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米SECパース委員「ビットコイン現物ETFの現物償還に実現の見込み」

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

仮想通貨ETFの現物償還に見通しか

米証券取引委員会(SEC)のへスター・パース委員は25日、ビットコイン(BTC)など暗号資産(仮想通貨)ETFの現物による設定・償還が実現する見込みがあると話した。

ビットコイン政策研究所のパネルディスカッションでの発言だ。パース氏は、次のように述べている。

SECは現物償還に関する申請書類を審査しているところだ。

それは確かに、いずれ実現する見込みだと思う。私の立場から先に判断を示すことはできないが、多くの関心が寄せられているのは確かだ。

現物による設定・償還とは、ETF株式を現金ではなくビットコインやイーサリアム(ETH)などの原資産と直接交換することだ。この方式により、ETFの価格と原資産価格の乖離を最小限に抑えることができると見込まれる。

ビットコイン現物ETFとは

実際にビットコインを購入し、そのビットコインを基にした信託(ETF)を株式市場で取引するもの。投資家は直接ビットコインを購入することなく、その価値に投資することが可能になる。さらにはデジタル通貨市場の成熟と認知度の向上が期待される。

米ナスダックはブラックロックに代わり1月、ビットコイン現物ETFを現物で設定・償還できるようにするため、修正規則申請書(Form 19b-4)を提出していた。ウィズダムツリーやヴァンエックも同様の申請を行っている。

その後4月、ブラックロックとSECは現物償還方式への移行について協議を行った。また、SECは今月2日にはウィズダムツリーのビットコイン現物ETFによる現物設定・償還を可能にするルール変更について21日間の意見募集を開始した。

関連:SECとブラックロック、ビットコイン・イーサリアムETFの現物償還方式移行を協議

慎重に判断を進めている格好だが、パース氏の発言からは、実現可能性が高まっていることが示された。

ブルームバーグのETFアナリストであるジェームズ・セイファート氏は以前、もしルールが改訂されたとしても、個人投資家が現物による償還や新規設定を行えるようになるわけではなく、権限を与えられた参加者のみが行えると指摘している。

したがって、個人投資家にとってはそれほど大きな影響はないとしている。ただ、手順や関係者を減らすことができるため、取引がさらに効率的に行われるようになると続けた。

仮想通貨ETF関連では、アルトコイン現物ETFの申請も活発だ。25日にはインベスコとギャラクシー・デジタルがSECにソラナ(SOL)ETFの登録申請書を提出。ヴァンエック、ビットワイズ、21シェアーズに続く動きだ。

セイファート氏は21日、ソラナやXRPの現物ETFについて、承認される確率を95%に引き上げている。

また、ブルームバーグの別のETFアナリストであるエリック・バルチュナス氏は、ソラナ現物ETFが2~4か月以内に承認される可能性が高まっていると意見した。

関連:米国アルトコインETFの審査状況一覧 ソラナやXRP・ドージなど

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