はじめての仮想通貨
TOP 新着一覧 チャート 取引所 WebX
CoinPostで今最も読まれています

ビットコイン100万円幅急落、yETH流出事故で大規模清算|仮想NISHI 仮想通貨アナリストが相場分析

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

*本レポートは、X-Bankクリプトアナリストである仮想NISHI(@Nishi8maru)氏が、CoinPostに寄稿した記事です。

クリプト市場マーケットレポート(12/2日AM10時執筆)

ビットコイン(BTC)は軟調な推移が続いている。1日には一時8万5,000ドルを割り込み、日本円ベースでも24時間比で100万円超の下落となった。

背景には、イーサリアムが「フサカ・アップデート」を目前に控えロングポジションが積み上がる一方、主要DeFiプロトコルであるYearn FinanceでyETHの流出事故が発生し、ロングポジションの清算が連鎖したことがある。これに加え、世界最大のビットコイントレジャリー企業であるストラテジー社がビットコイン売却に関する条件を公表したことも、下落圧力を強める要因となった。

関連:ハッキング被害から3.7億円相当回収、ヤーン・ファイナンス

関連:mNAV1倍割れでも「最後の手段」に、ストラテジーがビットコイン清算条件を明示

12月1~2日相場状況

デリバティブ市場におけるアクティブOI(未決済建玉)は急落に伴い減少しており、ファンディングレートもマイナス水準を示す取引所が散見される。ロングポジションの大規模な清算を受け、アクティブなショートポジション比率が相対的に上昇している状況である(下画像赤枠)。

また、先物価格が現物価格を下回る「バックワーデーション」が広がり、短期的には売られすぎの状態にあることが確認できる(下画像赤枠)。

オプション市場に目を向けると、8万5,000ドルおよび8万ドルのプットポジションが下値のサポートとなっている一方、10万ドルのコールポジションが最大建玉となっている。市場参加者の中心的な見立ては、当面のレンジ相場での推移であると読み取れる。

現状分析

足元では、ロングポジションの大規模清算によってショートポジションが積み上がった反動から、「ショートカバー」を契機とする一時的な反発が生じる可能性がある。

しかし、全体的なトレンドを俯瞰すると、ビットコインは10月中旬以降の下落基調から脱しきれていない。11月下旬の反発局面も結果的には一時的なものであり、下落トレンドの途上で見られる小反発、いわゆる「デッド・キャット・バウンス」に該当する可能性が高まっている。

3日にはイーサリアムの「フサカ・アップデート」、10日にはFOMCが控えており、利下げ観測も材料となっているものの、12月後半から米国市場がクリスマス休暇に入ることに加え、ストラテジー社の指数除外が1月15日に予定されているとの報道もあり、時間的リスクは依然として残っている。これらを踏まえると、当面はレンジでの展開が続く可能性が高いとみられる。

関連:ビットコイン8.5万ドル割れ、個人買い増しとクジラ失速が鮮明に=アナリスト指摘

  • 12/2日 米ISM製造業景気指数
  • 12/3日 イーサリアム・フサカアップデート
  • 12/5日 米雇用統計
  • 12/10日 FOMC

関連:強気相場はいつまで続く?仮想通貨のトップアナリスト3人が価格予想|WebX2025

過去に掲載したマーケットレポート一覧はこちら

寄稿者:仮想NISHI仮想NISHI
X-Bankクリプトアナリスト。BTC Status Alert制作協力者、DECOCHARTの企画・監修者としても、日本の業界に必要な投資関連情報の配信に携わっている。
CoinPost App DL
厳選・注目記事
注目・速報 市況・解説 動画解説 新着一覧
02/07 土曜日
14:02
ロシア最大手銀スベルバンク、仮想通貨担保ローンの本格展開へ
ロシア最大手銀行スベルバンクが仮想通貨担保ローンの本格展開に向けて準備を進めている。企業顧客からの強い関心を受けて中央銀行と規制整備に取り組む方針だ。
13:10
ビットコイン現物ETFの取引高、市場急落の中1.5兆円超えに 過去最高を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が日次取引高で過去最高を記録した。ビットコイン価格下落の中、一週間で1080億円が純流出している。
11:35
トランプ政権、ステーブルコイン利回り問題で銀行・仮想通貨業界の協議を11日に再開予定か
米ホワイトハウスは11日、仮想通貨市場構造法案をめぐるステーブルコイン利回り問題について、銀行業界と仮想通貨業界の協議を再開する予定だ。今回は銀行代表も直接参加し、数カ月にわたる対立の解消を目指す。
10:52
「ビットコイン蓄積戦略に変更なし」メタプラネット表明 BTC価格下落の中
メタプラネットCEOが、仮想通貨ビットコイン価格下落の中でも積み増し戦略に変更なしと表明した。現時点で含み損の状態だが、目標に向け計画を推進していく。
09:50
ポリマーケットが「POLY」商標を米国で出願、トークン発行を準備か
予測市場大手ポリマーケットを運営するブロックラタイズが米国特許商標庁に「POLY」と「$POLY」の商標を出願した。同社は昨年10月にネイティブトークンとエアドロップの計画を表明しており、トークン発行に向けた準備を進めている模様。
08:20
ストラテジー社CEO、「ビットコインが8000ドルを5年以上維持しない限り債務に問題なし」
ストラテジー社は、2025年4Qの収支報告会を開催。同社のCEOは、仮想通貨ビットコインの価格が8,000ドルまで下落し、5年〜6年の間その水準で推移し続けない限り転換社債の返済に問題は起きないと説明した。
07:50
仮想通貨銀行と地域銀行が対立、米FRB簡易版マスター口座提案めぐり
米連邦準備制度が提案した簡易版マスター口座に対し、仮想通貨銀行と地域銀行から約30件のコメントが提出され、非伝統的金融機関の決済システムへのアクセスをめぐり意見が対立した。
07:20
中国人民銀行、仮想通貨規制を強化 RWAトークン化と人民元建てステーブルコインを明確に禁止
中国人民銀行は8つの政府機関と共同で仮想通貨関連活動の取り締まり強化を発表し、RWAトークン化と人民元建てステーブルコインの発行を明確に禁止した。
06:30
バイナンス、SAFUファンドで3600BTCを購入完了
世界最大の仮想通貨取引所バイナンスがユーザー保護基金SAFUで2.5億ドル相当の3600ビットコインを購入し、1月30日の発表から30日以内の転換完了を目指している。
06:10
ビッサム、イベント報酬で62万BTCを誤送金 ビットコイン価格が一時5.5万ドルまで急落
韓国の仮想通貨取引所ビッサムがイベント報酬で62万ビットコインを誤って配布し、一時的な価格急落を引き起こしたが、35分以内に取引を停止し99%以上のBTCを回収した。
05:45
ビットワイズ、仮想通貨市場の底打ち時期を分析 6つの下落要因とは
ビットワイズのマット・ホーガン最高投資責任者は、ビットコインが最高値から54%下落した現状について6つの要因を分析し市場底打ちの可能性と回復の条件について見解を披露した。
02/06 金曜日
16:49
ReWallet(リウォレット)とは?暗号資産ウォレット復旧サービスの全貌を解説
ReWalletは暗号資産ウォレットの復旧に特化したスイス企業。パスワード紛失やシードフレーズ破損など幅広いケースに対応し、成功報酬型で初期費用は無料。サービス内容や対応ウォレット、料金体系を解説。
14:22
バージニア州、ビットコイン準備基金法案が上院委通過
米バージニア州で仮想通貨準備基金法案SB557が上院委員会を通過。時価総額5,000億ドル以上の仮想通貨投資を認可。テキサス州など3州が既に法制化、全米の多数の州で検討中。
13:30
「コピペEVMチェーンは不要」、ヴィタリックが安易なL2乱立に苦言
イーサリアム共同創設者ヴィタリック・ブテリン氏が、安易なEVM互換チェーンの量産を強く批判した。「コピペEVMチェーンは不要」と述べ、プライバシーやアプリ特化の効率性など真の価値を持つL2開発の必要性を強調した。
13:05
米CFTC、政治予測市場の禁止提案を撤回 スポーツ賭博についての議論は続く
米CFTCが政治関連予測市場の禁止提案を撤回し新規則策定の意向を示した。一方でネバダ州がコインベースを提訴するなどスポーツ賭博規制で議論が続いている。最新動向を解説。
通貨データ
グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
重要指標
一覧
新着指標
一覧