高価格から68%の下落となっている以上に、出来高の減少速度が著しい現状があります。

また価格変動率となるボラティリティのインデックスを提供するbuybitcoinworldwide.comのデータでは、年初来最低となる6月10日の2.45%に0.17%に迫る2.62%まで再度減少傾向が見受けられています。

出典:buybitcoinworldwide.com

好材料はマイニングハッシュレートの増加

ビットコインの値動きはBTCの値動きに反して年初から継続した上昇傾向にあります。

出典:www.blockchain.com

この勢いは未だ衰えず、すでに4ヶ月前の水準から2倍まで増加しています。

マイニングのハッシュレートの増加傾向には、ネットワークセキュリティが強化される利点のほか、未だ下落期にある中でもマイニングプールの損益分岐点に大きな影響が出ていないことが確認できる一つの指標とも言えるでしょう。

なお、以前大手マイニングプールF2プールCEOが発表したマイニング損益分岐ラインの公表ですが、最も注目すべきAntminerS9とAntminerT9の基準価格はS9が30262元(4,403USD)、T9が36792元(5,353USD)となっています。

注目のCboeSQ日時が間近

目先の値動きに大きな注目が集まっている中で、日本時間9/20 4時45分に、米国Cboeのビットコイン先物契約は満期 を迎えます。

これは、先物を利用してはいない投資家も注目すべき日程となっており、限月:SQ日が近付くにつれて、機関投資家などによる「ポジション解消の大量売買」が行われることで、仮想通貨市場が大きく動く可能性があるため、注意が必要となります。

過去の影響や注目日程については下記の記事で紹介していますので、ご参照ください。

CoinPostの関連記事

仮想通貨市場に影響を及ぼす「重要ファンダ」一覧表|ビットコイン、リップルなど【3/7更新】
ビットコイン(BTC)やリップル(XRP)など、仮想通貨市場に影響を与え得る重要ファンダ一覧はこちら。あらかじめイベントをチェックしておくことで、トレードの投資判断に役立てることができる。

仮想通貨(ブロックチェーン)関連株

仮想通貨(ブロックチェーン)関連銘柄

不適切会計処理(粉飾決算)の疑いで第三者委員会設置したことで、株主総会を延期したDLE(3686)が、19.23%のストップ安。

同社は今年5月、ブロックチェーン技術による分散型エンタテインメント・エコシステムを開発するBlockPunk Pte.と資本業務提携したことで、仮想通貨(ブロックチェーン)関連株としても注目されていました。

有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。

CoinPostの関連記事

仮想通貨(ブロックチェーン)本命銘柄|関連株の最新情報まとめ
株式市場の仮想通貨(ブロックチェーン)の関連株一覧です。仮想通貨(暗号通貨)の将来性と市場の盛り上がりに伴い、時価総額(株価)の大幅上昇を期待できる本命銘柄と最新のポイント解説をまとめています。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
15:09
スイ(Sui)関連銘柄DEEP・WAL、グレースケール投資信託に初採用
グレースケールが仮想通貨Sui(スイ)エコシステム初の投資信託を発表。DeepBookとWalrusの2プロジェクトへの投資機会を機関投資家に提供開始。
14:30
マイケル・セイラー、アルトコイン財務企業隆盛でもBTCへ一点集中貫く、その理由とは
米ストラテジー社のマイケル・セイラー会長がアルトコイン財務企業の台頭にも関わらず、ビットコイン一点集中を貫く理由を解説する。
13:50
最新版ビットコイン価格予測モデル、6年以内1000万ドル到達の可能性75%
経済学者ラッド氏の最新研究により、仮想通貨ビットコインが2036年までに481万ドルを超える確率が75%と判明。供給制約と需要増加が価格急騰要因。
11:55
パンテラ、仮想通貨トレジャリー企業に440億円規模を投資
パンテラキャピタルが仮想通貨をバランスシートに蓄積するトレジャリー企業に440億円超を投資。イーサリアムを保有するビットマインを具体例として価値創造を解説している。
11:30
米上場コスモスヘルス、仮想通貨トレジャリー戦略で初回100万ドルETH購入を実行
多角的ヘルスケア企業コスモスヘルスが、最大3億ドルの資金調達により仮想通貨イーサリアムの購入を開始。長期株主価値向上を目指す。
10:35
イーサリアム現物ETF、初めて1日の純流入額が10億ドル超え
仮想通貨イーサリアムの現物ETFは11日、2024年7月23日の上場以来、初めて1日の純流入額が10億ドルを超えた。有識者がイーサリアムの需要の高まりの要因を分析している。
10:15
コインベース、ステーブルコイン基金を6年ぶりに再開 AaveなどDeFiに資金提供へ
仮想通貨取引所コインベースが約6年ぶりにステーブルコイン基金を再開した。AaveやMorphoなどDeFiプロトコルの流動性向上を目指し、資金提供を行う。
07:35
サークル、ステーブルコイン特化のL1チェーン「Arc」をローンチへ
ステーブルコインUSDCを発行するサークルは、独自のL1ブロックチェーン「Arc」を発表。ローンチに向けたスケジュールや機能などに加え、同日に25年2Qの決算も発表している。
07:20
決済大手ストライプ、ステーブルコイン特化ブロックチェーン「テンポ」を開発=報道
決済大手ストライプが独自ブロックチェーン「テンポ」を開発中。ブリッジ買収に続くステーブルコイン戦略の一環で、サークルの「アーク」チェーンと競合激化。
06:30
米SEC、リップル訴訟を正式終了 仮想通貨規制策定に注力へ
米SECがリップルとの5年間の法廷闘争を正式終了。パース委員とアトキンス委員長が仮想通貨業界向けの明確な規制フレームワーク策定に注力すると発表。
06:00
ビットマイン、100万ETH保有突破 245億ドル株式発行枠に拡大
イーサリアム財務企業ビットマインが株式発行枠を245億ドルに拡大。120万枚のETH保有で業界首位に。
05:35
著名投資家ピーター・ティールが「イーサジラ」株式の7.5%取得、株価3倍高騰
著名投資家ピーター・ティール氏がバイオテック企業から仮想通貨イーサリアムトレジャリーに転換した「イーサジラ」の株主となり、株価が1日で3倍急騰。同社は82186ETHを保有。
08/12 火曜日
20:03
米ウォーレン議員、仮想通貨規制強化を求めトランプ政権の影響に懸念
米民主党のエリザベス・ウォーレン上院議員は米国には強力な仮想通貨規制が必要であると主張し、共和党主導の規制は業界への便宜供与であるだけでなく、トランプ大統領の腐敗を助長すると警告した。
17:54
ビットフライヤー、イーサリアムのステーキングサービスを開始
仮想通貨取引所ビットフライヤーがイーサリアム(ETH)ステーキングサービスを開始。年利2.03%で毎週報酬付与、資産ロック不要でいつでも売却・送付可能となっている。
17:00
「Web3決済の社会実装へ」UPCXのCEOが語る実用化戦略|WebXスポンサーインタビュー
大規模カンファレンス「WebX 2025」のタイトルスポンサーとしてブース出展を決めた、UPCX中野誠CEOの独占インタビュー。2016年からブロックチェーン開発に従事し、日本の暗号資産取引所への上場を実現。WebX 2025での展示内容や決済分野でのWeb3実装について聞く。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧