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著名投資家レイ・ダリオ、「ビットコインは中央銀行に大規模保有される可能性低い」と指摘

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

透明性と技術リスクを懸念

著名ヘッジファンド、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者のレイ・ダリオ氏は20日公開のポッドキャストに出演し、ビットコイン(BTC)が中央銀行の準備資産として広く保有される可能性は低いとの見解を示した。

ダリオ氏はビットコインが供給量の限定性から価値の保存手段として認識されつつあることを認めた。その上で、「ビットコインは供給量が限られており、通貨や価値の保存手段として認識されているが、中央銀行をはじめ多くの機関に大規模保有される可能性は低い」と述べ、透明性や技術的リスクといった構造的な課題を指摘した。

ダリオ氏が指摘する主要な懸念点は、ビットコインの透明性にある。金とは異なり、ビットコインの取引は全て公開ブロックチェーン上に記録され、追跡可能となっている。「政府は取引内容を監視でき、取引に介入することも可能だ」とダリオ氏は説明。

「金は政府が干渉やコントロールができないが、ビットコインにはそれが当てはまらない」と述べた。さらに、将来的にビットコインが「破られたり、コントロールされたりする可能性」といった技術的リスクにも言及した。

個人投資家レベルでは一定評価も

ダリオ氏のビットコイン観を理解する上で重要なのは、「ビットコインに否定的」ではなく「法定通貨に弱気」という立場だ。

今回も「私は法定通貨に弱気だ」と明言し、米英仏中など多くの国が過剰債務を生み出していると指摘した。この文脈で金やビットコインを代替資産として推奨している。

ダリオ氏は個人投資家に対してポートフォリオの5%から15%を金またはビットコインに配分するよう推奨している。今回のポッドキャストでも「自分も少量のビットコインを保有している」と明かした。

しかし、中央銀行レベルでの大規模保有については否定的だ。この使い分けの背景には、個人の分散投資と国家準備資産に求められる要件の違いがある。

中央銀行には国際決済機能や他国からの監視・干渉を受けないことが重要となるため、取引の透明性が高いビットコインは適さないとの判断だ。

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