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ビットコイン3万ドルの節目で膠着状態、ユニークアドレス数は過去最高水準に

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

マクロ経済と金融市場

前週末17日の米NY株式市場では、ダウ平均株価は前日比76ドル(0.22%)高、ナスダック指数は131ポイント(0.93%)高で取引を終えた。

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仮想通貨市況

暗号資産(仮想通貨)市場では、ビットコイン価格は前日比0.55%安の1BTC=30,148ドルで推移する。

BTC/USD日足

米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えていることもあり、様子見基調となりつつあるか。ビットコインETF(上場投資信託)が承認されない限り、主要レジスタンスライン(上値抵抗線)の約32,000ドルをブレイクする決定打に欠ける印象は否めない。

The Blockのデータダッシュボードによると、ビットコインネットワーク上のユニークアドレス数は年初来最高値を記録するなど活性化は確認できる。 新規に作成されたウォレットアドレスの週平均は、4月8日の49万9,000件を上回り、21年5月以来の高水準となる50万台に達した。

Theblock

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規制当局の反応

ゲンスラー米SEC(証券取引委員会)委員長は17日、ワシントンDCのナショナル記者クラブ主催のイベントで、XRP訴訟をめぐる地裁判決について初めて公にコメントし、遺憾の意を表明した。

SECは20年12月、「未登録有価証券」の販売を行なったとしてリップル社を証券法違反で提訴していた。これに対し米国の地方裁判所は、2年半の歳月をかけたやり取りを経て、XRPの小売販売は有価証券にはあたらない(投資契約を構成しない)との略式判決を下し、リップル社の部分勝訴を認めた。

関連:「仮想通貨XRP自体は有価証券ではない」米地裁、裁判で判決下す

一方で、特定書面による契約に基づいて機関投資家に直接販売された場合、XRPは有価証券であるとの認識も示している。

関連:上場投資信託「ビットコインETF」とは|ブラックロックの申請が注目される理由

関連:1年を切った次回ビットコイン半減期へのカウントダウン、市場動向と専門家の予測は?

一部アナリストらは、米SEC(証券取引委員会)から提訴された最大手暗号資産(仮想通貨)取引所のバイナンスが、雇用する社員の最大1/3に及ぶレイオフを検討しているとウォール・ストリート・ジャーナルが報じたことで、財務健全性に対する不安が高まりつつあると指摘した。

現在の市場環境および規制環境の影響に伴う営業利益率の低下を理由に、社員の福利厚生についても6月19日から削減するとしている。

バイナンスのネイティブトークンであるBNBについては、無期限先物取引のOI(未決済建玉)が過去最高値に達した。

Funding Rate(資金調達率)が大幅マイナスになっていることを受け、米司法省(DOJ)などを巡る悪材料を懸念する声も挙がった。

今年5月のブルームバーグの報道によれば、バイナンスはマネーロンダリング防止(AML)違反やロシア制裁違反などの疑いで米司法省(DOJ)の捜査対象となっている。

しかし、この点についてUdi Wertheimer氏は、「バイナンスIEOローンチパッド Arkham(ARKM)のトークンセールの影響であり、BNBアンロック後に解消される可能性がある」と指摘した。トークンセールの購入可能枚数は開催期間中のBNB平均保有量に依存するため、BNBの大口保有者は永久先物取引のショートで価格変動をヘッジしているとの見解を示した。

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